2020/11/28

実家や義実家のサポートがあるなら、専業主婦より働くほうが楽？ママたちの本音とは

子育てはママひとりでできるものではありません。誰かのサポートが欲しくなることもありますよね。旦那さんはもちろん、義母や実母など「子育ての先輩」たちにサポートしてもらえたら、ママも少し肩の荷を下ろせるのではないでしょうか。さらに余裕ができれば「仕事をしよう」とだって思えるかも……。あるママからママスタコミュニティに投稿がありました。

『兼業批判じゃないんだけど、全面的に実家や義実家からの手助けがあったら働いている方が断然楽だよね？　子どもの面倒を見てもらったり、夕飯をご馳走になったり、お風呂までいただいたり……。自宅には寝に帰るだけだとしたら』

実家や義実家のサポートがあるなら、専業主婦より働くほうが楽？ママたちの本音とは1
実家や義実家からのサポートがあるならば、子育てに専念するよりも働くほうが楽なのでは、と投稿者さんは考えています。投稿者さんの考えに対し、ママたちからは賛否両論、さまざまな反応が寄せられました。

「仕事をするほうが楽」と考えるママの理由とは

『そりゃ兼業が楽だよ。子どもと向き合わなくていいんだもん。人を育てるって大変だよね』

『そりゃ楽じゃない？　家事育児は楽で、なおかつ収入もあって良いと思うわ』

子どもの面倒をみてもらい、夕飯をご馳走になり、お風呂もいただき……と、そこまで至れり尽くせりのサポートが受けられるのなら「仕事をするほうが楽」とのコメントが寄せられました。子育て中はイヤイヤ期に限らず、子どもと向き合うことがつらい瞬間がありますよね。仕事をしていれば、子どもから離れる時間ができます。子どもと向き合うのがつらいときに「仕事をしていれば……。実家や義実家のサポートがあれば……」と考えたとしても、誰もママを責めることはできないでしょう。

子育てを任せて仕事をすることは「楽」ではない！

『実家や義実家に頼ることを楽だと感じる人もいれば、罪悪感やもどかしさでいっぱいの人だっているよ』

『実家や義実家に頼ることが毎日だとしたら、同居でもしないと罪悪感とか気遣いで逆に疲れちゃうわ』

『まぁ頻度によるだろね。しょっちゅうそれなら楽なのかな？　私は仕事自体が嫌いだから、その環境でも働くの嫌だけど』

投稿者さんの言うように、子育てや家事をすべて実家や義実家に頼ることができたら「楽」というイメージがあります。しかし頼りきりになることに罪悪感を抱くママや、実家や義実家へ気を遣って疲れそう……と感じるママたちがいました。独り立ちしているはずの大人が、年老いた親に頼りきりになることに抵抗があるのかもしれませんね。また身内のサポートがあっても、仕事をすることが「楽」とは感じられない人もいるようです。

「親のサポートがある」だけで心強い。ママが仕事をするかどうかではない

実家や義実家のサポートがあるなら、専業主婦より働くほうが楽？ママたちの本音とは2

『専業でも具合が悪くて迎えに行ってもらったり、下の子を見ててもらったり、親の助けがあるって楽でいいよね。助けがないと、どれだけ体調悪かろうと面倒見ないとだもん』

『専業か兼業かは関係ないんじゃない？　どちらにせよ、両親だったり頼れる人がいるのは助かるよね』

『そこまで世話になってないけれど、緊急時のお迎えや自宅待機の場合は、近くに親がいて良かったわ』

身近に頼れる身内がいると、ママやパパに何かあったときに子どもを安心して預けられますね。ママが仕事をするかどうかに関わらず、「頼れる身内」がそばにいるだけでママたちの気持ちは楽になるようです。

『専業だったけど心にまったく余裕がない母親に育てられた。投稿者さんが言っているような環境なら何か違っていたかな……とは思うよ。「母親が全て面倒みる=子どもにとって最適な環境」とは限らない』

自分自身が母親のワンオペ状態のもとで育ったママからコメントがありました。母親の気持ちに余裕がなかった、とのことです。もしコメントをくれたママの母親に頼れる人がいたら、子育ての環境はずいぶん違っていたかもしれません。

子育てするより働くほうがいい、とは言い切れない。二者択一で答えは出ない

子どもと一日中向き合って過ごす日々が続くと、ストレスが溜まってしまうママもいるでしょう。一方で子どもたちと毎日過ごせることが楽しい、と感じるママもいるのではないでしょうか。ママが100人いれば100通りの考え方があるでしょう。子育てが楽か、身内のサポートを受けながら仕事をするのが楽か、二者択一で答えを出すのは難しいですよね。身内のサポートをどの程度お願いするかも、家庭によって考え方の差があるでしょう。

子育てに専念するにしても、仕事をするにしても、ママたちは迷いながらも自分が「最善」と考える選択をしているはず。実家や義実家のサポートを受けられないママは、どうしても身内が近くにいるママをうらやましく思ってしまうでしょうが、自分の子育ての状況が変わるわけではありません。他人の選択を尊重しつつ、ママ自身が考える「最善」の子育てをしていってくださいね。

文・しのむ　編集・千永美　イラスト・Ponko