<家族よりサッカー夫>ワンオペ体験した夫の気づき「余裕だと思っていた……けど!」【第6話まんが】
前回からの続き。最近のお話です。私はチグサ32歳。夫タケヒコと2人の子どもたち(ヨシト・6歳、ユウト・4歳)と暮らしています。夫はこのところ家族をおいてサッカーや飲み会と遊び歩き、休日を自分だけ好きなように過ごしているのです。怒りがわいた私は、普段夫がしているのと同じように事前に予定を言わずに丸1日家をあけました。そして高校時代の友人たちと会って、帰宅したのは夜。子どもたちはもう寝ていました。
友人たちとランチやショッピング、カラオケへ行って最後まで楽しんだあと、私は帰宅しました。思ったとおり、キッチンには食べたお皿やコップがそのまま。洗面所には外遊びで汚れた洗濯物が積まれ……。リビングには出しっぱなしのゲームやオモチャ、お菓子の空き袋などが散乱しています。
夫がリビングにやってきました。「チグサ……」夫が今日いちにち大変だったのは家のなかの惨状を見れば分かります。黙って出かけたことを怒られるのかと、一瞬身構えました。すると……。
「ごめんな。今日、めちゃくちゃ大変だった」謝罪の言葉が夫の口からすんなりと出てきたので驚きました。「最初は余裕だと思ってたんだ。だけど1時間ぐらいしたら、あれがほしい、これをしたいってだんだん騒ぎはじめて……」
「公園で一緒に遊んだけど、子どもの体力についていけなくてさ。やっと昼ごはん食べさせたけど、まだ半日残ってると思うとガクッときて……。夜にはもう限界で倒れそうだった。チグサがこうやって子どもの面倒をみてる間、俺は自分だけ好きに過ごしてたんだなって」
「そうだよな。本当に悪かった」頭を下げる夫を見て、これまで抱えていた夫へのモヤモヤが晴れました。マイペースすぎるときもあるけれど、こうして素直に気持ちをあらわしてくれるのは夫のいいところなんです。
「これからは家族との時間も取ってもらいます。遊びの予定はちゃんと事前に伝えてね。あと、私が休日出かけたいって言ったときは笑顔で見送ってほしい」私が伝えると夫は力強くうなずきました。「お、おう。笑顔な」
次の週末、私たちは家族で遠出をして大きな公園に行きました。夫と一緒にボールを蹴って走り回って、子どもたちも嬉しそう。だんだん手がかからなくなってくるとはいえ、まだまだ家族で過ごす時間は大切にしてもらわなければと思います。もちろん夫にだって、仲間とのサッカーや飲み会などでリフレッシュする時間は必要でしょう。ただあまりに家族をかえりみないときは、反省してもらう機会も必要かもしれません。私もときどきは友人とランチをして愚痴を聞いてもらったりして、家ではお互い笑顔でいられるようにしたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子