クラブチームで何もしない保護者。お客様じゃないでしょ!と思うとイライラしてしまう……
中学生になると学校で部活に入ることがありますが、それ以外にクラブチームに入って活動する子も少なくありません。クラブチームの活動は部活動と違い、親のサポートを必要とする場面が多くなることもあり、みんなで協力し合うことは必要不可欠。しかしその一方で、あまり協力しない保護者がいるのも事実です。そうなると困ってしまうどころか、イライラの原因にもなってきますよね? 今回ママスタコミュニティに相談をくれたあるママも、そんな悩みを抱える1人のようです。
『中学の硬式野球のクラブチーム(ボーイズ)に入っています。大会でお母さんは、スコアやアナウンスや本部の運営などやることが多いです。急にやれと言われてもできないから、練習試合で練習したりするけれど、「私は何もできないから」と言って、本当に何もしないお母さんがいる。お茶やコーヒーをいれることもしない。他のママたちは優しいから、その人の文句なんて誰も言わない。「できる人がやればいいから徐々に覚えていってね」と言うけれど、先輩たちがいなくなったら自分たちがしなければならない。私だってわからないなりに勉強している。何もしないで、お客様状態の同級生のお母さんにイライラしてしまいます』
投稿者さんのお子さんは硬式野球のクラブチームに入っており、保護者である投稿者さんも積極的に活動に参加しているようですね。投稿の内容から、試合に集中できるようサポートをしたり、練習試合の準備や進行を担ったり、チームのために日々頑張っていることがよくわかります。しかし保護者の中には全く協力しない人もいるようで、チーム内の保護者に不公平さがあるのは否めません。また、そんな投稿者さんの心情にように共感する意見も少なくありませんでした。
少しは努力をしてほしい。これがママたちの本音
『何もしないのは、なしかな~。自分がやれることをやるようにするけれど』
『入ったなら最低限協力は必要。みんなやりたくてやっているわけじゃないよね』
まずママたちから寄せられたのは、「何もしないのはいけない」「最低限協力は必要」といった意見。相手の保護者の、初めてのことばかりで不安に思う気持ちはわからなくもありません。しかしクラブチームに入る以上、そういった活動があるのは知っていたはずですよね? 今後自分たちの代が先輩ママから受け継いだときのことを考えると、できないながらも今のうちに学んでおいたほうが後々助かることが多そうです。たとえできる範囲に限りがあったとしても、投稿者さんはその保護者に「協力しようとする姿勢」を見せてもらいたかったのかもしれませんね。
協力ができないならばクラブチームをやめるべき!厳しい意見も
『協力ができないなら、親の出番が多いクラブチームは入るべきじゃないよね。普通は空気を読むけれど、稀に図々しい人がいるから困る』
『やらなきゃいけないチームに入ったなら、やるしかないよね。私はそういうのが苦手だから、親の負担のないところを探した。選択できるのにね』
『ハッキリ言って親が頑張れないなら、負担の軽い学校の部活にするべき。他の親はできなくても何とか覚えようと頑張ってやっているのに、そんな姿勢すら見せないなんて。たぶん投稿者さんだけじゃなくて、他の保護者も思ってると思うよ。口に出さないだけ』
なかには「もし協力ができないのであればチームを辞めるべき!」というさらに厳しい意見もでてきました。実は筆者も同じように、活動に消極的協な人がグループ内にいて悩んだ経験がありました。筆者の場合は保護者会でした。最初のうちは「仕方がない」と話していた保護者たちも、その人の姿勢を見るごとに意見がだんだんと厳しくなっていき、最終的に会長から注意してもらったものの、保護者会の雰囲気はあまり良いものでなく終わってしまいました。
投稿者さんのチーム内の保護者は「できる人がやればいい」と考えているようですが、なにかの拍子にこのような距離感ができてしまわないために、相手の保護者の心情を想像しつつ今後の対策を考えていきましょう。
なぜそのママは何もしないのだろう?
『「何をしたらいいかわからない」「覚えようという気がない」「コーヒーを入れるなんて各自でやれよ」と思っている。これのどれかじゃない? 私に置き換えてみたイメージだけれど(笑)』
相手の保護者が何も協力しないのは、技術的な面で何もできないのではなく、気持ちのうえで理由があるからなのかもしれません。もしかしたらチーム内のママたちが全てやってくれるので、それに甘えてしまおうという気持ちがあるのではないでしよまうか? もしくはコメントにあったように、「飲み物の準備くらい自分でできるのでは?」といった反発心があることも考えられます。甘えなのか反発なのか、それとも全く別のところに理由があるのかはわかりません。しかし投稿者さんが不満に思いだしたように、大きな問題になりそうなのも事実。ことを荒立てずに解決できそうな道を、ママたちがいくつか提案してくれました。
何もしようとしない保護者に協力してもらうには?
当番制にして強制的にやってもらう
『うちは当番とか担当を決めてやっているよ。投稿者さんのチームもそうすればいいのでは? 強制的にさせないと』
誰が何をやるのか役割をきちんと決めて、その保護者にも仕事をしてもらうよう働きかけるのはいかがでしょうか? すべての保護者に何らかの仕事を割り振ることで、平等に活動することができますし、役割を与えられた以上「できません」で逃げることもできなくなりそうです。「保護者がサポートをするのは強制ではない」との意見もあるのでしょうけれど、子どもたちがチームとして活動している以上、保護者もチームとして支えてあげる。そんな配慮もときには必要なことなのかもしれませんね。
具体的に指示をだしてみる
『イライラするより、その都度「◯◯さん、コーヒーをいれてくれる~?」と具体的にお願いしてみたら?』
『「コーヒー出してくれますかー!」とか、とりあえず指示していくとか。スコアも「一緒にやろう」と声をかけてみるとか』
もしかしたら何もしないと思っていた相手の保護者にとって一番不安だったのは、「何をすればいいのかがわからない状況」だったのではないでしょうか? 自分が行動したことで差し出がましく思われてしまうのを不安に思っていたのならば、具体的に何をやってほしいことを伝えることで、相手の保護者も安心できるところがあるのかもしれません。不安を減らせるよう最初は簡単な作業、シンプルでわかりやすい作業から順に、徐々に覚えていってもらうのもよさそうですね。
「何もやらない保護者」という気持ちが壁を作っているのかも
『うちも「誰の野球?」と思うくらい親は忙しかった。その場に来てくれるなら、「◯◯さんこれお願いします」とやってもらったりしていたよ。やり方がわかればやってくれたりするし、仲良くなったら出てきてくれるようになったりもする』
『うまく誘導するのも、投稿者さんの役目だと思うよ。監督にコーヒをー渡すのも、お手本見せたり、なごやかに話せる関係作りをしたり』
自分たちが活動しているにもかかわらず、1人だけ何もしない保護者がいると思うと、その人とのあいだに壁ができてしまうこともあります。言葉には出さなくても態度に出てしまい、仲間に入りにくい雰囲気を作り出してしまうこともあるのですよね。もしかしたらその保護者も、そのような空気を感じて近づきづらく思っているのかもしれません。
まずはその壁を壊していくことを始めてみてはいかがでしょうか? 何もしない保護者と思ってイライラするのではなく、具体的にして欲しいことを伝えてみる。わからないことがあったときにお手本を見せてあげることも、同級生の子をもつ仲間として投稿者さんにできることだと思います。
一度大きな壁ができてしまうと、その壁を壊すのはとても大変です。「自分の役割ではない」と感じてしまうところだってあるかもしれません。しかし少なくとも投稿者さんは、現時点で苛立ちを抱えていますよね? 自分の気持ちを整えるためにも、「歩み寄り」は大切な行動のひとつだと思いますよ。
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