大手コンビニがレジ袋有料化を検討!ママたちはどう受け止めたのか
2018年10月、スーパーやコンビニエンスストアなどで配られるレジ袋の有料化を義務づけることを検討している、と報道がありました。2018年8月にも、ガストなどのファミリーレストランを運営する>すかいらーくHDがプラスチック製のストローの提供を2020年までに順次廃止すると発表しています。
続々とプラスチック製品の頒布が控えられようとしている背景には、プラスチックごみによる深刻な海洋汚染問題があります。海に廃棄されたプラスチックごみは、波に砕かれるうちに5mm以下の微細な”マイクロプラスチック”と呼ばれる状態になり、魚がエサと間違えて食べてしまうのだそうです。
マイクロプラスチックをエサと間違えて食べた魚はいずれ、私たち人間の口に入ることになります。マイクロプラスチックが人間の体内に入ったとしても排泄されてしまうそうですが、プラスチックに含まれる化学物質が人間の身体にどのような影響を与えるかは、2017年時点でもまだ解明されていないとのこと。深刻な影響があることも考えられるだけに、マイクロプラスチックそのものをなくそう、という動きが活発化しているようです。
ただコンビニエンスストアはスーパーマーケットとは異なり、「深夜でも買い物ができる」「ATMでお金を下ろせる」など便利なサービスを次々生み出していることが特長のひとつです。”レジ袋”というサービスを縮小することについて、ママたちはどのように受け止めたのでしょうか。
有料化してもいいよ!必要ならばレジ袋を買います!
『いいと思う。カバンに入るような物はシールでいいし』
『賛成です。買ってすぐにゴミ箱とかに捨てちゃうともったいないと思っちゃう』
お客さんが多い時間帯にコンビニエンスストアに買い物に行くと、「レジ袋はご利用ですか?」と聞かれる間もなくレジ袋に入れてくれることがありますね。中には買ってすぐレジ袋を捨てるケースもあるでしょう。それなら有料化してもらったほうが消費者もコンビニエンスストア側もwin-winといえるかもしれません。
有料化は反対です!商品を詰めるスペースが必要では?との声も
『えー! いざって時に行く事も結構あるだろうに』
エコバッグを持ち歩く習慣がない人や、たまたま忘れた人、急に商品が入り用になった人にとってはレジ袋の有料化は頭の痛い問題のようです。両手で持てる範囲で買い物することになりますね。
『それよりマイバッグや袋不要って言った人に何か得なサービスを考えればいいのに』
スーパーマーケットによっては、マイバッグを持参した人やレジ袋が不要である人にポイントを付けるサービスをしているところもあります。レジ袋の削減に協力した消費者が得するサービスを考えてもらえるといいという声がありました。
『それならせめて紙袋とかほしいな』
消費者はプラスチックの袋にこだわっているわけではないでしょう。代わりに紙袋などあれば消費者の理解が得られやすいかもしれません。
『エコバッグは店員に渡すの? サッカー台ないよね? 色々困るよね』
『スーパーみたいに、袋詰めする場所が必要だよね。そうじゃなきゃ、レジが渋滞しそう』
コンビニエンスストアでレジ袋が有料化された場合、商品を袋に詰めるのは誰がやるの? という声がありました。商品を袋に詰めるためのスペースであるサッカー台は、今のところコンビニエンスストアには設置されていませんね。あまり広くないコンビニエンスストアの店内のどこにサッカー台を設置するのかなど、課題はありそうです。
品物によってはレジ袋が欲しい……温めたお弁当を素手では持てません!
『ドリンク一本とか小さなものなら、「お印で失礼しまーす!」で全然構わないけどさ、お弁当買った時は袋に入れて欲しいな』
『袋が有料の近所のスーパーは、お弁当袋は無料でくれる。お弁当袋はつけてほしいね』
『チンしたドリアとか熱すぎて無理。おでんも子連れだと容器だけで渡されたら危ないし』
袋が有料化されたスーパーマーケットでもお弁当用の袋は無料で提供してくれるところもあります。買った商品によってはレジ袋が欲しい、という声がありました。
袋の値段にもよります!レジ袋を減らすことが目的なら値段も重要なポイントかも
『袋代が有料になったとしても、なんだかんだいって数円ならって払ってしまう人の方が多いはず』
レジ袋が有料化されたとしても、消費者にとって”払いやすい金額”であった場合は、削減にはつながりにくいのでは? という声がありました。企業側も悩ましいところかもしれません。
レジ袋を有料化する代わりに消費者の理解を得るためのわかりやすいサービスを!
『スーパーよりコンビニ商品は値段高いんだから、袋まで客から金とるなんて信じられん』
コンビニエンスストアは特長として、24時間営業、公共料金の支払い、ATMの設置、コピー機の設置など消費者に利便性の高いサービスを提供していることが挙げられますね。さまざまなサービス反面、商品の値段はスーパーなどに比べると若干高めです。環境問題に対応するため、とはいえ商品の価格はそのままでサービスを一部取りやめる、となると、消費者の利便性は下がってしまいます。レジ袋を有料化するのなら、代わりに消費者に分かりやすいサービスを増やさないと理解が得られにくいのかもしれません。
今後の企業側の動向を見守りたいですね。
文・しのむ 編集・しらたまよ
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