あのキャラクターにまた会える! 『NHKなつかしの’80sキャラクター』
母となり、NHK Eテレの子ども番組をわが子と一緒に見る毎日ですが、私自身が子どもの頃に見ていたNHK番組といえば『おかあさんといっしょ』でした。番組内で流れた歌や、その強烈なキャラは今でも思い出せるほど。1982年から10年もの間放送されていた『にこにこ、ぷん』が、子ども時代の思い出の一部になっているママも多いのではないでしょうか。そんな『にこにこ、ぷん』ど真ん中の世代が、どハマりする1冊『NHKなつかしの’80sキャラクター』が発売中です。
たくさんのキャラクターにまた会える!
Eテレ(当時はNHK教育テレビジョン)の『おかあさんといっしょ』内でかつて放送されていた、じゃじゃ丸、ぴっころ、ぽろりの着ぐるみたちが登場する人形劇『にこにこ、ぷん』。
一切しゃべらないノッポさんと着ぐるみのゴン太くんが一緒に工作をする『できるかな』。
青年チョーさんが町を探検し最後に町の地図を描く『たんけんぼくのまち』。
そして埴輪の王子のドタバタ人形劇『おーい!はに丸』など、思わず「なつかしい!」と叫んでしまう番組のキャラクターが多数登場します。
『できるかな』でノッポさんを演じた高見のっぽさんや、はに丸の声を担当した田中真弓さん、
『たんけんぼくのまち』に主演し今は『いないいないばぁっ!』でワンワンを演じているチョーさんのインタビューも掲載されています。当時の撮影の様子や出演者としての気持ちを語ってくれた内容は見逃せません。
え、そうだったの!知らなかったひみつが盛りだくさん
『にこにこ、ぷん』に登場する「じゃじゃ丸、ぴっころ、ぽろり」の3人。実は本名ではないことはご存じですか? 毎回「オッス!」と元気よく登場する、若干ダミ声のリーダー的キャラがじゃじゃ丸。お腹から飛び出すでべそがいつも目立ってました。ちょっと女子力高めのペンギンがぴっころ。しっかり者でかわいいですが、ほかの男子2人を尻に敷いてる感が出てましたよね。
ちょっと気弱そうなネズミがぽろり。なぜだかいつも「ヨヨヨ〜」と泣いてたような……そうそう、お話しする木のキャラクターもいましたね。正直言って怖かったあの木の名前は「かしの木おじさん」というのだそうです。
歌もすぐに思い出せるほど、『にこにこ、ぷん』の世界にどっぷりはまっていましたが、そんな3人の本名が「ふくろこうじ・じゃじゃ丸」「ふぉるてしも・ぴっころ」「ぽろり・カジリアッチIII世」というのには驚きでした……!
また、ノッポさんとゴン太くんが登場する『できるかな』は工作教育番組でしたが、実はノッポさんは……。衝撃の事実が本人のインタビュー内で判明します。そのほかにも知らなかったヒミツがまだまだありますよ。
特別付録に付いてくるのがゴン太くんのふわふわキーポーチ。中にはキーリングも付いているのでなかなか実用的。何よりもかわいくて、ふわふわのさわり心地がたまりません。子どもの頃に見ていたキャラクター「ゴン太くん」を母になって持てるとは!
なつかしくて今見ても面白いキャラクターたちに会える『NHKなつかしの’80sキャラクター』。幼い自分の気持ちを思い返すと、育児もさらに楽しめるかもしれませんね!
出版社: 宝島社
文・山内ウェンディ