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【前編】療育が必要な甥っ子。仕事で忙しい義妹に「お金なら払うから」と世話を頼まれたけれど……?

※2020年12月時点の情報です。

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子どもが何らかの障害を抱えている、あるいは確定診断を受けているわけではない、いわゆるグレーゾーンにいる場合、親は子どものサポートに回る時間が多くなるかもしれません。でも仕事をしているとなかなか時間が取れず、そのサポートを他の人にお願いしてしまう親もいるようです。

『私には17歳、9歳、4歳の子どもがいます。真ん中の子が発達障害グレーで、週に1回療育に通級しています。通級は校内ではなく他校なので、時間に合わせて私が送迎しています。状況はとてもよく来年4月からは隔週の通級でも大丈夫だろうと言われています。下の子が幼稚園児なので、今は専業主婦です。そんな私に甥っ子(5年生)の療育のサポートをしてほしいと義妹から連絡がきました。自分たちは共働きでとてもサポートできない、私なら時間があるからできるだろう、療育にかかるお金や交通費は払うからお願いと。来年は上の子の受験もあるからそんなのは無理! と断りましたが、自分の子だけ順調ならいいのか! とご立腹。旦那からも注意してもらいましたが、わたしに直接連絡してくるので本当に迷惑です』

療育とは

療育とは、一般的に児童発達支援のことを指すようです。厚生労働省によると、児童発達支援については下記のように述べられています。

『児童発達支援は、障害のある子どもに対し、身体的・精神的機能の適正な発達を促し、日常生活及び社会生活を円滑に営めるようにするために行う、それぞれの障害の特性に応じた福祉的、心理的、教育的及び医療的な援助である』

発達障害や発達の遅れがある子どもに対して適切な支援をすることで発達を促し、日常生活を円滑に過ごすための援助を療育と呼ぶようですね。ママのお子さんも療育に通っていますが、義妹の子(甥っ子)も同じようです。その義妹が、自分たち夫婦が共働きであることを理由に、専業主婦であるママに、自分の子のサポートもまとめて見てほしいと言っているそうです。この考え方に、ママスタコミュニティのママたちも呆れています。

参考:厚生労働省「児童発達支援ガイドライン」

自分の子どもなんだから……という話だよね

『自分の子なんだから、自分で責任とれ。そういう話だね』

『自分の子どもは親が責任持てよ。人任せにするんじゃない。私も働きながら療育に行っているし、療育に行ってる親御さんの中にも、働きながら休暇をもらって親子で来てる人もいる。ママに頼む前に職場に相談しろ』

自分の子は自分で責任を持って面倒を見るべきです。仕事をしていることを理由にしていますが、職場に相談をして時間の調整をするなど、どうにか方法を探るべきでしょう。それをしないで当たり前のようにママに丸投げしようとするのは、無責任極まりないと言われても仕方ありません。

生涯、ママたち家族に面倒を見てもらおうとしている

『赤の他人に療育サポートを依頼するよりは身内の方がいい。甥っ子と私の子どもは年齢が近いから、成人後もサポートを頼む。もちろん親が亡くなったら、私の子どもが全面的にサポートする。すでに甥っ子がこれから先に困らないようにお金は貯めてあるから、なにか頼みごとがあるときは、私の子を頼るように話しているそうです。私の子どもは、多分断れないです。そういう子なので今療育をしているわけですから』

なんと義妹は今だけではなく、この先も子どもの面倒を見ないつもりでいるようです。それどころか、ママだけでなく、ママのお子さんたちにまで頼る気満々。お金は用意してあるから大丈夫という言い分ですが、そもそも自分の子どもの療育を、自分は全くタッチせずにお金で解決しようとするその姿勢に疑問を感じずにはいられません。

お金を払うからという問題ではない

『お金の問題ではないよ』

『甥の母親は、療育をなんだと思っているのかね。風邪だから病院に連れて行ってとは訳が違うし、親子で継続していくものなのに。お金を払うからなんて、考え方がおかしいとしか思えない』

義妹がお金を払ってでも解決したいのは、子どもの療育に一緒に行かなければならない自分自身の負担ですよね。仕事で忙しいのかもしれませんが、それ以前に子どもと一緒に療育に行くこと自体を面倒に感じているのではないでしょうか。お金を払えばなんでも解決できるという考えも問題でしょうし、子どもに向き合おうとしないその姿勢こそが、義妹の大きな問題点と言えそうです。

仕事で忙しい義妹から、お金を払うから自分に代わって子どもを療育に連れて行って欲しいと頼まれ続けているママ。自分の子どもの世話だけでも手一杯、それに義妹の子どもに対する接し方そのものに納得がいきません。ママスタコミュニティのママたちの中には、子どもが療育に通うならば、仕事を辞めて寄り添うべきなのではないか、そんな思いを抱くママもいます。

後編へ続く。

文・こもも 編集・blackcat

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