家事・掃除・晩ごはん準備と”朝家事”派が多数!働く女性の朝活調査
どんなに朝が苦手な人でもママになるとしぜんと朝型の生活に傾くこともあるでしょう。家族のための朝ごはん作り、子どもの登園準備、職場に向かうママは自分の身じたくまで! 1分1秒を惜しむように、バタバタしている家庭もありそうです。
先日発表されたのが朝型生活をしている働く女性を対象とした調査結果です。新生活を迎える人も多い春は、どんなふうに朝を過ごせば快適なのかで悩むこともあるのではないでしょうか。調査結果から朝型ライフを楽しむヒントが見えてくるかもしれませんよ。
入浴にストレッチ。前夜の”ひとり時間”が翌朝の快適さにつながる
アンケート調査を行ったのは、朝のライフスタイルマガジン「朝時間.jp」です。
快適な朝のための助走は、もしかすると夜のうちからはじまっているのかもしれない……。ということで、まずは「朝を快適に過ごすために、寝る前に実践していること」について尋ねています(複数回答)。
上位から「入浴(47%)」、「早く寝る(45%)」、「ストレッチ(40%)」となりました。並んでいる項目を見ていると、ポイントは「ひとりでのんびりリラックスする時間」と感じるのでは?
子どもがまだ小さなママは、こうした時間を確保するのは難しいかもしれません。ただ中には子どもが寝たあとで、ひとりのんびり2度めの入浴をするママもいます。ちょっと無理をしてでもひとりだけの時間を確保することが、朝の快適さにつながるのかもしれません。一方で「早く寝る」のも、快適な朝のために多くの女性が実践している方法。子どもを寝かしつけながらいっしょに寝落ちしてしまっても、落ち込むことはなさそうです。
次に身じたく以外の「朝に実践していること」を聞いています(複数回答)。
当然というべきか、「朝ごはん作り(75%)」が第1位です。さらに下位を見ると「家事(58%)」、「掃除(36%)」、さらには「晩ごはんの下準備(12%)」まで、ずらりと”家事系 ”が並んでいます。その日やるべきことは朝のうちにすませておく、働く女性たちの工夫がわかりますね。
「ラッシュ時を避け、早く出勤する」女性が4割も!
アンケートでは「快適通勤のためにやっていること」も尋ねています(複数回答)。
4割以上の女性があげたのが「早く出て、ラッシュの時間帯を避ける」。たしかに都市部の朝8時台〜9時台の交通機関の混雑ぶりは避けたいものかもしれません。朝どんなに気分よく家を出たとしてもラッシュにあったことでイライラが溜まることもあるでしょう。「それならいっそ早く行く」のは、かしこい方法といえそうです。
「本を読む(17%)」や「カフェに寄る(12%)」というのもリラックスする方法としては良い方法ですね。とくに働くママにとってみれば、通勤時間は希少な”自分のための時間”。仕事と育児・家事のすきまにある通勤時間を、有効に使いたいと考えるママもいそうです。
そんな働く女性たちが一番憂うつになるのが、日曜夜から月曜朝にかけてかもしれません。「”ブルーマンデー”を乗り越えるためにやっていること」についても、聞いています。
『日曜の夜は、翌朝どんなメイクをしようか雑誌を読みながら考えたり、おいしいパンを買っておく。朝はそれを楽しみに起き、おいしいコーヒーといっしょに味わってから出社。一日口角を上げていられる気がします』(20代)
『仕事用のブラウスに、気持ちを込めてアイロンがけをする』(40代)
『育児や仕事が1週間うまく回るように、スケジュール立てや段取りを考える』(50代)
『前夜のうちに、次の日持っていく荷物を用意。着る洋服も決めておく。月曜日の朝は、起きてから悩む必要がない!』(40代)
『家に帰ったあとの楽しみを作る(晩ごはんやマンガなど)』(20代)
気分を上げたり逆にリラックスしたりとそれぞれですが、自分なりの工夫がうかがえます。こうしたセルフケアをとおして、週のはじまりを前向きに迎えているのですね。ママが朝から元気なら子どもたちも元気な一日を送れるはず。しっかりと自分のためのケアもして、毎日朝が来るのを心待ちにできるといいですね。
調査方法:「朝時間.jp」ウェブサイト上にてアンケート
調査対象:10代から50代以上の全国の「朝時間.jp」女性ユーザー
総回答数:朝型生活をしている女性有職者293名(20代:13%、30代:24%、40代:37%、50代以上:26%)
調査期間:2019年1月7日〜31日
文・鈴木麻子 編集・しのむ