<寝言は寝ていえ!>元夫と離婚⇒ひとりで出産 救いの手を差し伸べてくれたのは…?【第2話まんが】
前回からの続き。私(エリ)はうつ病になったタカシから、離婚を言い渡されました。「早くひとりになりたい」「もう責任を負いたくない」そう言い続けるタカシの人生に、私とお腹の赤ちゃんは必要なくなっていたのです。怒ったり泣いたり、感情のコントロールがきなかいタカシ。どうにか一緒にいられる方法がないか模索をしましたが、結局は離婚したほうが幸せになれると思い、私たちは別れたのです。タカシからは子どもが18才になるまでの養育費を一括でもらいました。私はこれからひとりでこの子を育てていかなくてはいけない……そう強く決意したのです。
シンゴは大学時代の先輩です。優しくて誠実なシンゴとはいい友人関係が続いていたのです。私が出産したときも、シンゴは、産院にお見舞いにきてくれました。私はしばらく実家で暮らしながら、保育園が決まると職場へ復帰しました。
そろそろ実家を出ようかなと思っていたときのことでした……。シンゴから突然プロポーズされたのです。シンゴと結婚することに不安はありませんでしたが、逆に「私でいいの?」という疑問はありました。何度も話し合いを重ね、コウタが1才になる前に私たちは結婚したのです。
離婚後もたまにくる元夫からのメッセージ。一度だけ、子どもの写真がほしいと要求されたことがありました。嫌だったけれど、コウタの写真を送りました。
シンゴとの再婚が決まったとき、タカシに報告しました。それ以降、タカシから連絡がくることは一度もありませんでした。再婚後、シンゴはコウタをわが子のように可愛がり、愛してくれました。コウタもシンゴのことを「お父さん」と呼んでいます。
タカシとの離婚で心身ともに疲弊していた私にとって、シンゴは救いの存在でした。
どんなときでも一番の味方でいてくれるシンゴ。
コウタのことも本当の息子だと思って育ててくれました。
コウタにはまだ本当のことは話していません。
大人になったときに話そう、そうシンゴと2人で決めたのです。
コウタはシンゴのことを本当の父親だと思いながら成長し、今では毎日「お父さん! お父さん!」と慕っています。
コウタの下に弟が2人生まれ、5人家族となった私たちは幸せに暮らしていたのでした。
【第3話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・石井弥沙