<朝4時はうるさい…>夫が毎日早朝ウォーキング。健康意識が高い人にイラつく私って、心が狭い?
朝型夜型など、人にはそれぞれ一日の中でより活発に動きやすい時間帯があります。一般的に若者は夜型が多く、年齢を重ねると朝型に変わっていくイメージも。仕事をする時間帯以外はいつ活動しようが当人の自由ですが、一緒に暮らす家族にとってはそれが悩みの種となることも。
毎朝4時起き、物音がうるさいダンナ。私はもっと寝ていたいのに
朝型のダンナさんに悩む方からの投稿が、ママスタコミュニティにありました。
『夫は21〜23時に就寝して、起きるのは4時。5時頃にウォーキングに出かけ、シャワーを浴びて仕事に行く。私は弁当作りのために6時前起きなんだけど、朝からのバタバタ音で目が覚めてしまう。朝からうるさい夫にイライラする私って、心が狭い?』
とくにうるさいのが4時半頃だそうで、本来なら眠っていられるはずの1時間半を損した気持ちになるのでしょう。ちなみに、ダンナさんは30代半ば。「健康的すぎる……」と本来ならうれしいはずのことが、逆にイライラの種になっているようです。
『健康的でいいね。うちは「眠れない」と遅くまで酒を飲んで、私は2時3時にイビキで起こされる』
ウォーキングを欠かさない、健康意識の高いダンナさんをうやらむコメントもいくつかありました。「体型もきっと引き締まっているよね。素敵じゃないの」などなど、たしかに不健康な夫に比べればマシに思えます。だからこそ投稿者さんも「私の心が狭い?」と感じてしまうのでしょう。
『出勤が早いなら、仕方がないよ。うちも早朝出勤だから6時過ぎには家を出るし、子どもも5時からドタバタ走り回っている』
朝型人間ではないのに、仕事の都合で早くから動かなくてはいけない人もいます。家庭にそうした人がいるなら、家族がそれに合わせるのはある程度仕方がないこと。しかし、投稿者のダンナさんは仕事ではなく、いってみれば趣味のための早起き。おそらく妻が本来起きるはずの時間に帰宅して、シャワーや朝食、身支度をしてとなると出勤は7〜8時でしょうか。ごく一般的な出勤時間帯です。
毎日寝不足になるのは辛い。でも、夫婦なら我慢すべき?
『投稿者さんは専業主婦? それなら我慢』
働いていないのであれば、どこかのタイミングで昼寝が可能な場合もあります。お弁当作りのために起きているのなら、それさえ終わらせれば二度寝することもできるかもしれません。しかし投稿者さんも働いているのなら、本来眠れるはずの1時間半を削られています。専業主婦だったとしても、いつでも昼寝できる環境にいるとは限りません。
『人と一緒に生活するって、そういうことだと思う。音が気になるとはいえ、ダンナさんは支度しているだけ。騒いでいるわけじゃない。仕方ない』
「人と暮らすことは、お互い何かを我慢することの繰り返しでは?」というコメントもありました。たしかに家族がいれば同時間帯に使いたい洗面台を譲り合うなど、妥協しなくてはいけないこともあります。
『「人と一緒に生活するって〜」は、投稿者さんからすれば”こっちのセリフ”じゃない? 仕事で早起きしなくちゃいけないわけじゃないのに』
互いに我慢することは必要ですが、今回の件は「互い」ではない気がします。ダンナさんが好き勝手にしている一方、我慢を強いられている投稿者さん。早起きは「いいこと」、ウォーキングは「いいこと」というイメージですが、それがパートナーにかける迷惑で成り立っているなら、少しでも「いいこと」ではないのでは?
『うちも夫が朝型人間で、4時にシャワー。ランニングに行き帰ってきて、再びシャワー。そこから何だかんだとバタバタやっている。私は6時半起きだけど、眠りが浅いから少しの物音でも起きちゃう』
投稿者さんとまったく同じことで悩む方もいました。自分も早寝すれば少しは睡眠時間が増えますが、夜は家事があるため難しいとのこと。「毎日寝不足で、イライラする」といいます。
気になることはひとつずつ解決。妥協点を探そう
いろいろ届いたアドバイスの中では、お弁当作りをやめる提案が多くありました。
『朝に強いなら、夫が弁当を作ればいいのに』
お弁当は、誰のためのものでしょう? ダンナさんのためなら、物音で起こされることを理由にやめてしまってもいいかもしれません。
『投稿者さんが耳栓とアイマスクをして寝るしかない』
自分が早寝早起き、ダンナさんが遅寝遅起きの逆パターンという方からも「耳栓をするようになったら睡眠の質が上がったよ」という報告もありました。
他にも「寝室を分けて、できるだけ遠い部屋にする」「部屋を防音にする」などの案も。そこまでするのは少しやりすぎに感じそうですが、睡眠不足は心にとっても身体にとっても悪影響しかないのでは。本当に辛いなら、考えてみる価値はあります。
『具体的に、何が耳障り? 扉の開閉音や足音がうるさいなら、気をつけてもらうとか。洗面所が寝室の近くなら、使うときに扉を閉めてもらうとか』
この方も夫婦で生活時間帯が違うため、相手の就寝中は物音を立てないよう気をつけているそうです。「朝はできるだけ音を立てないように、前夜から出かける支度をしっかりしている」という方もいました。睡眠を邪魔しないのは、相手への思いやり。しかし、投稿者のダンナさんからは現状それが感じられません。
『うちも早朝に、ダンナがトイレのドアを開閉する音で起こされる。こっちは夜遅く帰る息子を待つため、早寝できないのに』
先ほど「夜は家事があるので早寝できない」という方もいましたが、早寝したくてもできない事情がある場合もあります。それを知りながら自分だけが都合のいい時間帯に活動するのは、身勝手すぎないでしょうか。早朝から動きたいなら夜の家事を分担するなど、パートナーのフォローをすべきでなのでは。投稿者さんのところも1時間遅い5時起床にしてもらう、ウォーキングを夜の時間帯にしてもらうなど、どこかで妥協点を見つけてもらってはどうでしょう。
自分勝手なダンナさんにイライラする投稿者さんは、心が狭いわけではありません。ダンナさんは、今は妻に迷惑をかけていることに気づいていない可能性すらあります。「早起きもウォーキングも、健康的でいいこと」というイメージは一旦脇へ置き、まずは話し合いを持つことをおすすめします。
文・鈴木麻子 編集・佐藤さとな イラスト・なかやまねこ
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