好き嫌いが多いうえに、食べたくないとふざける娘。「もう作りたくない」と嘆くママに寄せられたアドバイスとは
食べ物の好き嫌いは小さなお子さんあるあるの代表格なのではないでしょうか。なんでも食べてくれたらどんなにいいか……とため息をついているママもきっといますよね。今回寄せられた投稿もお子さんの好き嫌いに関するものなのですが、相談を寄せたママは心が限界のようで……。
『小学1年生の娘。好き嫌いが多すぎて、食べる前から「これ嫌い」「えー」と言い、なかなか食べてくれない。昼食を作っていたら、側に来てフライパンの中身を見ながら「おぇぇぇー」って言ってきた。「もう食べなくていい!」と片付けたら泣きながら謝ってきたけど、もう心が折れそう。料理は苦手だけど、レシピ通りきっちり量って作っているからまずくはないと思うし、旦那も義両親も上の子・下の子も美味しいって食べてくれている。もう作りたくない』
好き嫌いが多い娘さんの言動に、食事を作りたくないと思うほど追い詰められている相談者さん。娘さん以外にも家族はいるようなので、食事を作らないわけにはいかない点も苦しいところですね。現状を打破する手立てはないのでしょうか。
娘さんの言動を気にする声
ママスタコミュニティのママたちからは、娘さんの言動についてのコメントが寄せられました。
『おえーは無いわ……。そう言われて、やられて、どういう気持ちになるか、とか。ご飯のありがたみとかをしつけし直したほうがいいね』
『作ってもらっている横でそんなこと言ったら食べさせないな。食べ物を頂くってところからよく話さないとじゃない?』
『給食はちゃんと食べているの? 外でもおえーだなんて言っていたら恥ずかしいよ?』
自分の苦手な食べ物だとはいえ、嘔吐のマネをするとは少々過剰なリアクションのようにも思えます。食事を作っている相談者さんからすると、イライラしてしまうは無理もないでしょう。好き嫌いの有無とは別に、家族のためにと食事を用意している人をからかう言動は注意する必要がありそうですね。学校や友だちの家で娘さんが同じようなことをしたら、どう思われるでしょうか? 「失礼なことは言わない」と教えることも大切かもしれませんね。
無理して食べさせなくてもいいのかも
仮に食事を作ってくれる人に敬意をはらうことを娘さんに教えたとしましょう。でもそれだけで娘さんの好き嫌いが直るとは言い切れませんね。
『どこの家庭でもあるある。文句言うなら食べるな、でいいと思う。パパたちは美味しそうに食べているんだからって。投稿者さんが落ち込むことないよ。ちょっと頑張りすぎるタイプなのかなって気がするけど』
『もう割り切って、イヤがるものは食べさせない、おやつも、好きなもののお代わりももちろんナシ、ってしたらいいよ。体のことを考えたり、せっかく作ったからどうにか食べさせたいのは分かるけど、お互い疲れるだけだと思う』
『無理に食べさせなくていいよ。私も子どものとき偏食だったし少食だった。それでもちゃんと大きくなったから大丈夫』
『私も好き嫌い多かったけど、年齢上がるにつれて食べられるようになったよ。ただ小さい頃に無理に食べさせられたものはいまだに無理。イヤな思い出が蘇ってくるのか体が拒否するわ。ただのわがままで食べないのを食べるようにしつけるのは分かるけど、本人が「これだけは無理」って言うようなものは、無理に食べさせようとしないでほしい』
コメントを寄せたママのなかには、子どものころの嫌いなものを無理矢理食べさせられた記憶が今も残っていると話す人がいました。嫌いなものを怒られながら食べさせられることが、大人になってもなおトラウマとして残ることもあるようです。一方で、親ならば「いろんなものを食べさせないと……」と思う相談者さんの気持ちは痛いほど共感できますね。
しかし相談者さんと娘さん双方が苦しい思いをしている現状。このままでは2人とも食事に関わることすら苦痛になってしまう可能性があるのではないでしょうか。食事は毎日のことですから、頑張り続けているとしんどくなるときもありますよね。無理して食べさせるのではなく、「食べられそうなら食べて」「食べられないなら箸をつけずに置いておいて」と苦手なものへのハードルを下げると、お互いに少し気が楽になるかもしれません。
そのうち食べられるようになるとは言っても……
『子どもの頃、嫌いな物でも無理に食べさせられていたけど、食べているうちに普通に食べられるようになった。今でも嫌いなものはあるけど、人様の前ではイヤな顔しないで食べられるレベルだから、今では親に感謝しているよ』
『不愉快だから、いちいち嫌いだって言わなくていい。イヤなら黙って残しなさい! って注意した。大人になってもいるよね。これ嫌ぁーい! やだー! って言う人。黙っていればいいのに、ホントにイヤな気持ちになる』
苦手なものでも少しずつ口にすることで、食べられるようになる場合があるとのこと。大人になれば家族や友人だけでなく、職場の人とも食事を一緒にする機会もありますよね。その際に恥ずかしい思いをしないよう、「いつかは食べられるようになる」ということを前提にしながらも、娘さんと根気強く向き合っていく必要があるのかもしれません。
『料理させたら? 文句あるなら自分で作ればいいって言って、放置でいいよ。母親なんだからやって当たり前と思われているんだろうね』
荒療治かもしれませんが「ママの作る食事が気に入らないなら自分で作ってみて」と言ってみるのも方法の1つでしょう。作らせてみると娘さんの意外な味の好みが分かるなど、相談者さんにとってもメリットがあるかもしれません。娘さんと一緒に食事を作ってみるのもいいですね。食べ物を摂取しないと体調面に支障が出てくることも考えられます。娘さんの心が食事から離れないように、ときどき心を休めながら好き嫌いと付き合ってみてくださいね。
文・子持ち鮎 編集・Natsu イラスト・Ponko
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