<相性の悪いきょうだい>すぐに喧嘩をするわが子たち。育て方が悪かった?悩めるママができることは?
同じ家庭環境で育ったきょうだいでも、性格が合わない場合はあることでしょう。言い争いや、場合によっては手が出てしまうこともあるかもしれません。ママスタコミュニティのあるママも、お子さんのことで悩んでいるようです。こんな投稿がありました。
『中2と小6の子どもたちは、本当に相性が悪い。こんなに喧嘩ばかりするのは育て方が悪かったのかと思ったこともあるけれど、ある人にきょうだいにも相性はあるよと言われた。とにかくお互いのすることが気に入らないらしく、ピリピリムード。そういうきょうだいもいるの?』
投稿者さんのお子さんは、とにかく仲が悪く喧嘩ばかりしているそう。あまりの相性の悪さに、投稿者さんは子育てに問題があるのかと思ってしまったこともあるようです。でも、子どももそれぞれに性格の違いがあり、相手のことを好ましく思えない感情もあることでしょう。それに仲の悪い子どもたちに手を焼いているママは他にもいるようですよ。
ちょっとしたことで衝突する子どもたち。ママにとってもストレスに
『うちは小6と小5の姉妹だけれどそんな感じ。いつも言い合いをしている。その言い合いを聞くのがストレス』
『うちもそう。もう本当にイライラする。嫌なら顔を合わせなければよいのに、わざわざちょっかいを出して喧嘩するから理解不能』
相性が悪くて頻繁に言い争いをするきょうだいを前に、ママも大きなストレスを感じているようです。言い争いや喧嘩となれば声も大きくなり、言葉も乱暴になりがちですね。聞いていて気持ちのよいものではないですから、ママにとっては苛立ちの原因になってしまうそうです。
子どもの年齢も関係しているのかも
『中2と小6なら、そんなものでは? 思春期で親のことが気に入らないこともあるし、私もその頃は妹と喧嘩ばかりだった』
投稿者さんのお子さんは中学2年生と小学6年生ですから、思春期。この時期は親だけでなく、周囲のいろいろなことが気に入らずにイライラすることもあるでしょう。そういう時期だからこそ、相手のちょっとしたことが気に障り、喧嘩になってしまうのかもしれません。
『私の場合、高校大学と大人になるにつれて幼稚な喧嘩はなくなって、なんでも相談できる親友みたいに変わっていったよ。今は大変でも、悲観することはないと思う』
あるママの場合は、思春期にはきょうだいで喧嘩をしていたものの、年齢が高くなるに従ってお互いを理解できるようになったそうです。投稿者さんのお子さんも、もう少し時間が経過すれば相手を理解できるようになるかもしれませんね。親としては辛抱の時間になりそうですが、終わりがあると思うと少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
「相性が悪い」で片付けないで!
『私は姉妹で相性が最悪だったよ。でも、親のせいでもあると思っている。フォローしてくれなかったから。幼少期や思春期は喧嘩ばかりで、家庭が辛い場所だったよ。今は大人だし落ち着いた。親が対策を考えて工夫する必要があると思うよ。相性だから仕方ないと諦めないでほしいな』
子どもの相性が悪いのは生まれもった性格などもあるでしょうが、もしかしたら親との関わりにも原因があるのかもしれません。たとえば言い争いで傷つくようなことを言われた際に、親がフォローをせずにいると、子どもの心は傷ついたままになってしまうでしょう。喧嘩をすること自体は悪いことではないですが、言ってよいことやしてよいことの限度はあるはずです。きょうだい間の相性の問題もあるでしょうが、だからといって何もせずにいるのも考えものかもしれません。
相性の悪い子どもたち。ママができることは?
子どもたちを物理的に離す
『私自身がそうだった。2人目を産んだ親を恨んだよ。相性の悪いきょうだいならいない方がよい。嫌いな人と同じ家の中で、18年間寝食をともにするなんて地獄でしかないよ。可能なら、中学からでも寮に入れるなど、物理的に離れたら少し楽になると思う。辛いのは親より子どもたちだと思う』
きょうだいがいつも喧嘩をしてしまうのは、同じ空間にいることも原因の一つだと考えられます。相手のことが常に視界に入っていると、やはりイライラしてしまうものでしょう。そのため、物理的に距離をとることも解決策となってきそうです。たとえば、子どもが高校や中学に進学するタイミングで学校の寮に入ってもらうのもよいかもしれません。また上の子が高校を卒業した時点で一人暮らしをさせる方法などもありますね。寮や一人暮らしとまではいかなくても、同じ家の中で部屋を離すこともできそうです。
とにかく子どもたちを褒める
『姉妹だけど、そうならないようにとにかくお互いをヨイショしている。1人のときにそれぞれを褒めちぎって。とにかくヨイショだ!』
子どもがきょうだいのことを嫌うのは、自分と比較をしているからかもしれません。親にそんなつもりはなくとも、親が相手ばかりを可愛がっているように感じる場合もあるのではないでしょうか。それぞれのことを親がしっかりと褒めることが大事という意見もありました。心が穏やかになり相手の嫌な面ばかり見ることもなくなれば、喧嘩も鎮まるかもしれませんね。
子どもにも考え方や性格がありますから、きょうだいで相性が悪いのは仕方ない部分もあるでしょう。でも親として考えたいこと、できることもありそうですね。時間はかかるでしょうが、諦めずに子どもたちと向き合うことも大切かもしれません。
文・こもも 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
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