【前編】子どものころから弟のことばかり可愛がり、きょうだい差別をする実母。やっぱり息子は可愛いのだろうか……
実の親の考え方や性格にもよりますが、きょうだい同士で親から異なる扱いを受けてしまうことがあります。自身が女性で兄や弟がいる場合、特に母親の対応に多少なりとも差があると感じる人は少なくないのではないでしょうか。
『小さい頃から、母親にきょうだい(姉弟)差別をされて育ってきた。今日も里帰り出産のために上の子を連れて実家に帰ってる私は「○○(弟)が何時に帰って来るからわからないから、朝にお風呂を洗って、お湯を入れておいてあげて」と言われてビックリした。弟はこの極寒の中、1人でキャンプに行っている。仕事ならまだしも遊びだよ? 断ったら「本当に人のために何かしようという気がないよね」と母親が怒る。キャンプに行っているのが弟ではなくて私だったら、きっと何もしてくれないと思う。なんで姉と弟で差ができちゃうんだろうね。今第二子を妊娠中だけれど、もし男の子だったら平等にできるか不安になってきた』
出産予定で里帰り中という状況であっても、変わらずきょうだい差別を受けていると訴える投稿者さん。そんな母親の姿に愕然とする以上に、これから生まれてくる子どもが男の子だった場合、自分も同じようなことをしてしまうのではないかという不安に駆られてしまうそうです。
母親は何歳になっても息子が可愛いもの……
『私は兄2人の末っ子だけれど、母親はいまだにやっぱり息子の世話焼く。兄たちには夕飯の準備をするけれど、私だと自分で勝手に食べてという感じ。私が「兄にはいろいろするけれど私にはしないよねー」と言ったら、「あなたは自分でちゃんとできるけれど、男はやってあげないとしないから」と』
『たしかに母もたまに実家に顔出す私より、実家住みの弟が帰ってきた方が嬉しそうだわ』
年齢に関係なく、母親というものは、同じ子どもでも特に兄や弟の方が可愛く思えてしまうものなのでしょうか。同性だからわかりあえる分、ぶつかるとときに大事故にもなったり、口が達者だったりする娘よりずっと……。息子たちは家事ができない(だろう)、自分が世話をしないと何もできない(だろう)と思い込んで世話を焼くことで満足している人もいそうですよね。大人になると、子どもは親の手の届かないほう届かないほうへと行ってしまういっぽうで、寂しさを感じることもあるでしょう。それだけに「ダメ息子なんだから」と言いながらの世話を焼くことが、母親の楽しみの1つになっている可能性もありますね。
いやいや、娘だって可愛いよ!
男の子は手放しで可愛いという意見がある一方、「いやいやそんなことはない」とのコメントも寄せられています。
『えー! 私は娘の方が断然可愛いわ! 息子が1人目だからかもしれないけれど。下に娘が2人いるけれど姉妹のやりとりが可愛くて悶える』
『ええ! そんなことないよ! 声を大にして言える。娘はすごく可愛いよ。上の子はお年頃で生意気も言うけれど、お手伝いをしてくれるし、お喋り好き。おかげで家が賑やか。下の子はまだ小さくて、ママだーいすきとハグしてくれる! 男もいるけれど、愛情をちゃんと愛情で返してくれるのは娘だよー!』
子どもの性格にもよるのでしょうけれど、女の子はお手伝いをしてくれたり、いつもおしゃべりをしていて家の中の雰囲気をよくしてくれることもあります。筆者には男の子と女の子がいますが(今は両方高校生)、女の子の方がよく喋っていましたし、「お母さん、お母さん」と何かと頼りにしてくれたように思います。愛情表現が上手なのかなと思った時期もありましたね。ちなみに高校生になった今でも、娘は筆者に抱きついてくることもあります(笑)。
自分もわが子を差別するようになってしまったらどうしようと言うけれど……
『きょうだいで差別をしてしまうかもしれないと思えるなら大丈夫でしょ』
『投稿者さんのように気付いて、気になっているなら大丈夫だと思うよ』
下の子が生まれたら上の子と差別をしてしまうかもしれない。投稿者さんはそう思って不安に感じています。でも今のうちから「もしかしたら」と思いが届いているのであれば、そうしてしまう前に自分にストップをかけることができるのではないでしょうか。きっと、子どもたちへの接し方に細心の注意を払うことでしょう。平等に接するように意識をしていれば大丈夫、そうエールを送ってくれるママもいますね。
後編ではなぜ、親によっては子どもの性別によって接し方が変わってしまうのかについてもう少し見ていきましょう。
後編へ続く
文・川崎さちえ 編集・blackcat イラスト・Ponko
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※【後編】子どものころから弟のことばかり可愛がり、きょうだい差別をする実母。やっぱり息子は可愛いのだろうか……- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- やっぱ母親って息子の方が可愛いんだよね