【双子出産ダイアリー12】もしかしておしるし！？病院に行きたいけれどタクシーがつかまらない
双子の出産というと帝王切開を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、私の病院では逆子ではないこと、胎児が一定の週数や体重を満たしているなどの条件が整えば経膣分娩でという方針でした。双子妊婦は40週まで持つことは少なく早産になりやすいため、子宮の限界を考えて37週に入院し計画分娩で出産する予定になっていました。予定通り行けばあと少しで入院かという34週目のある日のこと。私は足のむくみが辛くてマタニティマッサージを予約し楽しみにしていました。
妊娠中期から風邪をこじらせ夜中の咳が止まらなくなっていた私。頻尿とお腹の重みと咳で寝不足の毎日が続いていたからでしょうか。その日も咳が出てきたので家族を起こさないようにそっとリビングに来て治まるのを待っていました。
事前に登録しておいた専用タクシーを呼ぶことにしたのですが……。
電話が繋がらないことなど考えていなかったので焦りましたがなんとか無事に病院に行くことができました。今思うと朝の不正出血はおしるしだったのかもしれません。これから出産を迎える妊婦さん、もしものときのタクシーは連絡が繋がらないことも想定して早めに複数登録しておくことをおすすめします。
※多胎分娩には経腟分娩と帝王切開があり、産科的な分娩判断と本人や家族の理解によって分娩方法が選択されます。また多胎妊娠の場合、早産になる頻度が高く、2000年から2008年までの日本人口動態統計によれば、37週未満の早産は54.3%と報告されています。参考：国立成育医療研究センター
※事前に登録しておくことで、陣痛時に妊婦を病院まで送るサービスのこと。企業によって「陣痛タクシー」「ママサポートタクシー」などと呼ばれることがあります。参考：日本交通
文、作画・春野さくら
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