<ママ友からの宣戦布告>高価なプレゼントにモヤモヤ!まさか……不倫に発展フラグ?【第2話まんが】
前回からの続き。半年ほど前の話です。私はシホ、夫キョウスケと9歳の息子ハルタとの3人暮らしです。ハルタはテニス教室で同じ学年のリクくんと仲が良く、そのママであるアヤコさんともよく話すようになりました。夫のキョウスケはテニス経験者。たまにハルタとリクくんを連れて近所のテニスコートへ練習しに行ったりもしています。しかし最近、やたらキョウスケの話題ばかり持ち出すアヤコさん。ある日私のいないところでキョウスケに誕生日プレゼントを渡したと分かり、モヤモヤしてしまいます。
「でも、よその旦那にわざわざプレゼントって……」「いや、深い意味はないと思うよ。中身はなんだろう?」キョウスケは心配する私をよそに包装を開けました。
実はアヤコさんは以前、私の誕生日に手作りのお菓子をくれたのです。だから今回もクッキーやハンカチなどのちょっとしたものかなと思ったのですが……。中身はなんとブランド物のスポーツウェア!! 一瞬見ただけで、高価なものだと分かります。
よその夫にわざわざ高価なものをプレゼントするなんて、深い意味を感じざるを得ません。しかも身につけるものなんて……。それなのにキョウスケはいぶかしむどころか喜んでいるので、余計にモヤモヤします。さっそく着てみようと手にとったキョウスケを、私は思わず止めました。
私はキョウスケがもらったスポーツウェアを洗濯しながら深いため息をつきました。アヤコさんは明らかにキョウスケに好意を抱いているように思うのです。鈍感なキョウスケはそのことに気づいていません。そして翌日パート先に出勤すると、同僚のミカさんが話しかけてきました。
私がプレゼントのことを打ち明けると、ミカさんは同情してくれました。「身につけるものって……なんかイヤだね」
「そうなんだよ……。でもキョウスケはそういうの鈍感みたいで、無邪気に喜んでいて……。別に不倫に発展しそうな様子はないと思うんだけどね」「……まぁ、今はね?」ミカさんの言葉に心がざわつきます。
ミカさんは私を諭すように言います。「その誕生日プレゼントは宣戦布告だよ! キョウスケさんを必ず落とします、ってことじゃない? 油断しないほうがいいよ。男の人って押しに弱いから」
「そもそもなんでキョウスケさんの誕生日を知ってたの?」そう聞かれてハッとしました。アヤコさんにキョウスケの年齢を聞かれたとき、私はうっかり「今週の日曜で37歳になるよ」と伝えてしまったのです。アヤコさんはキョウスケと同学年であることではなく、さりげなく誕生日を聞けたことに喜んだのでしょう。まんまと彼女の作戦にのってしまって悔しいです。
わざわざ誕生日にブランドもののスポーツウェアをあげるなんて、絶対になにか意図があると思います。もしミカさんが言うように、私への「宣戦布告」だったら……? キョウスケのことは信じているけれど、このまま放っておくと関係に進展があるんじゃないかと怖いです。けれど本当にただの善意だった場合、いきなり「夫にプレゼントなんてやめて」と言うのも失礼です。私はどうやってアヤコさんに釘を刺せばいいのかわからず頭を悩ませるのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・風沢氷花 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子