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<アリなの?>仕事をしたくない、遊びたいから大学に進学する。「就職しろ」と言ったら毒親と言われた

129_ママ(単体)_猫田
大学に進学する目的は人それぞれでしょう。子どもが将来の目標のために大学で学ぶケースもありますが、逃げのような理由で大学に進学する場合もあるそうです。ママスタコミュニティのあるママから、こんな質問がありました。

『姉の息子(甥)がまだ遊びたい、まだ仕事をしたくない、という理由で大学進学を希望している。でも甥が進学できる大学は限られている。甥は中学からほぼ勉強していなくて、今の高校も偏差値が低い。姉が「そんな理由なら就職しろ」と言ったが、甥から毒親と言われたらしい。でもこれって毒親?』

投稿者さんの甥が大学進学を考えているそうです。でも理由がもっと遊んでいたい、まだ就職したくないからというものでした。甥の学力を考えると、大学に進学できるのかどうか、そして進学できたとしても単位をとって卒業できるのかどうかという問題もありそうです。投稿者さんのお姉さんは、甥に就職した方がいいと言っているようですが、他のママたちはどう考えるのでしょうか。

大学は遊ぶ場所ではなく、学ぶ場所では?

『そんな子に何百万円もかけるなんて、まっぴらごめんだわとなる』

『単位が取れずに留年して、中退するケースも多いよ。「遊びたいから、仕事をしたくないから」の思考はけっこうヤバイ。もし無事に大学を卒業できて就職しても、すぐに仕事を辞めてしまいそう』

『何をしに大学へ行くの? と思うけどね。今の時代大卒が当たり前になってきているから、目標もなく学歴のためだけに大学に行くと、かえって「大学で何をしていたの? あの人」となるだけ。実際今の職場でもいるよ』

大学に進学すれば、高額な学費がかかります。もっと遊びたい、仕事をしたくないという理由のためにお金をかけるのは、親としては納得できないかもしれません。また明確な目標を持たずに進学した場合、大学で学ぶ意欲にも影響が出そうです。単位を取れずに留年したり、退学したりするなど、なんのために入学したの? と思われる状況になる可能性もあります。大学は遊ぶ場所ではなく学ぶ場所。その考えがないと、大学で過ごす時間が無意味になってしまうかもしれません。

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大学に進学させる理由は?

大卒という肩書きをつけてあげたい

『もしうちの子どもが同じ状態だったら、大学に進学させるかもしれない。勉強ができない子で大卒という肩書きがなくてはどうしようもない状況なら、お金を払ってでも大卒の肩書を買ってあげると思う』

子どもの将来を考えたときに学歴があった方がいいと判断し、大学に進学させるという意見もあります。学歴を得ることができるなら、大学に進学する目的が遊ぶためであっても、就職のタイミングが延びてしまってもいい……と考えるようです。

大学時代でしかできないこともある

『大学は子どもと大人の間の最後の猶予期間という感じ。今のうちに遊んでおけと思う』

『大学は社会に出るまでの猶予期間だという捉え方もある。近代の大学の位置付けとして、未熟な自己を省みてアイデンティティを確立したり、将来のキャリアパスを明確にしたりする時間』

大学で過ごす時間は、社会人として働くまでの猶予期間という考え方もありました。就職したらある程度時間の制限があり、遊んだり学んだりすることが難しくなる場合もありますよね。また大学生活は将来のことをじっくりと考える時間、と捉えれば大学進学は無意味ではないのでしょう。時間をかけて将来を考える期間なのかもしれません。

大学での経験が将来役に立つかもしれない

『今の時代ずっと働くことになるし、大学に進学して大卒の経歴を得たり、いろいろな資格を取ったりした方がいいよ』

『高卒のタイミングでも働くことはできるけど、大学に行って視野や経験を広げてから働いても遅くはない』

大学に進学すれば、そこで学び、いろいろな経験をするでしょう。そのときには気づかないかもしれませんが、将来大学で経験したことが自分の力になることもありますよね。また大学生活を通して、自分が何をやりたいのかを見つける場合もあるでしょう。実際に進学してみないとわからない部分は多いですが、大学での学びが子どもを成長させるのではないでしょうか。

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進学する大学は子どもが自分で真剣に選ぼう

『遊びたくて大学に進学するなら、「せめて大学を真剣に選んで、親にプレゼンしてみろ」と言う。その方が本人にも目標ができるし、大学で何を勉強できるか明確になるでしょ。就職率がよかったり、資格取得ができたり、いろいろわかってくるよ』

社会人になるまでの猶予期間として大学に進学するなら、少なくとも進学する大学は子ども自らが真剣に選ぶようにしたいですね。子どもが大学のことを調べるうちに、行ってみたい大学や学びたいことが見つかることもあるでしょう。目標ができればそれに向かって努力し、結果的に大学に入ってからもしっかりと勉強するかもしれません。ただ進学できそうな大学に行くのではなくて、なぜこの大学を選ぶのかを子ども自身がきちんと考えることが大切になりそうです。

文・こもも 編集・まな イラスト・猫田カヨ

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