<こじらせ義姉の事情>疎遠でいい!勝ち誇った義姉の顔「産後だとしても許せない!」【第3話まんが】
前回からの続き。最近のお話です。私(リサ)は、夫のジンと3才の娘ユキナとの3人家族です。義実家は車で1時間ほどの距離にあり、義両親はユキナのことをとても可愛がってくれました。しかし夫の姉スミレさんとは微妙な関係。あまり会うこともないので気にしないようにしていたのですが、夫との関係もあまり良くないみたいなのです。
先日義父が亡くなり、その翌月には夫の姉スミレさんが出産。悲しみに暮れる義母もそれを機に少しずつ元気を取り戻しているように思えました。お互いに「ママ」になったことで、もしかしたら義姉とも新しい関係が築けるのかもしれない……。私もそんなふうに思っていたのです。しかし……。
義父の四十九日の席で「やっぱり自分の娘が産んだ孫の方がカワイイでしょ?」と、義姉。あまりに非常識な質問に、義母をはじめ私も夫も呆然としてしまったのでした。
あまりに場の空気が悪くなったので、義姉の旦那さんであるマサヒロさんが「スミレ、奥で休んでいよう!」と義姉を部屋に連れていきました。義姉夫婦の姿が見えなくなった後、私は夫にたずねます。
「本当にごめん……。なんか……産後ハイにでもなってんのかな……」夫が言うと、義母も深々と頭を下げます。「リサちゃん、本当にごめんなさい……」
「こういうことが続くようならあんまり会いたくないな……」思わず私がつぶやくと、義母がフォローするように言ってくれました。「これ以上リサちゃんにイヤな思いをさせられないし、別にスミレに会わなくても、いいから。ね?」
帰りの車のなかで、私は義姉の言葉を思い出していました。あのとき義姉は確かに、私に向かってニヤリと笑っていました。私にとって、義姉の笑顔は「勝ち誇った」表情に見えたのです。
私よりも「上」に立ったつもりの義姉に対して、私は「負けた」も「悔しい」も何も感じていませんでした。ただあんなことを言われ、「産後だから」という理由で何ごともなかったように接することができるほど、私も人間ができていないのです。面倒なことには巻き込まれたくない、そう心に誓ったのでした。
まるで「義母は私のもの」と言わんばかりの顔で、私にマウントをとってきた義姉。もしかしたら私に「勝った」と思ったのかもしれませんが、私は義姉がそんな人間だったことにショックを受けてしまいました。義姉との関係が出産を機に良い方に変わるかもしれない、と考えた自分がバカらしくなりました。しかも私だけならまだしも、ユキナまで牽制してくるなんて。それが疎遠を決定づけたできごとになりました。もともと期待していたほどの仲ではなかったけれど、なるべくしてなった関係だと思い、これからは義姉が来ないときに義実家に行こうと思ったのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子