注文住宅の家を「建て直したい！」と嘆くママ。こだわりを持たないシンプルな家に住むことは情けないこと？
みなさんは自分の家に満足していますか？ 家は人生最大の買い物と言われることもあり、こだわりをもって購入した方もいることでしょう。ですが実際に住んでみてから不便な点に気づいてしまったり、もっとこうすればよかった………というようなお悩みも珍しくありません。マイホームを持つことは多くのママたちの夢であるとともに、頭を悩ませるタネになることもあるようですね。ママスタコミュニティに「家を建て直したい！」と嘆くママからお悩みが寄せられました。
『注文住宅だけど、お金がないからごく普通の家。何もこだわりないし、リビングは17帖で狭い。オシャレではなくて、ただ住むだけって感じ。友だちとか親戚の家はオシャレでこだわっていて、床暖房とかもあるし、リビングも和室も広い。もうやだ。ツラくて、情けないので建て直したい』
憧れているママもいるであろう注文住宅。こだわりをもって、オリジナリティあふれる家を建てたという方もいらっしゃることでしょう。しかし投稿者さんは、友だちや親戚の家とご自身の家を比べてしまい、せっかく建てた家を「ツラくて、情けない」と話しています。投稿者さんのお悩みは、建て直すことでしか解消されないのでしょうか？ ママスタのみなさんからは、共感の声とともにこんなアドバイスが届きました。
マイホーム失敗した！と話すママたち
『素敵なお家に伺ったあとで、我が家に帰ってくると悲しくなるよね』
『わかる。引越ししたい一心で、コーディネートとか何も考えずに建てたから不満だらけ。できることならば私も建て直したい』
『わかるー！ うちも注文住宅。身の丈に合った家でいいやと思い、いろいろ妥協したけれどもっとこだわればよかったって思う。友だちの家とか住宅雑誌を見ると落ち込む』
素敵な家に行ったあとや、SNSなどでオシャレな家を見ると複雑な気持ちになってしまうと話すママたち。なぜこのような事態になってしまったのでしょうか？
『うちも注文住宅なのに一般的な間取りでつまんない。SNSでおしゃれな家を見ると落ち込む。でももう建て直す余裕はない（笑）。建て売りやいろんな会社の間取りとかをもっと参考にすればよかった』
『もっと家のことを勉強してから建てればよかった。ため息がでるときもあるよ。仲間がここにいるよ』
勢いで建てるのではなく、時間をかけて情報収集し、家についてもっと勉強すればよかったと話すママもいました。これからマイホームを検討しているというママたちには、とっても参考になりそうなご意見ですね。
家にオシャレさはいらないと考えるママたち
『家にそんなこだわりないなー。家は二の次三の次で、住めればいいかな』
『私は住めればいいから何のこだわりもないシンプルな家だよ』
『家も特にオシャレってわけでもないかど、家事の導線だけはこだわった。必要最低限の間取りと広さにしたので、住み心地がよくて気に入っている。長年住むなら、普通の家が1番だと思う』
オシャレな家にこだわりをもつママがいる一方で、オシャレさより住みやすさにはこだわったと話すママも。長年住むのであれば、オシャレだけではなく住み心地も大事なポイントなのでしょう。もしかしたらこだわりを持たないシンプルさが、むしろオシャレに見えることもあるのかもしれませんね。
オシャレな家に見えるためにできることはある？
「建て直したい」と話す投稿者さんですが、「オシャレな家にするためにできることもあるのでは？」というママたちからこんなアドバイスが届きました。
『建て直さなくても、家具とか、観葉植物を置いたりすればいいと思う』
『コンパクトでも家族が過ごしやすい部屋作り、自分好みのインテリアを足すと家が好きになるよ』
『インターネットでアクセントクロス（壁紙）を売っているよ！ トイレくらいのスペースなら自分で壁紙交換するのも頑張れるよ』
『私のママ友の家は中古住宅だけど、何というか味がある。清潔感があって、整理整頓されていてすごーく落ち着くの。「間取りは変えられないから……」って、オシャレでモダンな照明にして、家具も少しずつ良いもの揃えたって言ってたよ』
壁紙やカーテン、インテリアなどをこだわることで部屋の印象もガラッと変わるようです。「建て直したい」と話す投稿者さんでしたが、予算や旦那さんの気持ちを考えると建て直すことはあまり現実的ではないのかもしれません。まずはできる工夫からはじめ、家のなかに少しずつ好きな場所が増えるといいですね。
オシャレな家より心が温かくなる家
『「嫌だな……」と思って暮らすのはつまらない。「スッキリ、シンプルでいいじゃん！」と思って暮らせばいいのよ』
『家族が仲良しならいいじゃない。広いリビングでも夫婦仲が悪いと息が詰まる。小さくてもいいから温かい家庭がいい』
街を歩いているとオシャレなお家が目に入り、羨ましいなと思ってしまうかもしれません。インターネットで“ばえる”家が紹介されていると我が家と比べてしまうかもしれません。ですがママたちの言うように、小さいスペースでもこだわったり、好みの雑貨や家具を置いたり、カーテンや壁紙を変えることでオシャレなイメージへと変わることもあるようです。
家の中の「ここがイヤだな」と思うのではなく、「ここを変えたらオシャレになるかも」と思えたらよいですね。オシャレな家も素敵ですが、家族みんなが幸せで心が温かくなる家もきっと素敵ですよ。
文・荻野実紀子 編集・井伊テレ子
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