【後編】他人が気になりすぎて、つい自分と比べて疲れてしまう。どうすれば他の人と比較しなくなるの?
他人が気になって自分と比較し、自分が劣っている部分が見つかると、それだけでため息が出てしまうこともあります。人は人! と考えて気にしないのが一番いいのでしょうけれど、そう簡単なことではありませんよね。
しかし世の中には他人なんて気にならないというママもいます。他の人を気にしたり比べたりしない方法は、あるのでしょうか?
他の人を気にしたり比べたりしない方法とは
「自分はあの人にはなれない」と思ってみる
『何がどう転んでも他人と立場を入れ替えることはできない。そういう風に思っている』
自分よりも優っている人と比較をしたところで、すぐにそのような人になれるわけではありません。もちろん努力をすれば近づくことはできるのでしょうけれど、すぐに全く同じになるのは難しいですよね。自分の家族のこととなればなおさらで、「あの人の子どもは勉強ができていいな、あの人がちゃんと教育しているんだな」と思うだけでは、そうそう同じ立場にはなれません。それならばいっそのこと、「あの人にはなれない」と思う方が気持ちは楽になるのではないでしょうか。できないことを諦めて別の得意なことを見つけるのも、比較を終わらせるひとつの方法です。
相手を尊敬する
『羨ましく見える部分の裏には、他の人には見えない努力があるんだろうと素直にリスペクトしている』
自分にないものを持っている人に対しては、素直に尊敬する気持ちがあると比べることもなくなるのではないでしょうか。趣味でマラソンをしている筆者の知人は、「箱根駅伝に出るような選手と比べたら自分のタイムは遅い。でも彼らは尊敬している」と言っていました。比べる対象として見ていないので、自分が劣っていても気にならないそうです。さらに尊敬の気持ちは「その人に少しでも近づこう」という気にさせてくれるそうです。尊敬や憧れの気持ちは、ひいては自分を向上させることに繋がるのですね。
年齢も関係するかも?
『38歳。周りはどうでも良くなった。20代や30代前半は比べてしまって生きにくかったけれど、今はすごく楽』
もしかしたら年齢によっても、他人と比較をする癖はなくなるかもしれません。結婚・出産したり仕事で出世したりして、生活パターンがガラリと変わることもその要因のひとつ。また人生経験を重ねるにつれ、自分の考え方に筋が通ってくれば、比較の必要もなくなります。自然と高くなった経験値をベースにして考えられると、きっと自分に自信が持てるようになるはずです。
羨ましいと思う人の真似をする。比べるなら昨日の自分と
『ある人に対して「いいなー」と思ったときに、その人の「何」について「いい」と思ったのかを考えると感情的になりにくいかもしれないよ』
『あ~わかる、その比べてしまう気持ち。 私はその気持ちを自分の手本にしたり向上心に繋げたりしている』
「あの人はいいな。それに比べて自分はひどいな」と思ったときには、「比較」を逆手にとって、その人の何がいいところを考え、真似するのも悪くありません。簡単なところでは肌が綺麗な人がいたら、その人が使っている化粧品を使ってみたり。そういった小さなことから真似をしていくことで、「自分も憧れのあの人に近づいている」と自信を持てることもありますよ。
それでももし比較をしたくなったら、「昨日の自分」と比べることを意識してみてはどうでしょう。昨日よりも今日の自分、今日よりも明日の自分は良くなっています。つまり昨日よりも今日の自分の方が経験していることは増えているはずなので、必ず成長をしているのです。
上を見ればキリがありませんし、他人との比較によって気持ちが沈んでしまうのは悲しいことですよね。しかし他人への尊敬の気持ちを持ったり過去の自分との比較に目を向けたりすると、いずれ自分自身の成長に繋がって、嬉しい気持ちへと変わっていくのではないでしょうか。
文・こもも 編集・しらたまよ イラスト・Ponko
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