【後編】ママグループがひとりぼっちの私をチラチラ見てくる……互いの立場のママの本音とは
幼稚園に通う4歳の娘を持つママです。
今年から幼稚園デビューの我が家、ママ友づくりを全力で頑張りました。その結果……!
娘を持つグループのみんなとおしゃべりをしながら、公園中を走り回る娘たちの姿を目で追っていると、ふとそのママと目が合いました。
最初は育児の話やちょっとした笑い話で盛り上がっていたのが、だんだん幼稚園の先生の噂話やその場にいないママの悪口大会になっていきました。そういったネガティブな話を聞くたびに、心がすり減っていきます。
疲れたな……と思いつつも、グループから離れたら大事な情報が回ってこなくなるし、何より娘が仲間外れにされるかもしれない。
そう思うと、このままグループの一員でいるしかありません。
今日も幼稚園の帰りに、ママ友グループと公園へ遊びに行きます。
そしていつものように悪口大会が始まりました。私は笑顔でうんうん、とうなずきながら、楽しんでいるように装います。ですが心の中は完全に『虚無』です。
そんなとき、また、あのひとりで来ているママと目が合いました。
ここまできたら次のクラス替えがあるまで、トラブルを起こさず無難にやり過ごすしかない……
そのママが、子どもを追いかけながら私の近くを通り過ぎました。
「こんにちは」と軽く挨拶をするだけで終わりました。でも私は本当はそのママのことがとても気になっていました。声をかけてみたい、どんな人なのか知りたい……でももちろん声はかけられないまま。
そのママは子どもと一緒に、あっという間に遠くへ行ってしまいました。
自由を身にまとい、軽やかに駆け抜けていくように私には見えました――
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・べるこ
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