<幸せのお裾分け……?>本気でほしかったわけじゃないのに!【第19話まんが】#私のトホホな結婚式
前回からの続き。「結婚」にまつわる思い出はありますか? 人生の伴侶を決める「結婚」という瞬間は、一生にそう何度も訪れることはないでしょう。今回はそんな「結婚式」にまつわる物語。ママスタコミュニティに集まった、ママたちの体験談をオムニバス形式でお届けします。
私(ミサ)は30代前半の独身女子です。婚活はそこそこしていますが、仕事が忙しくてなかなか現実的ではありません。友人の紹介などで男性と会うこともありますが、どうしても「結婚」というものをリアルに考えられないのです。今は仕事を頑張って、いつか結婚したいと思える男性と出会えればいいな……なんて、甘い考えですが、そんな風に思いつつ毎日を過ごしていました。そして今日は、職場の後輩・ユウナちゃんの結婚式! かねてより結婚願望が高かったユウナちゃんは、キラキラと輝いています。幸せそうな後輩の姿を見られて、私も嬉しい気持ちになるのですが……?
それでも一応、ブーケトスも一種の「イベント」ではあるので、場の空気を壊さないように私や周りの独身のゲストが立ち上がり、前へ集まります。
ユウナちゃんと同年代のお友だちは既婚が多いため、前へ集まった独身女性たちは比較的年齢層が高く、どことなく皆さん「前どうぞ……」的な感じで遠慮し合っていました。
ユウナちゃんが後ろ向きでブーケを投げたとき、なんと! 誰もいない方にブーケが飛んで行ったのです!!!
必死にブーケを取りに行き、ボロボロの姿になった私は、きっと周りから見たら「ブーケがほしくて必死になった人」に見えたことでしょう……。
別に結婚がしたくないわけではないのですが、楽しい仕事と趣味、大好きな友人たちとの時間を過ごしていると、どうしても他の誰かと暮らすことが想像しにくくなってきてしまうのです。
そういう人生もありだと思うし、経済的にも精神的にも自立をしておくことが今は大事なのかもしれないなと思っていました。
そんな中での、必死にキャッチしたブーケトス……。「そこまでしてほしいんだ」と思われてしまうところに切なさはありますが、周りに気づかれにくいこんな気づかいもしつつ、これからも楽しく生活していきたいと思います。
原案・編集部 脚本 渡辺多絵 作画・まゆか! 編集・横内みか