<息子と母の物語:エピソード1>激しい反抗期に苦悩……息子のなかにあった優しさ【後編】まんが
前回からの続き。小さいころから心が優しかった息子。私が風邪で寝込んでいると、幼いながらに一生懸命考えて看病してくれるような子でした。
ところが息子が中学生になると私は激しい反抗期に悩まされるようになりました。私の言うことなど何も聞かず「うるせーな!」と暴言を吐き、舌打ちをする始末。勉強もせず遊んでばかりで成績も急降下。しまいにはテストで赤点を取ってしまいました。
夫が諭したことで気持ちにも変化があったのか、息子は次第に勉強を頑張るようになりました。中3になってからは途中で塾を変えたり、進路に迷ったりと一緒に悩みました。高校合格の知らせが来たときは号泣しました、私が。
しかし大事な入学式の前日、私は高熱を出してしまい……。
大切な息子の入学式を前に、自分が情けないやら身体が辛いやら……。寒い寒いと震える私に、息子はダッシュでスポーツドリンクや飲むゼリーを買いに走ったのです。そして「寒いの? ゆたんぽ持ってきた。何かあったら言って」とずっと近くにいてくれました。
そういえば、小さいころに私が熱を出したときは、冷凍ブロッコリーを頭に乗せてくれたな。大好きなジュースも飲まずに私のそばに置いておいてくれた。あのときと同じだ。息子は何も変わっていなかったんだ……。
「この子は昔からずっと優しい子なんだ。反抗期は大変だったけど、優しい子のまま育っていてくれてよかった……」
高校生になった息子には、今でもたまに「うぜー」 なんて言われることもありますが……。「学食より母さんが作る弁当の方がうまいよ」と言うあなたのために早起きして、母はこれからも頑張ろうと思います。
反抗期の子どもに疲れたときは、小さいころの心温まるエピソードを思い出してみませんか?
原案・ママスタコミュニティ 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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