加藤ローサ:第1回 出口の見えなかった“育児のトンネル”から、今ようやく抜け出せた気がします
「二児のママだったの? しかも2人とも男の子!?」と驚いてしまうほど、ママとなった今も、独身時代と変わらない美しさの加藤ローサさん。
サッカー選手として活躍するご主人・松井大輔さんとともにフランスへ渡り、海外でのなれない育児に奮闘。その後2つの国を経て現在は帰国し、日本での生活を満喫されているそう。
結婚・出産を機に、芸能活動をお休みしていたローサさんですが、お子さんの成長に合わせて、少しずつお仕事を再開されています。やんちゃ盛りの男の子2人を育てる加藤ローサさんのママスタ独占インタビューを、全8回に分けてお届けします。
日本にはいつごろ戻られたんですか?現在は少しずつお仕事を再開されているそうですね。
(2011年6月に)結婚してフランスへ渡り、その後ブルガリア、ポーランドでの生活を経て、3年前から日本で生活しています。
現在は東京まで距離がある所に住んでいるので、2、3ヵ月に一度の割合でお仕事させてもらっています。
仕事復帰はしていますが、まだまだ家庭優先で過ごしたい気持ちがあるので、そのペースで、できるお仕事を精一杯やっています。いまは4歳の長男と、2歳の次男の育児が中心の毎日ですね。
ご主人は、お仕事復帰について応援してくれていますか?
はい。今日(のインタビューの間)も、幼稚園が15時で終わって息子たちが帰って来るので、私が帰るまでは夫が息子たちとお留守番してくれています。
お子さんは2人とも幼稚園ですか?
そうです。今年の9月から、次男も長男と同じ幼稚園に通い始めたんです。息子たちが幼稚園に通うようになってから、“やっと“自分の時間が持てるようになって。すごく幸せなんですよ(笑) 。
“やっと”と言っても、5年ぶりなんですが。けれど、この5年は私には果てしなく長く、出口の見えないトンネルに思えていました。私はそれを「育児のトンネル」と呼んでいてたんです。最近ようやくそこから出られた気がするんです。
フランスでの出産、海外での育児など、次回以降「育児のトンネル」にまつわるお話をたくさん伺いたいのですが、まずは5年ぶりに自分の時間を持てた今、どんな気持ちですか?
はじめ突然1人になったときは「あれ? こんなに暇なの?」って思いました(笑)。
最初の一週間、何をしていいかわからないんですよ。最初の一週間。よくわからなくて家でボーっとしてました。ひたすら掃除したり、いらない物を捨てたり。
でも考えてみれば友達とランチにも行けちゃうし、1日6時間が自由なのはすごいです! いまは韓流ドラマにはまってたので、韓国語を習ったり。飾り巻き寿司教室に通ったり、いろいろ習い事をして、お友達もたくさんできました。レッスンの後にみんなでお茶したりもしてます。
「前も後ろも見えない! がむしゃらに生きてます!」という時期から、ようやく脱した今、叫びたいです。「幸せだ!」って(笑)。
素晴らしいですね。ご主人と2人きりで過ごすことはありますか?
ありますよ。2人でランチに行ったり、映画を観に行ったりしています。
私たち、結婚前はそういうことをしたことがなかったから、結婚5年目にして、ようやくデートをする時間と余裕をが持てました。
最近は、子どもたちが寝た後に2人きりで韓流ドラマを観てます。おやつと飲み物を用意して2人で観るんです。イメージできないでしょ? (笑)。
ステキなご夫婦ですね! 結婚して5年、夫婦生活はいかがですか?
結婚して最初の数ヶ月で、自分の今までの人生の中で積み上げてきた常識みたいなものが、海外での生活で崩れるという経験もあったし。そんななかで、子どもを産んで2人で育てて。
彼じゃなかったら、もしかしたらここまで続いてなかったかもしれないと思います。
夫は、結婚してからどんどん素敵な旦那さんになってるんです。それはやっぱり、子どもの存在が大きくて、父親として彼を成長させてくれたと思ってます。子どもたちに感謝ですよね(笑)。
年々、夫は大切になっていくし「彼しかいない」という気持ちが増していますね。
5年ぶりに自分の時間が持てたという加藤さんの表情は本当に幸せそうでした。一方で「育児のトンネル」と呼んでいる5年間には一体どんなことがあったのでしょうか?次回以降、旦那さんとの出会い、そしてフランスでの出産・育児までのお話を伺っていきますよ。お楽しみに!
(取材、文・上原かほり 撮影:chiai)