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<優しい義母のウラの顔>謝りたい!妻を信じられなかった自分の間違い【第12話まんが:夫の気持ち】

前回からの続き。数年前の話です。俺(タクヤ)は息子のケントと娘のルミがまだ幼い頃に、元妻のシノと離婚している。結婚して間もなくシノが母さんのことを嫌がるようになり、余命わずかの母さんからの謝罪すら無視するのでついに愛想が尽きたのだ。しかしそのとき親戚のおばさんに言われた「離婚になったのは、タクヤがシノさんの味方をしなかったからだ」という言葉は、ずっと心に引っかかっていた。それから月日は経ち母さんの7回忌。成長したケントから「ばあちゃんは俺の服、全部捨てたんだな……」と聞かされ、俺たちきょうだいは衝撃的な事実を知ることになる。
12-1-1【修正版】
「捨てたって……何かの勘違いじゃないのか?」「でも、現にないじゃん。あの頃は『なんでこんなことするんだろう?』ってわけわからなかったから、よく覚えてるんだ。今思えば、ばあちゃんは気に入らなかったのかなって……」

12-1-2【修正版】
「しかも捨ててるって……。どんだけ母さんのこと、嫌いだったんだよ……っと」そう言いかけ、あわてて手で自分の口をふさいだケント。「どうした?」と聞くと、おずおずと口を開きます。「母さんに『亡くなった方を悪く言うのはダメ』って言われていたから……」
12-2-1【修正版】
ケントはその話をシノにもしたようです。「どうしてばあちゃんって、あんなことしたんだろう~? なんか感じ悪くない?」しかしシノは……。

12-2-2
7回忌を終えてケントが帰った後、俺はあらためて姉や妹と話します。「結局、お母さんは……シノさんのことが嫌いだったってこと?」「で……でも、それもシノさんが何かお母さんに嫌われるようなことをしたからじゃないの?」「そういえば確かずっと昔、シノが……」
12-3-1
「自分以外の人のことなんて、本当のところは分からないはずなのにさ。俺はシノを信じてあげることができなかった。それだけなんだよ……。葬式のときにおばさんが言ったことの意味が、やっと分かったよ……」

12-3-2
ケントの話を聞くまで、シノに何を言われても「母さんがそんなことするはずない」と思っていた。ただもう今となっては、その事実を確かめるすべはない。そもそも「母さんが悪い」とか「シノが悪い」とか、そういう話ではなかったのかもしれない。どちらが悪いとか関係なく、俺は常に「シノの味方」でなくてはいけなかった。今さら気が付いても遅いけれど、気付くことができただけ良かったのかもしれない。シノに謝りたい……そう強く思った。

【第13話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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