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残食王No.1のセロリを美味しく食べる!『Chef~三ツ星の給食~』第9話レビュー

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給食が抱える課題のなかに、「残食率を下げる」というものがあるそうです。

『Chef~三ツ星の給食~』のなかでも、度々『残食率』という言葉が登場してきました。

食べ物の好き嫌いが多い子どもたちに、給食を残さず食べてもらうためにはどうしたら良いのか。子どもたちが苦手な食材を、どうしたら食べてもらえるのか。

これは、毎日の食事を作るお母さんたちにとっても大きな悩みのひとつなのではないでしょうか?
『Chef~三ツ星の給食~』第9話には、その悩みを解決するヒントがたくさん詰まっていました。

第9話あらすじ

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光子(天海祐希)の屋台に現れた奥寺(豊原功補)は、光子に頭を下げると、助けてほしい、と言った。世界的な料理雑誌が主催するレストランの格付け審査が迫る中、今年新作を発表していない「ラ・キュイジーヌ・ドゥ・ラ・レーヌ」は、このままでは審査で最も重要な「料理の独創性」がクリアできない。そこで篠田(小泉孝太郎)は、光子の未発表のレシピ「三種の神器のトゥルト」を出すと決断。早速、奥寺が試作したが、難易度が高く料理を完成できないのだと明かした。すると光子は、火加減の細かい指示など具体的な、調理のポイントを教えてやる。なぜ結果的に光子を裏切った形になってしまった自分に教えてくれるのか、と聞く奥寺に、自分は「三種の神器を超える」料理をいくらでも生み出せるからだ、と光子は答えた。
そんな頃、三つ葉小学校では「地産地消イベント」の一環で、給食に地元で取れたセロリを使うことが決まった。荒木(遠藤憲一)は、来週にでもメニューに組み込みたいと言うが、苦みのあるセロリは子供たちに不人気で、残食率が高く“残食王”の異名を取るという。
それを聞いた光子は、残食王の汚名を晴らしてやる、と奮い立つ。
ところが数日後、光子は荒木に呼び出され自宅に行くと、そこには晴子(川口春奈)ら給食チームが呆然としていた。いぶかしがる光子に、荒木は、年内で三つ葉小学校の給食が給食センターに移行し、学校内での調理ができなくなる、と告げた。調理作業は民間委託になるため、調理師補助は全員クビ。意気消沈するポンコツ軍団。突然のことに驚く光子は…。

今回、給食のメニューに使用することになったのは“残食王”のセロリ。

大人でも苦手な人が多いセロリを、子どもが「最高に美味しい!」と食べてくれる給食にする光子のレシピ、気になりますよね!

今回の光子たちが作った給食も、最高に美味しそうでした!

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「鶏肉美味しそう!」

「食べたい!」

「このレシピ知りたい!」

「真似してみたい!」

ドラマのなかで、子どもたちが給食補助員たちに「苦手なものが、どんな風に出てくるのか楽しみだよ!」と言うシーンがありました。

子どもが、給食で苦手な物が出てくることを楽しみに感じるというのは、すごく理想的ですよね。

素材自体の味がわかりやすい状態では、どうしても食べられない……という物も、工夫次第で食べられるようになるということが発見できました。

このドラマは、“子どもと食”に関して考えさせられることがたくさんありますね。

そして、子どもたちが楽しみにする給食を作っている光子たちは、学校内での調理ができなくなるという危機が訪れています。

この危機を、どのように乗り越えるのでしょうか? そして、光子は、三ツ星レストランのシェフに戻るのでしょうか?

来週は、とうとう最終回です。

光子が作る美味しそうな料理が見られるのも、あと1回を残すのみ。

お見逃しなく!

文・鈴木じゅん子

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