色の名前が覚えられない子どもにもオススメ!こぐまの兄弟と一緒に色で遊べる絵本『ぼくのいろなあに』 #ママの悩みに寄り添う絵本
幼稚園や保育園では、くれよんを使ってお絵描きを楽しむことがありますよね。色に慣れ親しんでいく中で、次第に興味をもつようになっていきます。色彩感覚は、乳幼児期の視覚体験によって育まれることが明らかになっています。個人差や成長段階、生活環境なども関係しますが、乳幼児期にたくさんの色とふれ合えるようにするには、どのようにしたらよいのでしょうか。
子どもが色の名前を覚えられない!ママたちから心配の声続々
ママスタコミュニティには、「子どもが色の名前を覚えられなくて不安」というトピックが立てられていました。ママたちの実際の声と、色を覚えるためにしていたアプローチをご紹介しますね。
子どもが色の名前をいえるようになったのはいつぐらい?
『3歳半ですが、色はだいたい言えます。お姉ちゃんがいるからかな』
『早い子は一歳半で言えたけど、遅い子は3歳過ぎてやっと覚えた』
『うちの子、まったく色に興味がなかったけど、入園してからすぐに色とか覚えたし、たくさん絵を書くようになったよ』
『成長はその子によって、早い遅いがあるし、興味がないことは教えても忘れちゃうよ。子供が興味持てるように教えてあげれば、そのうち覚えるよ。ゆっくりでもいいじゃん』
子どもは体の成長に個人差があるように、色に興味をもったり、色の名前を覚えたりする時期にも個人差があることがわかります。お友達と比べて我が子が「色の覚え方が遅いかも……」と心配する必要はなさそうです。どうしても心配になってしまうママは子どもが色に触れる機会を増やしてあげるといいかもしれません。
子どもが色を覚えるために、実際にママがアプローチしたこととは
『アンパンマンのことばずかんなら、色のページありましたよ。うちの子は、これでだいぶ言葉覚えました』
『子どもが覚えられる時期になれば、すぐ言えるようになる。あとは歩いてる時でも意識して色の名前言ってくといいよ。「信号が赤だから止まるよ」とか「青になったから進むよ」とか』
『りんごの赤、バナナの黄色、ナスのむらさきというように、何かと関連付けると覚えるのがスムーズ』
『うちは車が大好きだから、青の車とか赤の車と教えたら覚えてくれた。興味のある分野で、意図的に色の名前をいれたら覚えやすいかも』
ママたちからは子どもが色に興味をもてるように、その色をしたアイテムと関連づけた声かけを工夫したよ、という声がありました。子どもが興味をもっているものと組み合わせて伝えると、好きなものだからこそ、色の名前にも興味を示してくれそうですね。
絵本『ぼくのいろなあに』は、色の名前を絵と音で関連付ける絵本
こぐまの兄弟、クーとマーが登場する絵本『ぼくのいろなあに』には、10の色が描かれています。色だけが描かれているのではなく、
『ふたりは シャツを きます。
クーは、はっぱと おなじ みどりの シャツ。
マーは、みかんと おなじ オレンジのシャツ』
というように、こぐまの兄弟が着替えをするアイテムと色を絡めて紹介しながら、お話が進んでいくようになっています。色だけではなく、服や帽子、果物なども一緒に目にすることができるので、子どもも色の名前を絵と音で関連付けしやすいかもしれませんね。
最初は色よりも果物に興味を示したわが子
この絵本をわが子と読み始めたのは、まだ色に興味を示していない2歳くらいだったと記憶しています。最初は色よりも、一緒に紹介されたいちごやバナナなど、見たことがある果物に反応する方が多かったです。その後は絵本というツールを通して、自然な流れで色に興味をもったり、ふれあったりすることができるようになりました。
『ぼくのいろなあに』
作・絵:はた こうしろう
発行所:株式会社ポプラ社
価格:880円+税
絵本『ぼくのいろなあに』には、『このかたちなあに』や『ぼくのからだ ここなあに』など、他のシリーズもあります。『ぼくのいろなあに』を読んで、子どもが物の色に興味を示すようになったら、また新たなシリーズを一緒に読んでもいいかもしれません。絵本を通して、子どもが色の名前に興味がもてる1冊に出会えますように。
文・藤まゆ花 編集・しのむ
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