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<貧乏で後悔>高校受験を控えるわが子に「ごめん、私立無理」と言ってしまった。まだ手はある?

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子どもには自分の行きたい学校に行ってもらいたい。そう思っていても高校や大学の学費を目の前にすると、「ここには行かせられない」と泣く泣くわが子の進学先を変更する場合もあるのではないでしょうか。ママスタコミュニティには「ごめん、私立無理」というタイトルで、お子さんが高校受験を控えているママからこんな悲痛の声が寄せられました。

『「公立第一希望が厳しいならランクを落として」と言った。私立の同じくらいのレベル専願なら受かりそう。でもきょうだいもいるんだよ? 私立は無理。はぁー』

志望校である公立高校に落ちる可能性があるのであれば、ランクを下げて確実に受かる公立高校を受験してほしいという投稿者さん。学費の高い私立に通うとなると経済的にも大変になるため、私立ではなく公立に受かってほしいと考えているようですね。下のお子さんの学費もかかる事情はありつつも、経済的な事情からわが子の進学先を絞る申し訳なさが綴られていました。この投稿にママたちからはさまざまなコメントが寄せられています。

うちも高校までは公立で行かせるよ!

『うちもそうだよ。高校までは公立限定』

『公立第一希望が無理ならランク落とすは賛成。高校受験はチャレンジするところではないと思う。中3のこの時期、自分の実力と現実を見ないとね』

投稿者さんと同じように私立高校に行かせるのは経済的に難しいというママたちからは、共感のコメントが寄せられていました。住んでいる地域にもよりますが、高校までは公立に行かせ、大学は希望する場所へ進学させたいと考えるママたちは少なくないのではないでしょうか。実際に「最終目標が大学だから、高校まではランクを落として公立でいいのでは」「大学に行かないなら行きたい私立高校でもいいけど、私立大学に行く可能性があるなら厳しいよね」といったコメントも。

『私立は授業料以外も高いから、無償化になっても無理』

『私立ってその他の費用も高いんだよね。無償化といってもとりあえず先に払わないとならないのよ。そのお金がないと無理』

『うちも私立は無理。「私立に行くなら特待生で学費を出してもらう側になるのよ!」と言ったけど、圧倒的に無理』

ママたちからもコメントが寄せられましたが、東京都では下記のような助成金が開始されています。

『授業料の一部を助成する「私立高等学校等授業料軽減助成金」があります。令和5年度までは世帯年収約910万円未満の世帯が対象でしたが、令和6年度から、申請により所得に関わらず私立高校等の授業料負担を軽減することができます。』

ただしママたちからは私立高校は授業料だけでなく入学金や施設費、諸経費などその他にもさまざまお金がかかってくるというコメントがありました。もちろん学校にもよりますが、授業料以外の諸経費のことも考えて進学先を選ぶ必要がありそうですね。また優秀な成績で入学して特待生となり、学費を免除してもらったり奨学金を利用したりする方向性も考えられますが、これらもなかなか条件やハードルが高いのも否めません。

2馬力で働けばなんとかなる?「きょうだい差をつけるのはやめてあげて」

『そんなに無理か? 母親も普通に働けばなんとかなると思うけどな。2馬力でも行けない人はそもそも自分の年収に合った生活をしていないと思う』

『私はシングルで子ども1人、私立高校に行かせたよ。本人希望で進学もさせた。旦那さんがいるならどちらかがダブルワークもできるし、学費くらいはなんとかならない?』

投稿者さんが仕事をしているかどうかはわかりませんが、現在の収入では無理でも、夫婦共働きで世帯収入を上げれば私立高校に通わせることも検討できるのではないでしょうか。実際にシングルマザーとして頑張って働き、わが子を私立高校に行かせたというママからの体験談も。「夫婦で働いて生活費を切り詰めたり、贅沢をやめたりすれば私立高校に行かせることも可能では?」といったコメントも寄せられていました。

『親が同じように言って公立しか受けさせてもらえなかった。当時は親にお金を払ってもらっている分際だったから我慢したけど、親になったら何か腹が立ってきたんだよね。弟は私立に行ったし、うちの場合は私に学費を出したくなかっただけなんだろうけどさ』

またママたちからは「きょうだいで差をつけなければいいのでは」といった意見も。たとえば上の子は経済的な事情から行きたい高校や大学に行けなかったのに、下の子は希望通りに進学したというケースも珍しくないのではないでしょうか。数年の間で家庭の経済状況が変わることもあるので、上の子のときには「私立高校は無理」と伝えても、下の子のときになったら「私立高校でもいいよ」となるケースもあるでしょう。しかしきょうだいで差をつけられたママからは、「親を恨んだ」というリアルなエピソードも寄せられています。上の子も下の子も同じ条件で対応すれば、お子さんたちもネガティブな感情を抱くことなく、受け入れてくれるのではないでしょうか。

子どもを納得させるのも、踏ん張って働くのもどちらも間違いではない

『親の経済状況で進学先が限定されるのは胸が痛いよね。うちはシングルで子ども2人とも私立高校に行って、上の子は私立大学の芸術学部に通っている。今でも「好きな学校を選ばせてくれてありがとう」と言われる。本当に無理なら仕方ないけど、親の頑張りどころでもあるんじゃないかな』

『私はシングルで第一子が初の高校受験だけど、本人がかなり頑張ってくれたから特待生で入学金、授業料、その他の諸経費が私立無料になったよ。だからあなたも助成とか調べてみると、なにか使えるものがあるかもしれない』

『家庭の事情はそれぞれだから仕方ないでしょう』

ママのなかには「子どもの行きたい学校に行かせるのが親の務め」「将来的に子どもが親を恨むことがないように、今が踏ん張りどころでは?」といったコメントもありました。しかし物価高が続き、不安定な現代です。高校にせよ大学にせよ、経済的な事情でわが子に私立を諦めさせるという家庭も決して珍しくはないでしょう。ただ今できることとして、私立高校の助成制度を調べることをアドバイスする声もあったので、一度調べてみるといいかもしれませんね。
経済的な事情で私立を諦めさせることも、頑張って働いて節約して私立に行かせるのも、どちらもそれぞれの家庭の事情があり、正解も不正解もありません。ただ親としてはわが子にしっかり説明したり、きょうだいで差をつけないようにしたりするなど、親の気持ちや愛情を伝えて納得してもらうことが大事ではないでしょうか。「ごめん。私立無理」という簡単な言葉では子どもには伝わらないかもしれません。投稿者さんはママたちからのコメントを参考に、今後どうするかを決めていってほしいです。

文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
ごめん、私立無理