悪口ばかりいう小3の娘。ストレスを吐き出すことも大事?厳しく注意するべき?
友だちと過ごすことが増える小学生。成長を頼もしく感じることもりますが、その一方で「どこでそんな言葉を覚えてきたの?」と驚かされたこともあるのではないでしょうか? もしみなさんのお子さんが汚い言葉を使い、人を傷つけるような発言をしたらどのように注意していますか?
『最近、娘が同じクラスの子の悪口を言っています。「ウザいからいなくなってほしい」、「デブだしキモい」、「消えてくれないかな」など。注意はしていますが、「うるさいな。別にいいじゃん。本人には言ってないんだし」と言われます』
小3の娘さんが、家で友だちの悪口を言うそうです。その都度、投稿者さんは注意をしていますが……
『ストレスを吐き出すことも大事かな。いつかは悪口なんてバカらしいって思う日が来るかな……』
とも話しています。ママスタコミュニティのみなさんからは、娘さんを心配する声と危機感がなさすぎる投稿者さんに批判の声が集まりました。
そんな言葉を使う娘さんが心配……
『ちょっと何があったのか気になるね。娘さん自身が、話を聞いてほしいのかな?』
『担任に相談したら? クラスで何かあってストレスになっているんじゃない?』
『悪口ばかり言っているならとても辛そう。よく言うなら何かしら傷ついているはず。よく観察してみては?』
「なにかストレスがあるのでは?」、「クラスでなにかあったのでは?」と投稿者さんの娘さんを心配する声が届きました。度が過ぎる悪口の裏に、娘さんからのSOSが隠れている可能性はあるのでしょうか。
イジメられている可能性は?
『もしかしたら娘さんが学校で同じような言葉を言われていたりして……』
『よっぽど大きなストレスを抱えているんだと思う。昔の自分がそうだった』
『イジメられているなら、その子たちの悪口を言いたくなる気持ちも分かる』
イジメの可能性もあるのではないかと考える方たちもいました。なかには自分自身がそうだったと語ってくれた方も。いずれにせよ、注意するだけではなく娘さんの様子を気にした方が良さそうですね。
家族のまねをしているだけでは?
身近な人の言葉に影響を受ける子どもたち。家族のなかで、同じような言葉遣いをしている人がいるのではないか……と家庭環境を心配する声もありました。
『うちの義両親と義姉は、常に誰かの悪口を言っている。こんな環境ではないですか?』
『家族がそんなことを言っているから子どもにもすりこまれているんじゃない? 近い人が小さい頃からそんな口調で言ってたのが影響するんだと思う』
みなさんの心配に対し、「義母がよく悪口を言っていました」と答えた投稿者さん。義母だけの影響ではないかもしれませんが、大人の悪口は子どもには聞かせるべきではないですよね。
『投稿者さんが率先して誰かの良いところを見つけ誉め言葉を言う。悪口や妬み、僻みなどマイナス発言は控える。そうすれば娘さんも次第に悪口を言わなくなるのでは?』
積極的にプラスの言葉を子どもに聞かせてみるのはどうか、というアドバイスもありました。“大人が子どもに与える影響は大きい”ということを、家族で話し合ってみるのもいいかもしれませんね。
投稿者さんはもっと危機感を持つべき?!
『真面目に注意している? 悪口を本人に言う、言わないじゃなくて、人のマイナス面ばかり見て不満言う人は一生そうやって生きていくんだと思う』
『そのうち言わなくなるって何を根拠に? 今きつく言わないとひどくなるよ。本人に言ってないって言ったって、言われている子たちはきっと気づいているよ。のんきに待っている場合じゃない』
『愚痴との見極めが難しいから悪口が悪いことではないと思う。でも言葉のチョイスが問題。相手の存在を全否定している言葉はダメだと思う』
「ストレスを吐き出すことも大事かな」という投稿者さんに、少し厳しい意見も届きました。いつかは良くなるのでは、などというのんきな対応ではなく「今すぐなんとかするべき!」という方たちも。なぜそのように考えるのでしょうか。
『中2の女子ですごい子いるよ。小学生の頃から酷くて先生も注意してくれているけど聞きやしない』
『小学生の頃から常に悪口を言っている子は中学生になっても言う。もう少し危機感を持って接した方がいいよ』
『そのうち言わなくなるってことはないと思う。中学生でもっと酷くなっている子もいるよ』
中学生のママたちからもコメントがありました。いつかは言わなくなると楽観的に考えるのではなく、小学生の頃からきちんと注意しておくべきなのでしょうね。
子どもが友だちの悪口を言ったときの対処法
では子どもが友だちの悪口をいったときは、どのように対処すればいいのでしょうか?
『問題視するところは悪口そのものじゃなくて、別の部分じゃないの。どうしてウザい・キモいと思うのか、具体的に理由を聞いたことある? 理由を聞いて「それは嫌だったね」って娘の気持ちを汲んだ上で「でもその言葉は良くないと思う」って言わないと伝わらないと思う。ただ頭ごなしに注意するだけだと、学校で嫌なことがあって更に家庭で注意されて……ってループになって、ストレスが昇華されないから』
悪口をいうことだけに目を向けるのではなく、まずはなぜ友だちの悪口を言ってしまうのか理由を聞いてみませんか? もし何か理由があるならば、悪口よりも先にそれを解決しなくてはならないかもしれません。娘さんの一番の理解者として、まずは話を聞くことが大事なのではないでしょうか。理由を聞いたうえで、
『「悪口は自分に返ってくるから言ったらダメだよ」って釘をさす』
『注意しないではなく「あなたもお友だちに悪口を言われていたらお母さん悲しい」って言い方にしてみたら?』
このように伝えてみるのはどうでしょうか。
お子さんが友だちの悪口を言っていたら親として注意しなければと考えるでしょう。しかし悪口の裏に、なにか別の気持ちが隠れていることがあるのかもしれません。まずは子どもの様子をみる、理由を聞く、話をしてみるなど、悪口を注意する前に娘さんの気持ちにより添ってあげることが必要なのではないでしょうか。必要に応じて、先生に学校での様子を聞いてみてもいいかもしれませんね。きっと悪口は、言う方も言われた方も気持ちの良いものではないはずです。娘さんの心の声に耳を傾けながら、解決の糸口をみつけてくださいね。
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ イラスト・なかやまねこ
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