<何回言わせるの!>小学生のわが子は当たり前のことも自分でやろうとしない。毎日イライラします
子どもがある程度大きくなると、自分でできることが増えてくるものです。毎日の習慣になっていて、親が何も言わなくても自ら行動する子もいるのでしょう。しかし子どもによっては、自分からやろうとしない場合もあるようですね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。
『小学生のわが子は、当たり前のことが当たり前にできない。だから、あれやった? これやった? なぜ言われないとやらないの? と毎日言ってしまう。私も毎日イライラ……』
小学生のお子さんがいる投稿者さん。当たり前のことができないお子さんに、つい強い口調で促したり確認したりしてしまうそうです。しかし何度も同じことを指摘されてしまうとお子さんも嫌な思いをしますし、言っている投稿者さんもイライラしてしまいますね。投稿内のママたちも、同じような状況で頭を悩ませているようですよ。
思うように行動しない子どもにイライラ
『わかるわー。うちもそう。言わないとやらない、言ってもやらない。言わないで様子を見ていても結局やらなくて、私のイライラが勝ってしまう』
子どもの様子を見ていると、ママが思ったように行動してくれないこともあるでしょう。そうすると思わず口出しをしてしまいますが、それも好ましくないと考えているようです。逆に黙って見ていたら子どもは何もしないので、ママのイライラも頂点に。ママ自身がどうすればよいのかわからないこともあり、苛立ちが大きくなるのかもしれません。
子どもに対してママができることは?
何も言わずに見守る
『わが家もそうだったので静観したところ、子どもが自分で気づくようになりイライラが減りました』
子どもに対して何も言わないでいるのも、親としてできることですね。あるママもそれを実践したそうです。最初は子どもの行動にイライラしてしまうでしょうが、ここはママも我慢ですね。あえて見守るようにしたら、子ども自身が自分で行動できるようになったそうです。
このアドバイスに対し、投稿者さんはある不安を明かしてくれました。
『たとえば何も言わなかったら忘れ物をしてしまう。ちゃんと準備をしないから。それに対してイライラして耐えられない。忘れて本人が困る経験させた方がよいのかな』
投稿者さんがお子さんに何も言わないでいると、学校で必要なものを忘れてしまうこともあるそうです。前日にきちんと準備をすれば忘れ物も防げますが、投稿者さんのお子さんはそれができません。これまで何度も言っているのでしょうが、それでも準備をしないからこそ投稿者さんはイライラしてしまうのだそう。いっそのこと、忘れ物をして先生に叱られた方がよいのでは? と考えてしまいますね。そうすれば忘れ物をしないように子どもも注意するようになるのかもしれません。
『忘れ物させて学ばせる、失敗させて学ばせるという教育方法はやめてと学校から言われているよ。それは高学年からにしてと。低学年では忘れ物すると気持ちがざわついたり自信をなくしたりして、子どもにとってよくないと言われた。低学年では一緒に準備をして、中学年ではあとで親が確認、高学年から本人に任せてもよいと先生から懇談会で言われた』
忘れ物をするとどうなるのかを、子ども自身が経験することも大切という考えもあります。しかしあるママは、それは学年によって違うと学校の先生に言われたそうです。もし投稿者さんのお子さんが低学年ならば、忘れ物をすることで焦ったり不安になったりして、次から注意しようという考えにはなりにくいのかもしれません。忘れ物に関しては、学年によって対応の仕方を変えるという考えもありなのでしょう。
チェックリストを作る
『子どもが小学生のときはチェックリストを作っていた。習慣づいても目につくところにあると安心すると言って、ときどき見ていたよ』
学校の準備や忘れ物チェックだけではなく、家に帰宅したらやることをリスト化して見える場所に貼っておくのもよさそうです。毎日それを見ていればいずれ習慣になり、ママが何も言わなくても行動できるようになるかもしれません。また習慣になったとしても、ときどき再確認ができると子どもも安心でしょう。
「怒られるからやる」から抜け出そう
『投稿者さんからすれば「言われないとやらない!」だけれど、子どもからすれば「言われたからやる」になっていると思うんだよね。たぶん子どもはやる意味がわからない、必要性を感じてないからやらないと思うから、なぜやるのかをもう一度説明してみたらどうだろう』
『親に怒られてやっているのと、怒られないためにやるのとでは、違いがあるからね。自分のためにやらなければならないと気付かせるのは大事だなと思うよ』
子どもが思ったように行動してくれないと、親としては注意をしたり、ときに怒ったりしてしまうもの。子どもに対してもイライラしますし、怒っている自分にも苛立ちを感じることがありますよね。子どもが自分で行動しないのは、それをする本当の意味を理解していないからかもしれません。親に怒られたくない一心で行動すると、その場を切り抜けることばかり考えてしまい、また同じことを繰り返す場合もありますね。一方で、行動することの意味を知っていれば、いつでも自分から動けるようになるのでしょう。子どもに行動を促すような言葉をかけたくなる気持ちもわかりますが、行動することで何を防げるのかや、どんなメリットがあるのかを話してみるのもよいかもしれませんね。
文・こもも 編集・みやび イラスト・Ponko
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