<体臭でトラブル!?>俺が…ワキガ!?妻の言葉も「信じられない」【第5話まんが:オサムの気持ち】
前回からの続き。俺はオサム。ある日、人材派遣請負会社の副社長から電話がありました。そして俺の体臭のせいで取引先からクレームがきて、出禁になったと聞かされました。今までも理由がわからないまま仕事を失ったり、仕事仲間が離れていったりした経験がありますが、体臭が理由だなんて初耳だしありえません。誠実に仕事を頑張っていたので、本当にショックでした。そのことを妻が知ると、意を決したように俺に「あなたは、きっとワキガよ」と言ってきました。こんなときに冗談を言うなんて……。
「デリケートな問題だから、どうしても本人にはなかなか言えないのよ」「信じられないのなら、今から一緒に病院へ行きましょう。確かめてもらえれば確実でしょう?」自分のニオイが誰かにとって不快である、なんて、受け止めるには誰だって勇気が必要ではないでしょうか。俺だって信じられません。
「理由もわからず嫌われたり、仕事を変えたりしなければいけないあなたを見ているのもツライの」妻の一言に、目が覚める思いでした。「抵抗があるならお風呂上りは、私が塗ってあげるから。腕をあげて、目をつぶっていていいよ」妻はこうも言ってくれました。いつも協力的な妻を悲しませるわけにはいきません。
「妻がいろいろと助言してくれて、ケアで何とかなりそうなんです」「これでダメなら病院へ行って専門家に相談します」「対策はきちんととります。次回指摘されたからと言って、またバックレるようなことはしません。今まで以上に頑張ります、お願いします!」俺は誠意と熱意が伝わるように話しました。
最初は親切だった人も、だんだん態度が変わって不親切になることに、俺は今まで何度も傷ついてきました。
けれど、その理由がワキガだったとは思いもよらなかったです。副社長と妻の指摘に最初は半信半疑だったけれど、今ではケアもできるし、感謝しています。
ニオイのことで人に指摘をするのはなかなか難しいこと。副社長や妻もきっと言い出しにくくて悩ませてしまったと思います。
2人の勇気のおかげで俺の人生までも変わって……結果オーライで本当によかったです。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・春野さくら 編集・塚田萌