<生活費10万を義母に……?>「義母は冷たい人」増える負担、メリットのない同居!【第3話まんが】
前回からの続き。私(レイカ)は、結婚後夫(アキオ)の両親と同居をしています。新婚なので、最初は夫婦2人だけでの生活をスタートすることも考えたのですが、将来のために、今は貯金をすることを優先したいと同居を決断しました。義実家での同居なら家賃が浮くのでとても助かります。アキオさんの両親も理解を示してくれて同居生活がスタートしました。ところが最初は「月5万円」と言われていた生活費がどんどん増額されてしまい、今では「月10万円」を家計に入れてほしいと言われてしまったのです。
生活費で「月10万円」というのは、決して安い金額ではないとは思っています。でも、正直、10万円もあったら切り詰めれば、マンションを借りて2人だけで暮らすこともできるかもしれません。
「同居のこと、あらためて話し合わない?」とアキオさんに提案しました。
しかし、アキオさんの話によると、生活費を多く入れる代わりに、私が担当する家事を減らしていいと義母は言っているようで「いまの生活でレイカも助かってることもたくさんあるだろ? それに、レイカが仕事に集中できるように、母さんも応援してるんじゃないかな」と同居を解消する意思はなさそうです。
月10万円を生活費として入れるようになり、私は前にも増して仕事にエネルギーを注ぐようになりました。家事は義母がしてくれるというので、残業も積極的にするようになり、帰る時間も以前より遅くなりました。
「あれ? なんかお義母さんのいまの言い方、嫌味っぽくない?」休日の朝、ゆっくり起床した私に言ってきたひと言が気になりました。普段、遅くまで働いているのだから休みの日くらい私が何時に起きようといいじゃないですか。
家事の量を減らしていいとアキオさんから聞いていたのに、義母から洗濯をやるように言われました。なんで私がやらないといけないの? 家に居られるときくらい、ゆっくり休みたいのに。
義母の私に家事をさせようとする言動は続きました。今日は、義母は自分が出かけるからって私に食事の用意をするように言うのです。しかも、義父の分まで私に作るようにと!
「レイカさん、お休みの日くらい、少しはお願いね。じゃあ、行ってきまーす」とそそくさと出掛けていきました。生活費を10万円も渡しているのに、こんなに家事までやらされるの?
義母が私に家事を振ってくる頻度が確実に増えました。私、最近仕事を増やしたから疲れてるのに。
応援してるとか何とかいって、あれって最初のうちだけだったのかな? だんだん義母が冷たい人に見えてきました。それに、最近の義母は人が変わったように感じて少し怖いです。同居、なんかイヤになってきちゃいました。アキオさんに私の不満をぶつけると、自分から義母にうまく伝えると言ってくれました。
そんなある日。義母から決定的な投げかけがありました。
「家族なんだから助け合いましょうよ」と、家事分担についての義母の言い方に私も腹が立って言い返してしまいました。
アキオさんからは、生活費を増額する分、家事を義母にまかせて仕事に専念していいと義母が言っていると聞いていました。それなのに、この義母のやり方はひどすぎます。お金もとって、家事をやれなんて同居のメリットがなさすぎる!
はじめはうまくいっていると思っていた義両親との同居。しかし日を追うごとに生活費を増額したのに家事をよく頼まれるようになって、私はストレスが溜まっていきました。最初に決めたはずの生活費5万円から、ほんの1年で10万円に増額。アキオさんは「俺が間を取り持つから」と言ってくれるので、なんとか私は持ちこたえていたのですが、とうとう私の我慢も限界です。義母との衝突を機に、私は義実家での同居を解消することにしたのでした。
原案・編集部 脚本・古川あさこ 作画・ちょもす 編集・横内みか