【後編】旦那とセックスレス。寂しさから浮気を繰り返してしまう
「出産を機に、2年以上夫婦生活がなく、何度夫婦で話し合いをしようとしても拒絶されてしまう」という投稿がママスタコミュニティに寄せられました。夫婦間のセックスレス問題に悩む投稿者のママに対して、他のママたちから「同じ境遇です」との声が上がりました。その一方で、奥さんが旦那さんを拒否しているという話も。拒否する側のホンネはどのようなものなのでしょうか。
「私が旦那を拒否しています」そのワケは?
女性は、出産後に体調が整うまでに時間がかかったり、生まれてきた我が子のお世話をするのに精いっぱいで疲れ切っていたりすることもあります。しかしそれとは別に、相手に嫌悪感を感じてしまうこともあるようです。
『何か愛情に飢えてるって感じ……。私は逆で旦那が触ってきたりすると忙しいから! と言って私が振り払うけど、ホントに忙しいからね。相手するぐらいならスマホゆっくり見たい』
『投稿者さんとは真逆の立場なんだけど、私も浮気癖が治らないよ。産後くらいから旦那とするのが嫌になってきちゃって、それから9年近くたったけど、今では手を触れられるのさえ嫌になった。産後半年くらいに元彼と浮気してそれ以来、浮気癖が治らない。別れてはすぐ他の人と付き合って、を繰り返してる。どうすれば治るのかなぁ?』
子ども連れで何度も浮気を繰り返すその理由は?
ところで、投稿者のママには2歳になるお子さんがいます。投稿者のママは頻繁に浮気相手に会っているようですが、その間、子どもはどうしているのでしょうか。
『旦那に預けたり、託児所か子どもも一緒だったり。自分でも悪いとこだなと自覚してます。相手の人が「子どもも一緒でいい」と言ってくれたので甘えてました。子どもをとてもかわいがってくれるし、服とかおもちゃを買ってくれます。わりと優しい人ばかりだったので、つい甘えていました』
「もしかして、子どもを連れてホテルに行っているの?」と思いきや……。
『ちなみにセックスは、目的ではないんです。セックスしたのは付き合った彼一人だけなんです。むしろ、ハグされたり、大事にされたい、好きになってほしいっていう気持ちの方が大きいです』
と投稿者ママ。
『セックスが目的ではなくて、旦那より好きな人を見つけるためにしてました。でも、結局はみんなやりたいだけなんです。それが見えてしまうと気持ちも引いてしまい、違う人を探すループでした。今はコロナのため、出会い系もやめて去年の12月から一切出会っていません。今後もしないように努力します』
誰かに愛されたい、大事にされたいという気持ちが大きいようです。
「子どもの母親としては必要な存在」だからこそモヤモヤしてしまう
旦那さんは、手を触れただけでも嫌がるほど、投稿者のママのことを「女性として」見ていないようです。しかし、子どもの母親としては必要だと考えているのかもしれません。
『旦那さんが投稿者さんと一緒にいる理由はなんなんだろう。投稿者ママのことを愛してなくて、子どもや世間体だけの理由なら、投稿者ママも諦めた方がいいんじゃないだろうか。難しいけど』
夫婦間の愛情はなくなってしまっても、子どもの親としての関係は維持したい。そう思うと、なかなか離婚にも踏み切れませんよね。投稿者のママも、複雑な心境を吐露します。
『子どもが大事だから。そのためには母親も必要だし、家事する人も必要。私に対しては、家族愛はあると思います。そこに男女の仲を求めなければ家族としてはやってはいけるけど、私の感情は無視されてるから、仲良しとは思えない』
と辛い気持ちを打ち明けてくれました。
旦那さんに愛情を求めるよりも、他のことに打ち込んでみる
投稿者のママは、「旦那さんから愛されていない寂しさから、何度も浮気を繰り返してしまう」と語っていました。ひとつ気になることは「浮気相手がストーカー化して別れる」ということを繰り返していること。自分と同じような人を何度も呼び寄せてしまうことを考えると、気持ちが満たされない原因は、他にあるのかもしれませんね。この先浮気を繰り返していると、家庭崩壊の可能性があるうえに、気持ちがいつまでも満たされない可能性もあります。こんなときは恋愛関係で自分に愛情を注いでくれる人を求めるのではなく、趣味や仕事など自分が情熱を注げるものを見つける方がいいかもしれません。
『もうさ、仕事したら? 職場で出会いがあるかもしれないし。仕事で疲れれば、投稿者ママの性欲もなくなるかも。旦那に対しても興味が薄れてくるかもしれないよ。幸い、旦那さんは育児に協力的みたいだし、がっつり働いて、習い事やジムに行ったりしたら?』
家にいると、どうしても気持ちが落ち込みます。気分転換を兼ねて、趣味や習い事、または仕事を始めてみるのもよさそうです。夫婦関係を改善するように努力することは大切ですが、どうしても難しい場合は、他に熱中することを見つけてみてはいかがでしょうか。
文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ イラスト・カヲルーン