旦那さん拒否のレス。ママたちの悩みとは #夜の仲良し事情
夫婦の営みがなくなってしまっているご夫婦。もしくは旦那さんから誘われてはいるものの、ママの方が拒み続けているため、なんとなくギクシャクしてしまっているご夫婦。それは俗に言う“セックスレス”の状態です。
一口にセックスレスといっても、頻度や期間の長さはご家庭によって違ってきます。きっかけは「妻から拒否」「旦那さんから拒否」などパターンは家庭それぞれ。
今回は、旦那さんから夜の営みを拒否されているママたちの本音をご紹介します。当事者としてセックスレスの状態をどのように感じているのでしょうか。
なかなか人には相談できない夫婦の夜の営みのお話だからこそ、少しでもそのことで悩んでいる方のお役に立てたら幸いです。
「愛されているという自信をなくしてしまいます……」
『うちは最近だんだん回数が減ってきて、私がしたくても誘うタイミングもないまま毎日が過ぎていきます。「断られたら嫌だな」とか「普段から会話もないほど、あまり仲良くないのに誘ったらひかれないかな」って思ってなかなか誘うこともできません。このまま旦那との距離が遠のいていくんじゃないかと、不安で仕方ないです』
『夫婦の間でHが無くなってしまうと、女としてもうおしまいなのかと思ってしまいます。結婚して家族になってしまうと、男女の愛というより、家族愛になってしまうのが、なんだかすごく寂しい』
『私も旦那から拒否されています。みなさんの気持ち、すごく分かります。欲でセックスしたい訳ではなく、旦那と愛のあるセックスをして、お互いに愛を確かめ合い、その愛されている自信が、心にゆとりを生みますよね。
ウチも一人目を産んでからレス気味で、かろうじて二人目はできましたけど、一人目出産後から、レスのことで何回もケンカしました。
私は愛されてないかも、もう女じゃないのかも。毎日毎日、自分に自信がありません。愛されてるとも思えません。かろうじてするセックスは、旦那の精子がたまったときだけ。出したいときだけに、私は使われます。精子の処理機にされているのを知りながら、それでも嬉しいと思い、セックスに応じる自分がすごく惨めです』
『うちも旦那はしたくない、私はしたいという感じでした。下の子も、私が頼んでしてもらってやっと授かりました。妊娠がわかってから生まれて一歳二ヶ月になりますが、一度もしてません。夜悔しくて声を殺し泣いたことも数え切れません。エッチは快楽だけではなく安らぎというか、安心感というか。うまく言えないけど夫婦ならそういうものがあると思います。もちろん恋人同志でもです。
ところがあるとき、旦那が浮気をしてることを知りました。妊娠前から、今も続いてるはずです。話し合いをしても解決せず、なあなあになったままです。毎日つらいです。もう一緒にいるのもいやです。早く抜け出したい』
旦那さんから夜の営みを拒否されているママからは、「愛されている自信がもてない」「このまま旦那との距離が離れていってしまうのがこわい」という悲痛な叫びが寄せられていました。しかもそのレスの原因が、旦那さんの浮気だったというケースも。そんな事実が発覚してしまったら、もう普段どおりの生活には戻れなくなってしまいますよね……。
一方で「夫婦間で満たされないなら、他の誰かで満たそうという気持ちにまでなってしまう」という声も
『うちは1人目妊娠からずっとレス。最悪。こんな人と結婚するんじゃなかった』
『うちも最近全くしていない。このままでも良いと思う気持ちもあるし、少し寂しくも思う』
『はじめはすごく寂しかったけど、いくら言っても返事だけで実際してくれないので、今はもう旦那とエッチしたいという気持ちも薄れてます。
私は、夫婦間で満たされないものを他の誰かで満たして欲しいと思ってしまいます……相手と時間さえあれば』
『私は旦那が大好きなので、旦那以外とはしたくありません。でも旦那が私を愛してくれていないと思うと寂しいし、もし他の人から誘われたりしたときに少しでも心が揺らいでしまいそうな自分もいて、許せません。うまく言えないけど……毎晩毎晩、考えたくなくても良くないことばかり考えてしまって本当に辛いです』
『メイクして、お洒落しても、旦那が私をちゃんと見てくれることはありません。疲れました。
私は、セックスレスでの浮気は有りだと思います。できる限りの努力と話し合いをして、それでもダメなら、離婚を覚悟で浮気するなら良いと思う。母親であるけど、一人の女だし、人間だから。セックスに溺れる訳ではなく、身も心も愛され満たされ、自信や余裕が欲しいから』
旦那さんに拒否されてセックスレスになったママたちの、普段はなかなか聞けないリアルな本音をご紹介しました。
セックスは夫婦にとって大切なコミュニケーションのひとつでもありますが、セックスをしなくても夫婦生活は成り立っていきます。しかし、あまりにレスの期間が長くなると夫婦の間に溝ができてしまうケースもあるようです。
もしどちらかがその現状に悩んでしまっていたとしたら、勇気を出して、相手に自分の本音を打ち明けることができるといいですね。そのためには普段から会話をしたり、スキンシップ方法を変えるなどを意識することが大切なのかもしれません。
文・赤石みお イラスト・ごぼふく