<乳幼児ママ800人に調査>子どもの朝食がパンだけの日は週に何日?約6割が……
子どもがいる家では朝はとにかくバタバタ! 幼稚園や学校に間に合わせるためになんとか朝食を食べさせようと、あれこれ工夫している人も多いのではないでしょうか。雪印メグミルク株式会社は先日、全国の3歳から小学校低学年の子どもを持つ20代から50代のママ800人を対象に「子育て朝食」に関する調査を実施しました。今回はその調査結果をご紹介します。
子どもの朝食の用意はなぜ大変?その理由第1位は……
調査ではまず、平日の子どもの朝食の用意を大変だと感じることがあるかを聞きました。すると「常に大変だと感じている」(39.5%)、「たまに大変だと感じている」(39.4%)を合わせて約8割のママが朝食の用意を大変だと感じていることが判明。
その理由を掘り下げてみると「忙しく準備する時間が十分にない」(45.5%)が1位に。次に「子どもが朝食を食べるのに時間がかかる」(43.1%)、「子どもが集中して食べてくれない」(41.4%)が続きました。子どもは朝起きたばかりだと集中力が続かなかったり、機嫌が悪かったりしがちですよね。そんななかで「早く食べなさい!」と子どもを急かすなど、常に時間に追われているママたちの悩みが浮き彫りになりました。
また「好きなものしか食べないこと」(39.3%)、「栄養が偏らないように献立を考えること」(34.4%)という理由もあり、朝から子どもの体を考えてバランスの取れた朝食を用意しようと奮闘しているママたちのリアルな悩みもうかがえます。
週に2日以上パンだけになってしまう家庭は約6割
次に「平日の朝食に、満足のいく品数を用意することは難しいと感じていますか」と聞いたところ、「非常に難しい」(52.3%)、「やや難しいと感じている」(37.0%)という結果に。とにかく時間のない平日の朝に、子どもも満足のできる品数の朝食を用意するハードルの高さが透けて見えます。
実際に平日の朝食には、手軽に食べやすいパンを重宝している家庭も多いのではないでしょうか。調査でも平日に子どもの朝食がパンだけの日はどのくらいあるかを聞いてみると「平日ほぼ毎日」(24.8%)、「週に4日程度」(9.0%)、「週に3日程度」(13.3%)、「週に2日程度」(12.5%)と、週に2日以上がパンだけになってしまう家庭は約6割にのぼりました。
さらにパンといっても菓子パンや惣菜パン、ジャムやバターを塗った食パンなど、さまざまな種類があるでしょう。もちろんパンの種類によっても栄養はさまざま。しかし「パンだけ」という朝食に対してネガティブなイメージを抱いているママも多く、「栄養が偏っている」(38.6%)、「どちらかといえば栄養が偏っている」(39.0%)、と全体の約8割が「栄養に偏りがあると思う」と感じていることがわかりました。
パンだけだと罪悪感を抱いてしまう人はこれをやってみて
今回の調査結果からは、栄養の偏りを感じながらも仕方なく、子どもに「パンだけの朝食」を食べさせているという理想と現実のギャップが感じられました。「パンだけでいいのかな」と罪悪感のようなものを抱きながらも、忙しくて時間がないなかでなんとか朝食を食べさせようと奮闘するママたち。パンだけでもいいから食べて幼稚園や学校に行ってほしいという、ママたちの日々の頑張りがうかがえますね。
パンだけだと腹持ちはするけれども栄養バランスが心配。だからといって朝から豪華なおかずは用意が難しい。そんなときに筆者がおすすめしたいのが「食べやすい野菜と、たんぱく質を一つずつ用意する」という方法です。たとえば野菜はミニトマトやブロッコリー、にんじんやきゅうりのスティックだと朝でもパクパク食べやすいです。またたんぱく質は生肉を調理するのは朝から難しいので、加工食品で代用。ハムやちくわ、魚肉ソーセージなど生のままでも食べられるものであれば、朝でも用意が簡単です。加工肉以外でも、チーズやゆで卵などもたんぱく質補給になりますよ。
また「平日の朝は毎日パンだけになってしまう」となっても、夜ご飯に栄養たっぷりの食事を用意すれば罪悪感も消えるのではないでしょうか。朝はとにかく時間との勝負ですから、頑張りすぎてママの負担が大きくなってしまってもよくないですよね。みなさんも罪悪感を持ちすぎることなく、毎日の朝食準備を乗り切りましょう!
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・マメ美