<余命半年の義母>実家に帰った私「最高最良の母でいればいい!」実母に励まされ……【第7話まんが】
前回からの続き。私は30歳のチハルです。夫のリョウマと結婚して双子の女の子(アカリ、マヒル)を授かりました。妊娠を伝えたとき「1人、堕ろすんでしょう?」と言ってきた義両親。産まれた後はかわいがってくれましたが、私は到底許すことはできません。そんなとき義母の病気がわかり余命半年と言われます。義母はまだ動けるうちに私たち一家と北海道旅行に行きたいと希望してきましたが、私は生後2か月の双子を連れていくのは非現実的だと断ります。すると「最低最悪の嫁」とののしられ、私はついに堪忍袋の緒が切れました。
「お父さん帰りましょう。チハルさんは私の願いなんて聞いてくれないんだもの」「お母さんの最後の願いなのになぁ」義両親は憤っているし、リョウマまで義両親の味方です。
リョウマには父親として子どもを第一に考えてほしかったのですが、残念ながらムリでした。
「しばらく実家に帰ってお義母さんに寄り添ってあげたら?」私がそう吐き捨てたのでリョウマも荷物をまとめ、義両親の後を追うように義実家へ向かったのでした。
そして私はリョウマのいない家で、たったひとりで双子育児をすることになりました。ひたすらにお世話に追われ、オムツを替えたり授乳したり急いで哺乳瓶を洗ったり……。同時に泣かれようものならドタバタです。
さすがに限界を感じ、実家に連絡をすると「帰っておいで」と一言。私は再び双子を連れてお世話になることにしました。何も言わず私を受け入れようとしてくれる母。その気持ちが本当にありがたかったです。
実家までは車で1時間です。到着した後もバタバタと双子のお世話に追われ、ようやく落ち着いたあと私は母に事情を説明しました。「いい嫁キャンペーン終了」というユーモラスな母の言い方に、思わず私はおどけて「ご理解いただきありがとうございます」とお礼を述べます。
「いいじゃない。最低最悪の嫁だろうが。それよりもこの子たちの最高最良の母でいなさい。何かあってからでは遅いし、後悔してもしきれないから」母の励ましの言葉が、とても心強く感じます。
里帰り出産から自宅に戻ってまだそんなに経っていないのに、ふたたび実家に戻ることになってしまいました……。母に事情を話したらあたたかく受け入れてもらえました。申し訳ないのですが、今は目の前の子どもたちのことが第一です。リョウマと義両親のことはとりあえず置いておいて、またしばらく実家でお世話になろうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子