『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』主題歌は2曲が「合体」して1曲に!CDリリース記念イベント
スーパー戦隊シリーズ第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』以来の男女デュエットで、しかもおたがいのパートがそれぞれひとつの曲として成立しているという楽曲「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」。テレビ朝日系『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のオープニングテーマとして、子どもたちにもうすでにおなじみですよね。
主題歌CD発売日の翌日となる3月15日、都内で記念ミニライブが開催されました。歌の途中でルパンレッドやパトレン1号が登場するなど、子どもたちも大興奮だったイベントの模様をお伝えします。
パワフル&キレのあるWボーカルに、子どもも大人も興奮
この日の司会進行を務めたのは、スーパー戦隊親善大使である松本寛也さん。『魔法戦隊マジレンジャー』ではマジイエロー役、『特命戦隊ゴーバスターズ』ではビートバスター役として出演もしていた、シリーズなじみのおひとりです。
松本さんが『ルパンレンジャー、ダイヤルを回せ』を担当する吉田達彦さん、『Chase You Up!パトレンジャー』担当の吉田仁美さんを呼び込むと、待ちかねたファンから歓声が起こりました。
登場したおふたりに松本さんが思わず「吉田VS吉田?」と尋ねると、「はい、スーパー吉田対戦でございます(笑)」と、仁美さん。
和やかなムードの中で松本さんが楽曲の聴きどころを聞くと、「”VS”ですので、歌詞にもそのVS感が込められています。そしてどちらにもそれぞれの正義があるのですが、それを楽曲から感じていただけたらと思います」(達彦さん)。
仁美さんは「堀江美都子さん、ささきいさおさんが歌われた『ゴレンジャー』以来のデュエット曲ということで、試み的にも新鮮な曲になっていて。何度も聴いて、新しい発見をしていただけるとうれしいです!」と、元気いっぱいに答えてくれました。
今回がメジャーデビューとなる吉田達彦さんは、これまで数々のアニソン大会で実績を残してきた実力派。歌手デビュー10周年の吉田仁美さんも『ドキドキ!プリキュア』『ハピネスチャージプリキュア!』のED主題歌などを担当してきた一流どころとあって、それぞれのソロバージョンの歌唱でも会場を引き込みます。力強くコブシを振り上げる達彦さんに合わせて、一緒に腕を上げる子どもたち。キュートな振り付けで歌う仁美さんをまね、身体を動かす親子の姿も。
最後にふたりが同時に「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」を歌い出すと、みんな力強い手拍子で応えます。さらに曲の途中で登場したパトレン1号とルパンレッドにも、大きな声援が。親子連れだけでなく大人のファンもたくさん詰めかけ、会場に集った全員が一緒に盛り上がりました。
ハモリがないなど歌いやすい工夫も。親子で歌おう!
イベント終了後には、あらためて取材も行われました。
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』を観ながら気になるのが、「すごくカッコいい曲だけど、難しそう。どうやって歌えばいいのかな?」ということ。実際に歌われているおふたりに尋ねてみると「この曲には基本的にハモる部分がないんですよ。ルパンレンジャーとパトレンジャー、それぞれのパートをまず覚えてもらえれば、うまく歌えると思います。お父さんやお母さんと一緒に歌って、練習してもらえるとうれしいです」と、達彦さん。
仁美さんは「CDにはそれぞれのソロ曲も収録されているので、そちらをよく聴いて覚えてもらえればすぐ歌えると思いますよ。テレビを観ながら、一緒に歌ってほしいです」と、アドバイスをくれました。
さらに「それぞれ”ルパンレンジャー””パトレンジャー”という名乗りの部分は声が重ならないので、歌っていて特に気持ちのよいところ」(仁美さん)なのだとか。子どもが”ルパン”、ママが”パト”を担当するなどして、声を合わせてみるのも楽しそうですね。
そして話題は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』という、長〜いタイトルについても。公式ツイッターなどでは”ルパパト”と略しているようですが、松本さんはこう言います。「ほかにも”ルパレンパトレン”や”ルパトレン”などいろいろ呼び方はあるみたいですが、好きなものでいいんじゃないのかな、と。今の放送を観ている段階で、個人的には”パトレン”のほうに心が奪われているので……」そこで思わず「ルパンレンジャー」曲を歌う達彦さんが「えっ! それはひどいな」と反論するものの、松本さんは涼しい顔で「いつかひっくり返って『警察戦隊パトレンジャーVS快盗戦隊ルパンレンジャー』にならないかな? と思っています」。「パトレンジャー」曲の仁美さんはガッツポーズでした(笑)。
最後に読者のみなさんにメッセージをくださいました。
「今日はCDが発売されたばかりにもかかわらず、みなさん一緒に歌って盛り上げてくださって。これからいろんな地域に遊びに行きますので、小さなお友達、あとは大きなお友達にもたくさん来ていただいて”ルパパト”を盛り上げていきたいと思います」(達彦さん)。
「今日はお子さんたちが小さな手で一生懸命手拍子してくださったのが、すごくうれしくて。これからまた全国の”小さなヒーロー”たちに会いに行けるのが、さらに楽しみになりました」(仁美さん)。
「今回はレッドがふたりのWヒーローということで、オフィシャルでも”君はどっちを応援する!?”とキャッチコピーがついているんですよ。世の中の風潮的には”競うことは正しいのか、正しくないのか?”というのもあると思いますが、ここではぜひ競う楽しさを感じてほしいです!」(松本さん)。
今回の初リリースイベントを皮切りに、これから全国各地を回っていく予定だとか。くわしい日程などは決まり次第特設サイトで随時発表されていくそうなので、気になる親子はこまめにチェックをしてくださいね。
日本コロムビア
快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー 特設サイト
取材、文・鈴木麻子