中1の娘が帰宅すると毎日4時間もLINEでグループ通話!やめさせるべきですよね?
わが子にスマホを買い与えるとき、利用内容や時間に制限をつけるなど使い方のルールを決めるママは多いのではないでしょうか。スマホを使っているお子さんは、ルールや制限時間を守れていますか? ママスタコミュニティに中学1年生の娘さんをもつママから
『学校から帰ってくると夜11時までLINEのグループ通話をしています。やめさせるべきですよね?』
と相談する投稿がありました。投稿者さんの娘さんは、学校から帰宅すると食事やお風呂のとき以外は、LINEのグループ通話を約4時間もつないだままおしゃべりをしているそうです。中学1年生ということですから、長期休校があけてやっと中学校生活が始まったばかりの時期。帰ってきたら宿題や定期テストの準備など、やることがたくさんありそうですよね。投稿を読んだママたちからは「勉強はいつしているの?」「うちも休校中ずっと。今は制限かけたけど」「相手のお宅も困っているのでは?」など驚きや心配の声とともに、スマホを使うルールについてさまざまな意見が寄せられました。
スマホを使うルールを決めたらどう?
『スマホを買い与えるときにルールを決めないとね! うちは21時にリビングに置くルールにしている。その後は使わない』
『わが家のルールはスマホは21時まで。その後は制限をかけて使えなくしている。使うのは1日2時間までと決めている』
『うちは時間設定しているよ。でも一緒に通話している他の子たちは自由な家が多い。夜中でもLINEがピコピコ鳴っていてうるさいくらいなこともある。子どもは「制限されているのは俺だけだーー! 周りは自由だ!」とうるさく言ってくるけど、「わが家のルールは変えない」と譲らないわ』
寄せられたアドバイスの多くは「ルールを決める」というものでした。しかし投稿者さんからは
『うちも決めていた。でも、いつのまにか忘れているみたい。制限も勝手に解除する』
とコメントが返ってきました。
ルールは決めるだけじゃなく、守れるように働きかける
スマホの使用法に関するルールは、時間や場所、個人情報の扱いなどそれぞれの家庭で決めていると思います。しかし使う時間については、メッセージのやりとりや通話に夢中になってしまい、子どもにとっては守るのがなかなか難しいルールなのかもしれません。
『くり返し話し合っても止めなければ没収かな。娘の友達にも怖い親だと分かってもらったほうがいい』
『時間制限をかけている。それを勝手に解除したら没収する』
『娘さんには「勉強が終わったら」とか「1日1時間だけ」とかママの考えを伝えたらどうかな? 本人が自分で考えられないならルールを決めて、守れなかったら没収とか決めたらいいのでは? 頭から否定したり強制的に没収すると反発するし。まずはママの考えを伝えて、本人の主体性に任せたらどうかな』
どこの家庭でも決めたルールを守らせるために、くり返し声をかけている様子が伺えますよね。使う時間を守ることは、ママも子どももお互いに根気と努力が必要なのでしょう。そして話し合っても難しいようであれば、スマホを没収したりアカウントを削除するなど譲らない姿勢をみせることもあるとコメントするママも少なくありません。ママからのくり返しの働きかけは、子どもから「ウザいなあ」と思われることもあるでしょう。でも子どもが主体的にスマホの使い方を考えられるようになるまで、ママは諦めてはいけないのではないでしょうか。
グループ通話が長くなったキッカケは長期休校?
今回の投稿には、新型コロナウイルス対策による長期休校中にスマホを使う時間がルーズになってしまったと嘆くママからもコメントが寄せられています。
『うちも自粛中ずっとだった。オンライン授業のあと友達同士でグループ通話をしながら一緒に課題とか宿題とかやっていた。宿題が終わってもつなげっぱなしでずっと。やることはやっていたし、すごく楽しそうだから「止めなさい」と言えなかった。本当なら学校で会って話したり遊んだりしているはずなのに、それができなかったんだもんね』
このコメントを読み、筆者はもともと制限時間のルールがあったのに守れなくなっている子のなかには、数ヶ月に及んだ休校が影響しているケースもあるのではないかと思いました。もしかしたらお子さんは「ルールは忘れていないけど守りたくない」と思っているかもしれません。地域によっては約3ヶ月ものあいだ、友達と直接会えずに過ごした子どもが大勢います。また学校が再開しても、分散登校をしていたり、体育祭や文化祭など仲間意識や友情を深めるような行事がなくなっていたり、休み時間や給食のあいだも、友達同士のおしゃべり禁止されていたり……。子どもたちは、これまで誰も経験したことがない特殊な学校生活を送っているのではないでしょうか。
このコメントをしたママのように、「休校で直接会えないなら……」と考えたママもいたと思います。そして「会えない時間をグループ通話で取り戻したい」と考えたお子さんもいたと思います。休校中に制限なくスマホを使っていたお子さんのなかには、学校が始まっても生活リズムや気持ちを切り替えられない子もいるのかもしれません。
ルールは何回も話し合って、決め直してもよいのでは?
長期休校中にスマホを使う時間を曖昧にしていたからといって、これまでの生活が戻り始めている時期になっても、そのままで良いわけではありませんよね。お子さんの今の気持ちを話してもらい、ママの考えていることも伝えながら改めてルールを作ってみるのはいかがでしょうか。もしかしたらこれまでのルールを修正することも少しは必要かもしれません。ママが歩み寄ったり、お子さんの気持ちに寄り添うことで、お子さんが自分自身の生活を振り返り、「長時間のグループ通話が今も必要?」と考えられるといいですよね。しっかりと自分自身と向き合えるなら、お子さんの大切な成長につながるのではないでしょうか。
文・間宮陽子 編集・Natsu
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