ほしい物を買うとき、ダンナさんに相談する?専業主婦の迷い
街を歩いていたりネットサーフィンをしていたりするとき「これ、ほしい!」と思う物に出合うこと……ありますよね? 独身時代であれば、何のためらいもなくお金を使っていたかもしれません。ただ結婚後に手にしているお金には、多少なりとも”家のもの”という感覚がついて回るもの。まして家の稼ぎ手はダンナさんのみという専業主婦であれば、なおさらかもしれません。
ほしい物を購入してよいか迷う、専業主婦のママさんからの投稿がママスタコミュニティにありました。ダンナさんに相談すべきか、はたまた内緒で購入してもよいのか? どちらの行動を選ぶか、決めかねているようです。
ほしかったリュックがセールで2万円に!内緒で買っても平気?
『通販サイトでほしかったリュックが、セールで少し安くなり2万円に。ダンナに相談するかどうかで迷っています。自分のカードで買って「ポイントが溜まっていたから、安く買えた」とか適当にごまかせそうなので、内緒で買っても大丈夫そうなんだけど。でも、なんかモヤモヤ。専業主婦のみなさん、どう思いますか?』
投稿者さんのお宅の家計は苦しいわけではなさそうです。ただ先週、新車を購入したばかりとのこと。「こんなにお金を使ってばかりでよいのかな?」と、やや気が引けているようです。
寄せられたコメントには、「2万円」という金額に対する考察もありました。
『2万円なら、普通に何も言わずに買う』
『2万なら、相談する』
『うちは共働きだけど、2万円なら一応先に言っておく。ここで相談するくらいなら、ダンナさんに相談しなよ(笑)』
「2万円」は家庭によっては”ちょっと贅沢”であったり、”気軽に使える”お小遣いであったりするようです。
さらに「リュック」という品物に注目したコメントも。
『物による。基礎化粧品とか、日常的にほしい物は勝手に買っている。投稿者さんが言っているリュックなら、地味にプレゼンっぽく相談してみる』
『娯楽要素の強い物なら、相談するかな。リュックみたいに日常的に使う物なら相談しない。ダンナも何も言わない。同じ2万円でも、ライブチケットなら相談する』
その家庭ごとに暗黙のルールがあるのかもしれませんね。
「相談する」ママたちの実情はさまざま。おねだりも!
全体をみると「相談しない」ママが多数派で「相談する」ママは少数派。3対1くらいの構図です。ただ「相談する」ママはダンナさんを気遣っての行動かと思いきや、意外な事情もありました。
『出先でほしい物に出会うとメールをして聞くけど、返事が来る前に買っている。主人には「買いな。でも、もう買ったでしょ?」とバレている。一度も「ダメ」と言われたことはない』
『「ほしいな」っておねだりして、買ってもらう』
『5,000円以上の物は、一応言うようにしている。「これ○○円なんだけど、どう思う?」と。「ダメ」と言われることはないけど、「買いなよ」と言われて「やったー! ありがとう!」とお礼を言うことが大事かなと思って』
ちゃっかりしたママが多いようですが、専業主婦であることを思い出させる回答も。
『ダンナのお金だからね。ダンナに相談するよ』
『相談する。人のお金を好き勝手使うのは、なんだか気が引ける。私がダンナの立場だったら、相談してほしいし』
働いて現金を稼いでくるのは、確かにダンナさんひとりですよね。ただ一方でダンナさんがお金を稼いでこられるのは妻の支えがあってこそ、という考え方が今は主流になっていそうです。
『人のお金? 夫婦のお金だよ。妻はダンナの所有物じゃない。私が逆の立場でも、相談なんて必要ないわ。たかが2万円のバッグだよ? 「気に入った物が買えてよかったじゃん」と答えるわ』
家計管理を任されるママたち。土地購入も「相談なし」!
多数派だったのは、「相談しない」ママたちです。中にはお金に厳しいダンナさんもいるようですが、ほとんどのママはお金を自由に使っているよう。
『相談しない。勝手に買うけど、とくに内緒にもしていないよ。当たり前だと思っている。ダンナもなんでも勝手に買うし。結婚当初から「好きに買ってよい」って言われているよ』
『お金は任されていて自由に使えるから、買ってから報告する。先日は洋服代に10万円ほど使って、事後報告。でも何も言われなかった』
「数万円までなら」「10万円くらいなら」「数十万円までなら」と、金銭感覚も家庭ごとに違うようです。「大型家電以外なら」「車以外なら」という家庭もありましたが、中にはこんなすごいところも……。
『いちいち相談しない。「これ買ったよ。かわいいでしょ?」って見せるけど。値段はいちいち言わない。高額なブランドバッグでも、具体的な金額は言わないよ。50万円くらいもらう。金額を知るとびっくりするから、聞きたくないらしい(笑)』
『勝手に買う。買い物で相談するというシステムが、わが家にはない。家電も私がひとりで買いに行くし、物件も私が決める』
『ダンナが仕事に行っている間に、マンションを買ったのは私。すみませんでした』
『私も土地を勝手におさえちゃった(笑)。ついでに家を建てる工務店も、私が決めた。ダンナは「はいはい」って、ハンコを押してくれたよ(笑)』
なぜか太っ腹な家庭のママたちがたくさん集まった、このトピック。ごく少数でしたが「小さな化粧品ひとつも買ってもらえない」という、堅実な家庭のママもいました。どちらもその家庭なりの感覚なのでしょうね。
さて投稿者さんは、その後リュックを購入したのでしょうか? 答えはもちろん「何も相談せずに購入しました」。豪快なママたちの意見に、背中を押されたのかもしれません(笑)。どうかこの先も大切に使い続けてほしいですね。
文・鈴木麻子 編集・しのむ イラスト・Ponko
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