気に入らないとすぐに大声で「ギャー!」と叫ぶ2歳児。育てかたを間違えた?
ママスタコミュニティに寄せられる悩みの中でも、とくに多いテーマのひとつが「イヤイヤ期」について。子どもにとって大事な成長過程と頭では理解しながらも、実際に毎日相手をしなければいけないママはクタクタです。先日寄せられたのも、イヤイヤ期真っただ中であろう2歳半の男の子を育てるママからの投稿。「いっそ育て直したい」とこぼすほど、追い詰められている様子です。
原因は育てかたじゃなく、誰もが通るイヤイヤ期!
『困り果てています。「ジュース飲みたい」と言うので「今日はないよ。明日ね」と返すと、「やだー! ギャー! 飲みたい!」。「じゃあ、ずっと泣いてなさい。ないものはない!」と言うと、そのうちあきらめてニコニコ。滑り台を滑っても短くてすぐ終わると、ギャー泣き。「これやりたい」と自分の要求が通らないと、毎回ギャー泣き。いちいち声がでかいので、スーパーにいたときは口を抑えちゃいました。まわりの子たちはおとなしくて、いい子に見える。育て方、間違えたかな?』
同じようにイヤイヤ期の子どもを育てるママたちからは、共感が相次ぎました。
『いっしょ、いっしょ! だから毎日引きこもり(笑)。買い物にも行けないし、児童館も行けない。2歳4ヶ月』
『うちも同じく2歳半。私の悩みかと思ったよ。今プレ保育に入れてるけど、同じ学年の子はみんな座ってるのにうちの子だけ遊びたくて動き回ろうとする。日々メンタルやられてるよ。「いやーダメーギャー」って言うのも、日常的にある。本当に育て方を間違えたのかなって、考えちゃうよね……』
『うちの3歳もそんな感じ。春から幼稚園通ってるけど、改善しなくてもう疲れ果てた。お話も少し上手になったから言い聞かせれば納得してくれるときもあるけど、基本は何を言っても文句文句か、泣き叫ぶか。1歳過ぎたころからそんなだから、もう性格なんだと思う』
投稿主さんは育て方をまちがえているわけではない。「そんな時期だよ」という励ましが続きます。
『誰でも通る道だから、心配しなくていいと思うよ。育てかたじゃなくて、子どもの気質なのかも。おおらかに子育てしよう。あと20年近く続くんだからさ』
『うちは2歳2ヶ月の女の子。泣き声が大きいから、その気持ちよくわかる。でも2歳ならこんなもんかなと思って成長を見守ってる(笑)。おたがいがんばろ!』
道路に転がり泣き叫ぶ……。イヤイヤ期の壮絶な思い出が続々
先輩ママたちからの体験談は、やはり重みがあります。
『この時期は騒がれたら困るところは行かずに、やり過ごしたわ。毎日平和に過ごせるほうがいいもん。3歳半くらいに、急にラクになった。「あれ? これなら子どもとスーパーに行けそう」と思ったころに、幼稚園に通い出した。2歳なんてそんなもん。過ぎ去るのを待つのみだよ』
『私もあった。家でも外出先でも「これしたい」「あれほしい」「ダメ!」「ギャーギャー!」って、床に転がって泣いてた。毎日毎日朝から晩まで。当時は自分が笑ってた記憶があんまりない。気づいたら、今小学3年生。絶対に終わりが来るからだいじょうぶだよ』
壮絶なイヤイヤ期の思い出を持つママも、少なくないようです。
『子どもの性格にもよるよね。長男はおとなしくて、言い聞かせれば「はい!」って答えた。下の娘はカンシャク持ちで、言い聞かせても「ギャー!」。声かけすればさらに大きな声で「ギャー!」。かまうほど泣き叫ぶから、家では放っておいた。外だとそのままではダメだから、強制収容。手を引こうとすれば叩かれ泣き叫ぶ、抱き上げればのけぞってパンチの嵐、抱きそこねると床や道路にゴロゴロ転がって泣き叫ぶ。手に負えなかったわ。
児童館でもこれをやるから、先生は「カンシャクさん! ママ大変だぁ~」って子どもに声かけしてくれるんだけど、そのとたんピタッと泣き止んで私の後ろに隠れる。泣いているときに知らない人に声かけされると、いつもそうだった。甘えているんだよね。集団生活がはじまるまでの辛抱だよ。そしたらあっという間。カンシャク持ちだった娘も、もう小学5年生だよ。今では引っ込みじあんな子ども』
『上の息子がそれくらいのとき、まったく同じだったよ。もう家から出ないのが、一番。買い物はネットスーパーや、旦那が帰宅後に深夜スーパーに行ってた。家でも公園でも児童館でも大声出して泣くから、私も思わず口を抑えたことある。外でイライラしたくないから、ひたすら家で遊んでた。
「この子、絶対おかしい」と思っていたけど、プレ幼稚園に通い出したら別人のようになったよ。今はひたすら耐えるしかないと思う。時間が過ぎるのをひたすら待つのみ。たいしたアドバイスができなくて、ごめん』
コメントを読んでいるだけでもしのばれる、ママたちの苦労。みなさん、本当におつかれさまです……。
ダメなのものはダメ。ママは、き然とした態度を貫こう
多くのママたちが口をそろえて言うのが「時期が来れば、嘘みたいに落ち着く」ということ。たしかに困っているママにとっては希望になる言葉ですが、少しでも今の状態を改善するためにできることはないのでしょうか?
ママたちが注目したのが、投稿主さんがじつは最近までおっぱいをあげていたということ。泣くたびにあげていた習慣が、カンシャクに拍車をかけているのかもしれないという推察でした。
『きっとギャーギャー泣けば大人が折れることを、学習しちゃったんだろうね。これからはどんなに泣こうがわめこうが、動じないほうがいいよ』
『その時期ってとにかく自分の思いどおりに、自分の思うままにってのがふつうだよ。子どもの無茶な要求に対して親が折れずブレずを、徹底していればいいよ』
『ギャー泣きしたときに、こちらが少しでもゆずったらダメ。あやすのは、オーケー。泣き止んだらほめる』
き然とした態度を崩さない、というアドバイス。まずはここが基本かもしれません。
いろんな手を試しながらイヤイヤ期のトリセツを探ろう
ほかにもこんな提案がありました。
『場所を変えると、気分も変わったりするよ。「ギャー!」となったら、「じゃあ隣の公園行ってみよー!」とか、「うちでホットケーキ焼いて紅茶飲もう」とか。別のところに連れて行くと、ケロリとおさまったりしない?』
『話をどんどん広げて、忘れさせるのもいいよ。「ジュースがないから、明日買いに行こうか」「どこに行こうかな? 〇〇スーパーかな、〇〇店かな。どっちがいいと思う?」「じゃあ、準備しようか。リュックにハンカチ入れてきて」とか。性格によるけど、うちの2歳半はけっこうこれ忘れちゃう(笑)。泣き叫ぶのはあるあるだから、あんまり気にしないでゆるくがんばって。うちも超うるさいよ』
『泣いたら泣かせっぱなしでいいし、放っておけばいいよ。他人の目なんて気にせずに。私は「ギャー! イヤー!」って泣かれたとき、マネして同じようにやったらやめたわ(笑)。マネするのも、ひとつの方法よ』
『こっちが急いでるときほど、自分でやりたがったりするよね。そういう時期。「うん、そうだよね。◯◯したいよね。わかるよ」って頭をなでてあげたりギューってしてあげたりすると落ち着くときもあるけど、ダメなときはなにを言ってもダメだったりする。わざとこちょこちょして笑わせてみたり、そのときどきで違う対応しているけど、疲れるよ(笑)。おたがい、がんばろうね!』
ごまかしてみたり、共感してみたり、ママもイヤイヤ期になってみたり、ハグしてみたり。いろんな手を試しながら、効果的な対応を探っていけるとよいですね。
このママスタコミュニティに参加していたとあるママからは、こんな感想も。
『ちょっと前に2歳の子どもがいる人の別トピックで、「ランチはどこに行く?」っていうのがあって。みんなけっこう「どこでも行く」と答えていたから、うちみたいに大変な子は少ないのかと落ち込んでたんだよね。このトピックを読んでいたら、ちょっと元気になった』
子育ての大変さをとくに感じる、イヤイヤ期。ママたちで励ましあって、いっしょに乗り越えていきましょう!
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