<家族旅行でグチる夫>誰が金を出したと思ってる?少しは「ねぎらい」を【第2話まんが:夫の気持ち】
前回からの続き。俺(コウヘイ)は妻のミサキと3才のタクト、1才のレナと暮らしている。子どもが小さいうちは何かと手がかかるし、俺自身も仕事を調整することが難しい。だから夫婦で話し合ったうえで、妻はしばらく専業主婦をし、俺は仕事を頑張るということになったのだ。そんなとき初めての家族旅行をしようという話が持ち上がった。妻とは子どもが産まれる前、よく一緒に旅行に行ったものだ。子どもたちとも楽しい想い出を作っていけたらと思っていたものの……。
妻とは子どもが産まれる前、よく一緒に旅行に行った。しかし幼い子どもを2人連れての旅行は、大人2人だけの旅行とは金額が大きく違う。少しでも節約するために、俺が車を運転することに決めた。目的地までは3~4時間の距離だ。
妻は子どものことばかりで、俺のことはないがしろにしている。金も出して車も出しているのは俺なのに。運転手をもっと気遣ってくれよ……。明日も運転をしないといけないから酒の量は控えた。我慢ばっかりの旅だ。そう思いながら眠りについた。
誰のおかげでこの旅行に来られたと思ってるんだ。誰が金を出して、誰が運転をして、ここまで来られたと思っているのだろう。
俺は別に家族旅行に反対だったわけじゃない。子どもたちと一緒に良い想い出にできたらという気持ちは嘘ではなかった。でも考えてみてほしい。いったい誰がこの旅行の費用を出したのか。いったい誰がここまでの道のりを運転してきたのか。妻は子どものことばかりで、その「誰」に対してのねぎらいが全く感じられない。こんな高い金を払って、何ひとつ楽しくない旅行だなんて……。俺はやるせない気持ちを抱えていた。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子