<職場で迷惑バレンタイン?>片思いの人にチョコレートを渡すチャンス【第3話まんが:カヤの気持ち】
前回からの続き。私はカヤ。すごく小さな会社で事務のお仕事をしています。社員さんは数えるくらいしかいないし、職場にはいつも和気あいあいとした空気が流れています。私が最年少ということもあって、職場の人たちがみんな優しくしてくれるのもありがたいです。特に同じ事務員として働いているホナミさんはとても頼りがいのある先輩。仲良くさせてもらっていると思っています。そして私、この職場でなんと……運命の出会いもあったのです!
私は、以前勤めていた会社で既婚者である上司に恋をしてしまいました。もちろん上司に家庭があることは知っていたので、遠くから眺めているだけ。上司は私の気持ちに気付いてなかったでしょう。しかしある日、上司の家庭にお子さんが産まれたと知って、私は強いショックを受けました。「もうここにはいたくない」という一心で退職、今の職場に転職しました。新しい職場でサエキさんを見てびっくり! 外見や雰囲気が元上司にそっくりなのです。それからずっとサエキさんが気になっています。さらにこの間の新年会では「どうやら両思いらしい」と思える出来事があったのです……。
私たちが話しているのを見て、職場のおじさんたちは「若い子たちはいいねえ」とニコニコしています。おじさんたちから見ても、私たちはお似合いということでしょう。(狭い職場で恋愛しちゃうのは良くないかもしれないけれど……でも運命だから仕方ないよね)その日はいつもよりもお酒がおいしく感じられました。男性に思いを伝えるとなると、やはりバレンタインがピッタリでしょう。新年会の次の日、私はさっそくホナミさんに相談をしました。
サエキさんの好きな女性のタイプを聞く限りでは、サエキさんと私が両想いなのは確実……。これは運命なのではないでしょうか。ずっと一緒に仕事をしているのに何も言ってこないところを見ると、サエキさんはきっとシャイな人なんだと思います。私からアプローチをして、告白しやすい雰囲気にしてあげなければ。ホナミさんには「職場でバレンタインはナシ」と止められたけれど、チョコをあげないわけにはいきません。チャンスを逃すつもりはないのです。私、がんばります!
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・べるこ