【相模原お出かけスポット】「つちざわの森」の里山体験で心身をリフレッシュ!親子で過ごす癒しの時間
都心から電車や車で約1時間。神奈川県北部に位置する相模原市は、都会のすぐ隣とは思えないほど自然が豊かで、“プチトリップ”にぴったりの街です。
駅や高速道路からのアクセスも良く、さまざまな観光やアクティビティが楽しめるのも魅力で「遠出は大変だけど、家族で自然を感じたい」、そんなママやパパの願いを叶えてくれるエリアです。
今回はそんな相模原市で、親子で遊び、学べる充実のお出かけスポットを紹介します。
里山を舞台にした大規模な自然体験スポット

圏央道の相模原インターチェンジから車で5分。津久井湖にほど近い場所に、里山を舞台にした13ヘクタールにおよぶ自然体験スポット「つちざわの森」はあります。うっそうとした草木が生い茂る土地を、合同会社ヘリテッジキーパーの社員の方たちが時間をかけて丁寧に整備し今に至るそうです。
日頃忘れかけていた感性を呼び起こす「森林浴プログラム」
ここでは、ヘリテッジキーパーの代表で、森林浴ファシリテーターの青木薫さんの案内で森を歩きながら、日々のやるべきことなどの思考を手放す「森林浴プログラム」を体験しました。
森を散策しながら行うワークショップの中で、遠くに見える木と、近くで触ってみた木の印象の違いを問う場面がありました。「遠くで見るとモノに見えるけれど、触ると生きてるなって感じがしませんか?」と、青木さん。
たしかに、遠くで見つめている木はどこか冷たくて硬そうな印象がありますが、実際に触ってみると想像以上に柔らかく、手を包み込んでくれるような温もりさえ感じました。
「木も生きていることがわかる」。実際に触れて気付くこの発見は、子どもはもちろん私たち大人が忘れかけていた感性を呼び起こしてくれる貴重な体験になりました。
お金をかけなくても心を満たす遊びが充実

「森林浴プログラム」では、配られた白い紙を植物の後ろにかざして影を写し取り、形の面白さに気付く「木漏れ日キャッチ」なども実施。「お金をかけなくても、自然の中には子どもの感性を育てるのに充分な体験がある」と感じさせてくれるひとときでした。
大自然の中に作られたブランコで遊ぶ時間も、また格別です。僅かでしたが子どもにとっても癒しのひとときとなったようでした。子どもたちが森の中の遊具やハンモック、ワークショップなどを楽しめる「森あそびの日」と呼ばれるイベントも定期的に開催していますよ。
今回は、少しだけ子どもが薪割り体験をさせてもらいました。力のない小さな子どもでも安全に薪割りができる機械を使い、上手に薪を割ることに成功! 割った薪を使った焚き火体験なども行っているそうなので、アウトドア好きは要チェックです。
アクティブ好きにはマウンテンバイク体験も

体を動かすのが好きな親子には、マウンテンバイク体験もおすすめ。森の中に作られた“パンプトラック”と呼ばれる山なりのコースを走る本格アクティビティです。年長さん〜小学生に人気で、自転車に乗ることさえできれば誰でもチャレンジできますよ。
ストライダーの貸し出しもあるため、まだ本格的な自転車に乗れない小さなお子さんの参加もOK。森の中でストライダー体験ができます。
まだ自転車に乗れない子どももストライダーで参加しましたが、ふっかふかの土の上を楽しそうに走っていました。マウンテンバイクインストラクターの渡邊さんが丁寧にレクチャーをしてくださるのと、平坦なコースもあるので、初心者の方も安心してくださいね。
森の香りでリラックス!癒しのワークショップ

「森の香りのワークショップ」では、蜜蝋、植物油、間伐材を活用した精油を混ぜ合わせて完成させる「森の香りのバーム作り」を体験。使用する精油は全て森の手入れの過程で出た間伐材などを使用しています。
精油は、ストレス軽減とリラックス効果のある北海道のトドマツの香りを選びました。完成したバームは肌につけるたびに爽やかな香りがするので、日々の癒し効果になっています。「森の香りのバーム作り」以外のワークショップも定期的に行われているので、気になる方はHPを覗いてみてくださいね。
心と体を満たす特別な時間を「つちざわの森」で

木々の揺れる音や土の匂い、森を渡る風。「つちざわの森」で過ごす時間は、慌ただしい日常から少し離れ、自分自身の心と体を整える時間になります。夢中で遊ぶ子どもの表情を見ながら、大人もホッと肩の力が抜ける……そんなやさしい時間を、この場所で味わってみてはいかがですか?
つちざわの森(合同会社ヘリテッジキーパー)
住所:神奈川県相模原市緑区根小屋2142
つちざわの森・詳細
取材、文、撮影・編集部
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