<偏食はワガママ?>苦手な料理デタ!「食べるしかない?」と思ったら義母が目の前で…【後編まんが】
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私はシオン(26)。私の大きな欠点はひどい偏食だということ。元カレにもそれでふられましたし、まわりの人たちは私のひどい偏食をみて「ワガママ、だらしがない」など、私の人間性まで否定するのです。だから、食事はひとりでするのがラクでした。けれど彼氏のノスケ(30)は私の偏食に関して不満を言ったことがありません。そんな彼と結婚するにあたり、義両親と顔合わせで外食をしなければならなくなったのです。どうか、せめて、私が口に入れられるものが出てきますようにと願っていたのですが……。
結局、不安な気持ちを抱えながら義両親との食事会当日を迎えてしまいました。ざっと見ただけでも3皿は食べられない。しかも細かい食材も含めたら食べられないものが多すぎる。絶望でしたが、初対面のご両親の前で、ノスケに食べてもらうこともためらわれます。とにかく口に入れてダメなら……私は覚悟を決めたのです。
なんと! 義母は……私と同じ偏食だったのです。義母は食べられないものを義父に食べてもらっていました。義両親の仲でそれは当たり前のことのようでした。ノスケもそんな両親をみて育ったからか、私の偏食にもあたたかく対応してくれていたのかもしれません。
まわりの人が私を注意するように、私自身だって私をダメな人間だと思っていました。
でも努力しても、偏食はなくすことができなかったのです。
だから、まわりの人が私をあきらめたように、私も自分という人間をあきらめてしまっていたのかもしれません。
でも義母が私と同じだったこと、みんなが当たり前のように私の偏食を受け入れてくれたことで、はじめて「食事ってこんなに楽しいものなんだ」と思えたのです。
この縁に感謝して、旦那や義両親を大切にして結婚生活を送りたいと思っています。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・善哉あん 編集・石井弥沙
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