<元カノに会いたがる旦那>中学時代から成長しない旦那と元カノ。気持ちが……冷めた【第5話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はマユノ(30歳)、育休中です。9か月の娘・ヒナの子育てに悪戦苦闘する日々の中、旦那・コウヘイ(30歳)がある日突然「今から元カノに会いに行く」と言い出したのです。どうやら元カノの体調が思わしくないようです。結局その日は未遂に終わって浮気も全否定されたのですが、後日コウヘイが「今日は帰れないかもしれない」と言い残して元カノに会いに行ってしまったのです。絶望して義母に相談するとやさしく対応してくれたのですが、義母が中学時代のコウヘイと元カノの写真を見せてきました。真意がわからない私は、動揺してフリーズしてしまいました。
中学時代に発していた「ルカは俺がいないとダメ」という言葉をわざわざ私に言ってくるなんて……気持ちがすっと冷めていきました。
義母は大きなため息をつくと、私に何度も謝りました。きっと自分の息子の黒歴史を嫁に話すことは相当勇気のいることだったに違いありません。それなのに私に話してくれたことがありがたかったです。
そして義母が話してくれたことで気がつきました。コウヘイも元カノも中学時代から精神年齢がまったく変わっていないのです。きっと元カノの病気をきっかけに気持ちが盛り上がり、家庭をないがしろにして突っ走ったのでしょう。
きっとコウヘイは元カノを心配しているわけでも大切にしているわけでもなく、ただ単にどこまでも自己中で幼稚なのだと思います。だからこそ、下手に隠すよりも、元カノと会うと正直に言えば、浮気だと疑われないと安易に考えたのでしょう。
ムカつくのと同時に、私は吹っ切れました。これ以上私が我慢する必要なんてないと思ったのです。ヒナのことも、育児をまったくしない幼稚な父親といるくらいなら私がひとりで責任を持って育てたほうがいいと思えるようになりました。
義母は少し切なそうにはにかむと、私をやさしく抱きしめてくれました。抱きしめてくれた義母のあたたかさが体に伝わってきて、思わず涙が出そうになります。
結婚していても心が通じるわけじゃない。でも、血がつながっていなくても心が通じることがある。結局法的なしばりは関係なくて、最後は純粋な人と人とのつながりなんだなと強く実感しました。これからも義母のことは大切にしていきたいです。
離婚の決意は固めました。あとはコウヘイに伝えるだけです。勇気をもってコウヘイに向き合おうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・風沢氷花 作画・善哉あん 編集・elokuu