<買う行為が好き>買うとスッキリ、でもすぐに後悔…買い物依存っぽい行動をやめるには?
またやってしまった……。本当に欲しかったわけではないのに、つい買ってしまう。しかも買った瞬間に、あれだけ欲しかったはずの気持ちがサッと冷めていく。
『買う行為に満足してしまうのを直したい。イライラすると買ってしまう』
「買う行為そのもの」に満足してしまうクセを、どうにかしたいと思っているママからの投稿です。やめたいのにやめられない……、このような気持ちがわかるママもいるのではないでしょうか。
買っただけで満足。家のなかが物だらけに
欲しくて買ったのに、買った瞬間にどうでもよくなる……そのような自分のクセに、苦笑いを浮かべるママたちは少なくありません。
『ここ数年は少しマシになったけれど、一時期は物を買って、そのまま一切開けずに紙袋のまま放置していたときは、自分でも重症だなと思った。ここまでいくとビョーキよね』
『大量に買い物するとスッキリする。でも家に帰ってきて片付けるのが面倒』
こうした声に、うんうんとうなずくママもいるのではないでしょうか。
『うちの旦那がそうだわ。同じような物がいっぱいあるし、買ってきてもそのまま放置されている』
買い物という行動が快感になっていて、買った瞬間に満足してしまう。そしてその後は放置。まさに、「買うことが目的」になってしまっているのです。「あれ、なんでこんなに欲しかったのだろう?」と自分でも不思議になるのです。
ママたちが買う物とは?
なかでも特に目立ったのが、服を買ってしまうというママでした。
『高くないけれど、クローゼットにタグつきの洋服がいっぱいある』
『私は、着もしない服、しかも似たようなデザインの服をたくさん買ってしまう』
服だけではありません。本、ゲーム、お掃除グッズに食品など、ママたちがついつい買ってしまうアイテムは多岐に渡るよう。
『TVショッピングで買った掃除機、一度も使わないまま3年経った』
『私はお掃除用品。買った時点できれいになった気分になって、そのまま放置してしまう』
『私は本かも。買ってすぐに読まずに、手に入ったことで満足している』
『私は土日で食料をまとめ買い。安い! 新鮮! と買いすぎて、使い切らねばと木曜金曜の晩ご飯が豪華になる』
食べて楽しめればそれはそれでいいのでしょう。でも買って満足して結局使わないけれど、またすぐに「何か」が欲しくなる……このサイクルが、気づけば日常に染みついてしまっているママは、少なくないようです。そしてこの買い物ループの厄介なところは、自覚があっても止められないところなのでしょう。
買う前に、少しだけ未来を想像してみる
買い物はタダではできません。お金が掛かります。余分なお金があるのなら構いませんが、そうではないことも。今は使わなくても、将来必要になるお金かもしれません。
『買った後のこと、買う前に少し想像して。なくなるお金と、部屋のなかに増える不用品』
こうした声に、ハッとさせられたママもいるのではないでしょうか。買い物をする前に、ほんの少しだけ立ち止まって「これが家にあったらどうなる?」と考える。クローゼットがパンパンになる姿、棚に積まれたままの箱、封も切られていない紙袋……。そのような様子を想像するだけで、ブレーキが掛かるかもしれません。
それでも買い物をやめられない場合
ママたちが、どうしても買い物をしてしまうときの知恵を出してくれました。
『消耗品にしたらどう? トイレットペーパーとか洗剤とか』
『1週間手に取らなかったら新品のうちにフリマアプリ行き!』
『私はそういうときは100均で買うようにしている』
買い物衝動が止まらないのなら、ダメージの少ない選択肢を用意しておくのも1つの方法です。「満足した後の現実」を受け入れる準備があれば、罪悪感も少しは軽くなるのではないでしょうか。
ストレス解消費として割り切ってみても
『でも買わなきゃイライラする。だからイライラをお金で解決したと思えばいい』
『そうやって世の中の消費を回す人がいるから、経済は回っているのだよ。もう経済活動で世を支えていると思えばいい』
こうした発想の転換も、ときには必要かもしれません。もちろん家計に支障がない範囲であれば……ですが。衝動買いがどうしてもやめられない場合、この行為に焦りを覚えるママもいるのではないでしょうか。けれどその焦りにストレスを感じて、また買い物をしてしまう悪循環。ならば、「買って満足する自分」をどう扱うかがカギなのかもしれません。
「買うこと」とどう付き合っていくか
買い物の目的は、物を得ることだけではないのでしょう。ストレス解消だったり、自分へのご褒美だったり、気分転換だったり。買いすぎは反省すべきだけれど、「買うことで少し前向きになれる自分」も、たまには認めてあげていいのかもしれません。
ただ家が物で溢れかえる前に、どこかで線引きは必要です。「本当に必要?」と自分に問いかけるクセを、少しずつでも育てていけたらいいのでしょう。
買い物は本来、生活を豊かにする手段の一つ。でもそれが「生活を脅かすもの」に変わっているなら、見なおすタイミングかもしれません。「買う」ことで満たされない心の奥に、何があるのか……。本当に必要なのは、物よりも自分自身との対話なのかもしれません。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
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