<家族よりサッカー夫>「ママ不在だと子どもが可哀想」……は?開いた口が塞がらない【第2話まんが】
前回からの続き。最近のお話です。私はチグサ32歳。夫タケヒコと2人の子どもたち(ヨシト・6歳、ユウト・4歳)と暮らしています。このところ私は夫に対して思うところがあります。それは休日の過ごし方です。家族をおいてサッカーや飲み会と遊び歩き、自分だけ好きなように過ごしているのです。そんなとき高校時代の友人から休日ランチの誘いがありました。毎週末不在の夫ですが、そんなときぐらいは子どもをみてくれるでしょう。いつも自分は遊んでいるんだからまさか断ったりしないだろうと思い、話をしたのですが……。
「そのときは子どもたちのことよろしくね」そう私が言ったとたん、夫の顔色が変わりました。
驚いた表情を浮かべたあと、なぜか口ごもった夫。いったい何を悩んでいるのでしょう。何もためらうところじゃないはずですが……。
「連れて行けばいいんじゃない?」夫の言葉に思わず顔が引きつります。自分は毎週末、家を空けているのに……。何を言っているのでしょう。ありえません。
「まあ、いいや。日にち決まったら言って。俺、風呂入ってくる」そう言って夫は話を打ち切り、そそくさとお風呂へと逃げていきました。これは……私が日にちを言ったら言ったで「その日はムリ」と断ってきそうな気配です。子どもたちのお世話から逃げきろうとしているのがミエミエです。
そのとき「ママ、眠れない……」と、ユウトが子ども部屋から出てきました。私は寝かしつけをするため添い寝をします。そして子どもたちの顔を見ながら、ユウトが産まれたときのことを思い出していました。
同じ親なのに……。いつも子どもの面倒をみている私は、ランチさえさせてもらえないの? 「子どもの面倒をみるのは母親であるべき」との夫の考えが透けてみえ、気分がムカムカしはじめます。週末、好きに過ごせるのは誰のおかげだと思っているのでしょう。
子どもたちのことをお願いするとなぜか浮かない顔をした夫。さらに「週末に母親がいないのはかわいそう」などと逃げ腰です。がっかりというより、怒りがわいてきました。普段自分は遊びに出てばかりいるのだから、たまには私を快く送り出してほしかった。「母親が子どもの面倒をみるものだ」なんて、親の役割を私だけに押しつけるような考えはどうかと思います。久しぶりの友人とのランチ、絶対に夫に子どもを任せて行ってやる! 私はそう決意したのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子