<体臭でトラブル!?>やんわり伝えるも…「働いている証拠ですッ」話が通じない!?【第3話まんが】
前回からの続き。人材派遣請負会社で働いている私の仕事は、アルバイトを現場に手配すること。先日、物腰やわらかで真面目な30代のオサムさんを採用しました。しかし採用してすぐ、クライアントやアルバイトから「オサムさんの体臭に困っている」というクレームが相次ぎました。オサムさんが狭いバックヤードに入ると、それだけでその部屋はオサムさんのニオイでいっぱいになってしまうし、近くで仕事をしたくないという人も出てきました。「客商売だから、他の人を入れてほしい」というクライアントもいます。副社長は「オサムさんにケアをさせろ」と言いますが……私はオサムさんに指摘できる自信がありません。
副社長の遠まわしな言葉に、オサムさんはあっけらかんと「あぁ、みんな一生懸命汗をかいて仕事をしているので、しょうがないっちゃしょうがないですよね(笑)。そこはクライアントさんも人間だし、わかってくれていますよ」と。
「いいんですか!? 女の子たちは喜びそうですね! 他の子にも言っておきますよ」オサムさんはニオイに関して言われているのが自分のことだとまったく気づいていない様子です。ニオイに関して指摘するのはパワハラになるかも……。そう思って遠まわしに伝えても、わかってもらえないのであれば意味がありません。
本来なら、面接をした私が責任をもってオサムさんにクレームの事実を伝えないといけないのでしょう。
しかしオサムさんを傷つけると思うと、どうしても伝えることができません。なおかつ、言い方を間違えると「パワハラ」などと指摘される恐れもありそうだな、と思ったのです。
だからといって、オサムさんに仕事を任せられない理由を黙っていることはできませんよね……。私に代わり副社長がオサムさんに伝えてくれましたが、オサムさんに伝わるのでしょうか。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・春野さくら 編集・塚田萌