子どもの誕生日にカットケーキを用意する母親は、最低ですか?
お子さんの誕生日を祝うとき、みなさんのご家庭ではどのようなケーキを用意しますか? 離乳食を終え、お子さんがケーキを食べられるようになると「イチゴのケーキがいい!」「今年はチョコレートにして」「好きなキャラクターのプレートをつけて」など、お子さんからリクエストがあるかもしれませんね。今回誕生日ケーキについてのお悩みを寄せてくれたのは、甘いものが苦手なママでした。
『誕生日ケーキはホールじゃないとかわいそうなの? 子どもはまだ3歳だから小さいホールケーキにしても食べきれない。好きなカットケーキを選ばせようかなって思っていたら、旦那に「おまえ最低だな。母親なら無理してでも食べてあげるのが普通じゃん。誕生日にホールケーキじゃないとかないわ~。めでたくねーのかよ」と怒鳴られた。どうしよう……』
小さいホールケーキを用意しても食べきれないことが予想されるため、お子さんの好きなケーキを1カット買おうと思っていた投稿者さん。しかしその考えを旦那さんに叱責されてしまったようですね。お子さんの誕生日は来週にせまっています。何かいいアイデアはあるのでしょうか?
余らせるのはもったいない。カットケーキだっていい!
『うちもホールケーキは食べないから、各自好きなカットケーキだよ。ずっとこれでいくつもりだよ』
『うちは毎年カットケーキだよ。みんな好きなケーキを食べたいし、子どもも好きなケーキが選べるって楽しみにしているよ』
『うちはホールケーキを買わないよ。余るのがわかっているから。旦那と子どもは好みがバラバラで、私はケーキが苦手。だからいつもみんながそれぞれ好きなケーキを選んで買っている』
「誕生日のケーキはホールケーキじゃなくてもアリ!」と話すママたち。お子さんがまだ幼い、家族の好みがバラバラなどの理由でカットケーキを選んでいるようですね。しかしなかには、カットケーキ自体には賛成だけれど気がかりがあると話してくれたママもいました。
『私はカットケーキでもいいと思う。だけど写真に残すならカットケーキだとちょっとさみしいかも』
誕生日には写真を撮ることも多いでしょう。カットケーキよりもホールケーキの方が見栄えがいいという気持ちも理解できますね。ホールケーキ派のママたちも、ホールケーキを買うことの理由として見栄えを気にしているようです。詳しく聞いてみましょう。
誕生日は絶対にホールケーキ!
投稿者さんの旦那さん同様、誕生日にはホールケーキが欠かせないと考えているママたちからのコメントを見てみましょう。
『うちも食べられないけれど、ホールにするわ。子どもは嬉しいらしい』
『私も誕生日はホールケーキ派だな』
『うちの下の子はケーキを食べないけれど、毎年ホールケーキを予約する。写真もとるし、お祝いらしさがあるので』
『旦那さんの言い方や態度は共感できないけれど、誕生日ケーキはホールケーキじゃないとかわいそうっていうのは同意。3歳なら誕生日の意味もわかる歳だし、絵本やテレビで誕生日の光景を目にすることもあるはずだから』
『ホールケーキの方が見栄えするよね。そんなにしっかり食べなくてもいいから、バースデー感を出すのもいいかもね』
誕生日は絶対にホールケーキを買うというママたち。子どもが喜ぶから、特別感のある大きなホールケーキを買ってあげたいのだと話してくれました。しかしなかには、誕生日の特別感を出すためのアイテムとしてホールケーキを買っている方もいるようです。甘党のご家族なら余ることはなさそうですし、無理なく食べられるでしょう。しかし投稿者さんご夫婦のように甘いものが苦手だと、小さめのホールケーキを用意しても余ってしまいそうです。
余ったケーキはどうなる?
食べきれず余ってしまう可能性があるホールケーキ。その行方が気になります……。
『誕生日は誰も食べないとわかっていても一応ホールケーキを買ってお祝いしているよ。買ったからには何日も掛けて私が無理して食べています』
『誰も食べないとなるとママがしばらくケーキ漬けになる。でもそれが「当たり前だろ!」とは言われたくないよね』
せっかくのお祝いなのに、ママ1人が無理して食べなくてはならないのは、なんだかちょっぴり切ないですね。しかしどうやら無理してでも全部食べるというママは少ないようで……。
『うちの息子も私も甘いものが苦手でケーキを買っても誰も手を付けずに捨てることがたびたびある。絶対残して捨てることになるんだけど、まぁ年一回だしね』
『子どもの誕生日はホールケーキを買っている。そして子どもたちが一口くらい食べて終わり。「誕生日はやっぱりホールケーキがないと!」って思ってしまう。うちは普通に捨てる』
ホールケーキを用意するものの、余ってしまうのでそのまま捨ててしまうと話すママたち。投稿者さんの旦那さんのように「無理して食べろ」と強要されてしまうのも困ってしまいますが、「捨てる」という選択はよい選択とも言えないでしょう。現に近年、食品ロス(本来食べられるのに捨てられてしまう食品)が問題視されています。子どもたちの誕生そして成長を祝うべく用意した誕生日ケーキが、捨てるという行為によって子どもの未来を脅かすものとなってしまうのであれば矛盾を感じずにはいられません。食べ物を買うときにも「食べられるか、食べられないか」を意識するだけで、食品ロスを減らすことに繋がり、ひいては子どもたちの未来を守ることにも繋がるのではないでしょうか。
ママたちが考える誕生日ケーキの代替案をご紹介
冷凍保存できるアイスケーキ
『お子さんがアイスを食べられるんだったらアイスケーキにしてみたら?』
『うちは子どもがあんまりケーキを食べないからアイスケーキにしているよ。残ったら冷凍庫入れておけるし』
『うちもケーキは食べないから毎年アイスケーキにしている。日持ちもするし』
誕生日にはアイスケーキを買っていると教えてくれたママたち。生クリームやフルーツなどを使ったデコレーションケーキと違って、アイスケーキなら余ってしまっても冷凍庫に入れておけるうえ、ケーキよりは日持ちするようです。ケーキと同じようにロウソクもさすことができるので見栄えにおいてもじゅうぶんと言えそうです。
甘くないケーキならコレに決まり!?
『ちらし寿司ケーキも見栄えがいいよ! 我が家は誕生日はちらし寿司ケーキ&アイスケーキだよ。ちらし寿司ケーキはクレープの皮みたいにうす焼き卵を作って、ホールケーキの形に成形したご飯の表面に乗せ、海苔でキャラクターを作ってあげる。子どもは喜ぶよー!』
『子どもの誕生日にちらし寿司のケーキを作ったよ。うちの子どもはケーキをあまり食べないから。飾り付けを大好きなお刺身やイクラにしたら、たくさん食べてくれました』
お子さんにはお寿司で作ったケーキも好評のようですね。キャラクターの海苔や好きなネタを乗せてあげれば、見た目も味も大満足な一品になりそうです。
誕生日を迎える我が子のために
お子さんの誕生日は、家族みんなにとっても特別な日。母親だからといって、無理してケーキを食べることを強要されるのは納得がいきませんよね。お子さんの気持ちや余らせないようにと考え、そのうえでカットケーキを買うなら誰に責められることもないはずです。旦那さんの言い方にモヤッとしてしまい思わず、「父親である旦那さんも無理すればいいのに……」と思ったのは、きっと筆者だけではありませんよね(笑)。
しかし一番大事なことはお子さんの誕生日に家族みんなが幸せな気持ちになることだと考えるならば、旦那さんへただ不満をぶつけるだけでは投稿者さんのお悩みは解消しないでしょう。ホールケーキにするなら余った分は夫婦で協力するべき、子どもに「もったいない」を教えるチャンス、ケーキ以外の代替案はどうか、などと夫婦で話し合うことがお子さんの笑顔にも繋がるはずです。誕生日はこうあるべきだという固定観念に固執するのではなく、「甘いものが苦手なわが家はこの方法もいいよね」と考えられれば、より素敵な誕生日になるのではないでしょうか。
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ
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