妊娠中にやりたかった!「性別お披露目パーティー(Gender Reveal Party)」って知ってる?
あなたは出産前に、病院で赤ちゃんの性別を教えてもらいましたか?
赤ちゃんの性別は出産前にわかった方がいろいろ準備もしやすいし、「早く知りたい!」というパパやママも多いと思います。
でも、自分ひとりだけの検診のときに、先生からさらっと、教えてもらうのもちょっと味気ないですよね。筆者は、出産までの楽しみにとっておきたいと思って、病院の先生や助産師さんには性別を明かさないようにお願いしていました。
最近は、赤ちゃんの性別を親しい人と共有するパーティーを開く、そんなアイディアが欧米で流行っているそうです。
赤ちゃんの性別を知るまでの、ドキドキうれしい気持ちを親しい人と共有するのは、性別お披露目パーティー(Gender Reveal Party)といいます。
性別お披露目パーティーの準備は先生にお願いすることから
性別お披露目パーティーはアメリカで始まったものだそうですが、最近筆者の住んでいるオランダでもやる人が増えています。ヨーロッパでも一般的になりつつあるのかもしれません。筆者のママ友もパーティーを開いていました。
パーティーの準備は赤ちゃんの性別がわかる検診から始まります。病院の先生にお願いして、紙に赤ちゃんの性別を書いてもらい、封筒に入れて渡してもらいます。先生には、自分にも自分の周囲の人にも性別を言わないようにお願いします。
その封筒は開けずに、まだ性別がわからないままケーキ屋さんに持って行って、パーティーのためのケーキを注文します。女の子ならピンク、男の子なら水色のスポンジやクリームを内側に使ってもらい、外側には白い生クリームやチョコレートクリームなどでデコレーションして、外見からはピンクも水色も見えないケーキを作ってもらいます。
パーティーでみんなと一緒に赤ちゃんの性別を知る
ケーキを囲んで、親戚や親しい友人などを招待してパーティーを開きます。パーティのゲストには、赤ちゃんの性別を予想してもらったり、赤ちゃんへのメッセージを書いてもらったり、軽食やドリンクを楽しんでもらいます。そして、ケーキの入刀がクライマックス。夫婦でケーキを切ると、
「赤ちゃんの性別がわかった!」
そんなパーティなのだそうです。
ママ友の感想は、「やってよかった!」
筆者のママ友は、ケーキ屋さんではなく仲の良い友達に頼んでケーキを作ってもらったそうです。そのママ友は、自分では女の子を妊娠したと思っていたそうですが、ケーキを切って出てきたスポンジの色は水色。その瞬間のママ友と旦那さんの驚きの顔とゲストたちの歓声。親戚や友達に祝ってもらえて、とてもいい思い出になったそうです。
妊娠期間は過ぎてしまうと本当に短い時間だったと思います。しかも、つわりなどの体調の変化もあり不安定で、うれしい気持ちのときもあれば不安な気持ちになることも。いろいろなことを体験する妊娠期間中、赤ちゃんの性別がわかる瞬間というのも一度しかありません。そんな大切な瞬間を親しい人と一緒に祝う、とてもすてきなアイディアですね。日本でもだんだん性別お披露目パーティを開く夫婦が増えてくるかもしれません。
文・野口由美子 イラスト・チル