まんが【第1話】前妻から「養育費を増額してほしい」と連絡が 家計が苦しいので断りたい
私は先月女の子を出産したばかりで産休中ですが、普段は介護士として地元の老人ホームで働いています。 夫はもともと同僚でしたが、最近地元の小さな印刷会社の転職し、平穏な日々を送っています。 しかし、わが家は今、ちょっとした問題を抱えているのです……。
私の夫はバツイチで前妻のもとに10歳になる男の子がいます。離婚原因は前妻の不倫でした。
7年前、前妻に浮気され、突然姿をくらまされ、挙句子どもまで連れて行かれてしまい、夫はショックですっかり鬱状態になってしまいました。 すべて投げやりになってしまい、弁護士を挟むことなく、息子さんの親権も譲り、「息子がこの先困らないように」と、当時蓄えていた貯金も全て前妻に渡して離婚したそうです。 「もうこれ以上関わり合いたくない」という前妻の希望で、養育費はなし、となりました。相手の浮気が原因なのだから、夫が親権を取れたかもしれないのに、慰謝料だって取れたかもしれないのに……しかし、そんなことを考える精神的な余裕もなかったそうです。
全てを失って抜け殻になっていた夫。そんなとき、私たちは出会って、心惹かれあい、少しずつ関係を温めて行きました。 しかし、夫と私が婚約を済ませ、結婚の準備をしていた、まさにそのとき。 突然、前妻から夫へ連絡が来たのです。 「やっぱり息子の養育費、欲しいんだけど」 情に訴えかけられた夫は、すっかり心動かされてしまいました。 そして話し合いの結果、毎月5万ずつ養育費を払うことを約束したのです。
それから月日は流れ…… 私と夫は結婚し、女の子が生まれました。 夫は最近転職したばかりで、今はまだお給料が低く、月の手取りが20万弱です。 その中から養育費を毎月養5万円を支払うのが、かなりきついです。 子どものミルク代やおむつ代もかかるのに……そのうえ私はしばらく産休・育休で収入が減ってしまうのに…… ここはひとつ、向こうと話し合って、養育費を減額してもらおう……と思っていた矢先。 あろうことか、前妻から「養育費を増額してほしい」という連絡が来たのです。
第2話へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・ちょもす 編集・横内みか