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<冷めきった夫婦?>ケンカはないけど、一緒にいて楽しくもない。「仲よしだね」とは言われるけれど

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夫婦のカタチは千差万別で、当人たちさえ納得していれば正解も不正解もありません。とはいえ仲が悪いよりは、いいに越したことはありません。
今回ママスタコミュニティにあがったのは、自分たちの夫婦仲にモヤモヤする妻からの投稿でした。とりたてて仲が悪いわけではないものの、いいとも思えないそうで?

外から見える姿と実情には、違いも。それぞれの夫婦のカタチ

『歳をとっても仲よしの夫婦って、昔からそんな感じ? うちはこの数年、波がある。最近はダンナのテンションが低いから、話しかけても会話が続かない。周りからは「仲よしだね」と言われるけど、「なんで一緒にいるのかな」と思い始めた』

親世代を始め、周囲には仲よしの夫婦が多いという投稿者さん。テレビを観てあれこれ楽しそうに会話したり、ライブや映画、旅行などに一緒に出かける人たちが多いそうです。一方で自分たち夫婦は声を荒げて怒るなど大ゲンカはないものの、あれこれ話題を振っても「ふーん」としか返事がない場合が多いとか。ダンナさんの素っ気ない対応に、物足りなさを感じているようです。

『うちは友達歴があるから 、ずっとその感覚のまま。いまだにアホなことばかり言い合っている。夫婦でいる時間が一番楽しい』

届いたコメントに綴られた内容は、当然ですが夫婦それぞれ。投稿者さんが想像するように、仲のいい関係性が昔から変わらない場合もありました。「何もかもまったく合わないけど、一緒にいて一番楽な相手」という声も。仲よし夫婦の条件として誰もが真っ先に想像するであろう「気が合う」ではなくても、関係良好な場合もあるのですから夫婦は不思議です。

『うちは、表向きは仲よしと思われているかも。ただ日常は食事が終わればそれぞれの部屋にこもるし、会話も中身のないものばかり。一緒に出かけても楽しくない』

外から見るのと内実に、大きな差のある夫婦もいます。この方は「子どもがいる以上は義務だと思って一緒にいるけど、子どもが成人したらもういいかな」と、どうやら離婚も考えている様子。「すごく仲よしだと思っていた自分の親が、熟年離婚した」というコメントもありました。子どもにとっては青天の霹靂だったようですが、夫婦にしかわからないこともあるのでしょう。

仲よしのバロメーターは会話?もっと盛り上がりがほしい!

投稿者さんは会話の多い夫婦に憧れているようです。ダンナさんも結婚前はいろいろ話してくれていたのに、この数年は口数が減っているとか。「子どもとはよく遊んでいるし、私に『今、子どもが鉄棒で成功したから、見ていて』くらいは話しかけてくるけど」といいます。
たしかに夫婦のコミュニケーションの基本は、会話かもしれません。「うちのダンナはおしゃべりだから、会話も多い。仲もいいと思う」という人もいます。とはいえすべての家庭のダンナさんがおしゃべり好きとは限りません。

『お互い空気のような感じゃない? 気が向けば一緒に出かけてもいいし、とくにケンカもしない。刺激もなく淡々と暮らしている。でも「仲よしだね」と、よく言われる』

会話が多く飛び交うわけでなくても、不満のない夫婦もいます。お互い無口な夫婦だって、世のなかにはいるでしょう。そうした夫婦がみんな仲が悪いのかといえば、そうとは限らないはず。大切なことだけはきっちり伝えあっているのかもしれませんし、言葉はなくても思いが通じ合う関係性なのかもしれません。

『友達といると「◯◯の話をしたら、ダンナがこんなふうに言っていて……」なんて話になる。ひとつの話題からちゃんと会話になっていて、うらやましい』

こうまで思う投稿者さんは仲がいい悪い以前に、とにかくダンナさんと楽しいおしゃべりがしたいのですね。

変わっていく関係性。絆も愛も、月日とともに育まれていく

投稿内容から推測すると、投稿者のお子さんはおそらく幼児〜小学校低学年。実は届いたコメントのなかには「子どもがまだ小さい頃は不仲だったけど」と、その後に関係が改善したという体験談が少なくありませんでした。

『子どもが手を離れると余裕ができるから、仲よくなるよ。うちはふたりだけの生活になってからすごく仲がいい』

「子どもが高校生になってから」「子どもが大学に行き自立してから」など、子育てから解放されたことで夫婦どちらにも余裕ができるといいます。「子どもの手が離れて、ダンナも寂しくなったのかも。やけに私をかまってくるようになった」という声もありました。「それまでのような”ママとパパ”じゃなくなるから」といった想像や、「お金の余裕も出てきたから」という現実的なコメントも。

『ダンナとは離婚を考えたこともあったけど、人が変わったようにやさしくなった。「将来子どもが巣立ったあとは、ふたりで楽しく過ごしたい」と』

それまでのダンナさんはモラハラ気味だったとか。義実家の嫌がらせからも守ってくれないことが、離婚を考えた理由だったそうです。では、何がダンナさんを変えたのでしょう。それは義両親が立て続けに亡くなったこと。この方にとっての悩みが解消し、ダンナさんは「この先は妻とふたりきりだ」と現実が見えたことで心を入れ替えたのかもしれません。

「ケンカや別居、不倫まであった私の両親。でも今では気味が悪いほど仲よしに。何かを乗り越えたのだろうか?」というコメントもありました。人生をともに歩むなかには、いいことも悪いこともあるでしょう。一緒に乗り越えてきた絆が、後年の仲のよさにつながるとも考えられます。「お互い忍耐強くなったから」「最近は丸くなったのか、イラッとしても流せる」など、人間的な成長もあるようです。

『一緒に乗り越えるから、愛情も増す。出会ってからずっと仲よしでいられるほうが稀(まれ)じゃない? 愛は育むものだから』

山あり谷ありの人生のなか、投稿者さん夫婦は低空飛行の時期のようです。とはいえ、互いに相手を嫌っているわけではありません。この先さまざまな出来事を乗り越えるなかで、関係性が好転していく可能性は大いにあるはず。余裕がなさそうなダンナさんのテンションの低さは大目に見て、お子さんのためにも投稿者さんだけでも明るく楽しい家庭の雰囲気を心がけてはいかがでしょうか。

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・マメ美

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
歳とっても仲良い夫婦って、昔からそうなのかな